製作記~MG真武者頑駄無~その23
5月
12日
まず、最初は本当は黒いパーツはこういう塗装にしたかった、クリアブラックによるキャンディ塗装です。しかも下地をマットな黒にすれば、アルマイト加工っぽい色を再現できると思っていましたが、見事に轟沈!クリアブラックが薄すぎるのかもしれません。もっと重ねれば、もっと黒くなったかとは思いますが、ちょっと微妙。鉛筆っぽくなってしまいました。ということで、結局プライマーZで塗ることにしました。
ちなみに、左から
「プライマーZ+ビスマスパール+クリアブラック」
「ピュアブラック+ビスマスパール+クリアブラック」
「プライマーZ+プレミアムメッキシルバー+クリアブラック」
「ピュアブラック+プレミアムメッキシルバー+クリアブラック」
です。写真がしょぼいのであまり参考にはなりませんが。
次に、金塗装の実験です。とはいえ、フィニッシャーズの赤金と青金を使う予定でしたので、基本的にこの2色の実験です。
左から
「プライマーZ+赤金」
「ピュアブラック+赤金」
「自作ダークブラウン+赤金」
です。黒ベースだと青味が出るということなので、ブラウン系の下地を考えました。しかし、フィニッシャーズは粒子が細かく下地を影響をあまり受けないようです。実際肉眼で見ると若干ブラウン系を下地にしたほうが赤みが強く出るかな、というところですが、それほど明確な差は出ませんでした。ということで、黒下地でまとめられるものはまとめて塗装しようと思います。
青金の実験は、実は次の徳川家康Verの本体のための実験です。これは、ブラウン系を下地にするとちょっと赤みが出てしまい、青金にした意味が薄れるので、黒下地でよさそうです。テストピースは左から順に
「プライマーZ+青金」
「ピュアブラック+青金」
「自作ダークブラウン+青金」
です。
予想外だったのが、クリアブラウンを使ったキャンディ塗装です。
当初予定では、もっと茶色に出る予定でした。あわよくば深い赤系のキャンディ塗装で使うつもりでした。ところが、なんと金色になりました。実はこれが一番ゴールドメッキっぽいかもしれません。左から
「プライマーZ+ビスマスパール+クリアブラウン」
「ピュアブラック+ビスマスパール+クリアブラウン」
「自作ダークブラウン+プレミアムメッキシルバー+クリアブラウン」
です。
その次が、メタルブラッディレッドです。これは、予想通りの部分と予想外の部分があります。まず、予想通りだったのは、黒系の下地は使えない、ということです。黒は青味の成分が入っているので、その上から赤系のメタル色を塗ると青と反応して紫っぽくなってしまいます。今回は赤くする必要があるので、黒下地は使えません。これは予想通り。一方、赤系としてもっと深い赤になることを期待していたので、この点では大きく期待外れです。左から
「プライマーZ+メタルブラッディレッド」
「ピュアブラック+メタルブラッディレッド」
「自作ダークブラウン+メタルブラッディレッド」
です。
そこで、次に考えたのが、同系統のディープクリアレッドを上塗りすることです。これによってもっと赤くなるかと思いました。が、これも失敗。もっと赤くなると思ったのですが、それほどでもないです。左から
「プライマーZ+メタルブラッディレッド+ディープクリアレッド」
「ピュアブラック+メタルブラッディレッド+ディープクリアレッド」
「自作ダークブラウン+メタルブラッディレッド+ディープクリアレッド」
です。
最後が、期待の新人、プレミアムメッキシルバーです。
期待したのですが、はっきり言えば名前負けですね。クレオスのメッキシルバーはメッキの名にふさわしいメッキ感が出ていました。しかし、これはどうでしょう?キャンディ塗装の下地としては使えるかもしれません。左から
「プライマーZ+プレミアムメッキシルバー」
「ピュアブラック+プレミアムメッキシルバー」
です。
結局一番重要な赤をどうするかが決まりませんでした。
もう一度テストピースで実験する必要があります。