● BCA土曜学校のコラムVol.77●
卒業
今年度のBCA土曜学校の卒業式、卒園式、終業式は、オンラインでの式となりました。
3月の授業が行えなくなり、先生達も土曜学校の皆さんと会えず寂しい思いをしています。そんな中、年度の節目となる儀式を大事にし、頑張った皆さん共にこの一年を締めくくりたいという校長先生の強い思いで企画されたのがオンラインの卒業式、卒園式、終業式です。
いつもとは違う形ですが、皆さんの今までの頑張りを讃え、次のステップでの頑張りを願う気持ちは同じです。そんな思いを共有できる時間になればと思います。
「卒業」という言葉は、「業」を「卒える(終える)」と書きます。
意味は、大きく二つです。
①学校での学業課程を学び終えること。また、学び終えて学校を去ること。
〈例〉土曜学校の小学部を卒業する。
②ある状態や段階を通過して次の段階に進むこと。
〈例〉もうゲームは卒業した。
「卒」という字は、衣の襟を重ねて結び留めた形を表しています。亡くなった方の衣の襟を重ね合わせることで、死者の魂の脱出や邪悪な霊が入り込むのを防いだといわれ、「終わる、つきる、死ぬ、ついに」の意味から、「最後にしめくくる」「終わる」へと変化したのだそうです。
「業」という字は、楽器を並べてたてかける台の形を表しています。その台から「文字を書いた板」という意味になり、文字板に書かれたことについて知識を得るということから「学ぶ」や「仕事」という意味が派生し、「学び」へとつながったといわれています。
それで、学校での学びを終了した時には、「終わる」の意味がある「卒」と「学び」の意味がある「業」を合わせて「卒業」です。
幼稚園の場合は「卒園」と言います。
「園」という字は、「囗」が形を「袁」が音を表し、「囗」はかこい、「袁」はゆったりと広いという意味を持ちます。そこから、子どもが遊んだりする場所をさす言葉としても用いられるようになりました。
「卒業式」は、英語では「commencement」「始まり」という意味ですね。
日本の、「終わり」という意味の儀式と違うところがおもしろいと思います。
日本とアメリカの言葉を合わせて、「終わりは始まり」とても素敵です。
BCA土曜学校の皆さん、卒業・卒園・終業おめでとうございます。
春は新しい一歩を踏み出す季節です。「終わり」は次の「始まり」。
新たな門出を職員一同心からお祝い申し上げます。
● BCA土曜学校のコラムVol.76●
花
ベルビューにもいつの間にか春が訪れ、美しい花が咲きはじめました。
桜のやさしいピンク、水仙のあたたかい黄色、「花」は見る人の心を和ませてくれます。
世界中が厳しい状況におかれている今、時節になって咲き出した花たちが、私たちも頑張って花を咲かせるから「人間も頑張って!」と言っているように感じます。
BCA土曜学校の皆さん、元気に過ごしているでしょうか。
「花」という文字の上の部分は、木の花や葉が長く垂れさがる様子を表し、下の部分は「化」変化する様子を表していることから、生物としての草木の花として使われるようになりました。
語源は、美しく目を引くことから物の突き出た先の部分をさす「端(はな)」。開くを意味する「放つ」の「はな」。「葉」に接尾辞の「な」で「はな」。「早生(はやくなる)」の意味で「はな」。「春成(はるなる)」で「はな」などの説があるようです。
もともとの字は、楡華校長先生の「華」です。美しい、華やか、彩り、装飾、栄える、名声が上がるなどの意味を持ち、「花」に比べると勢いとあでやかさやがある文字です。
「花」は、主に様々な植物の花そのものを表現する言葉と使われていますが、花が開いたように美しく人を引きつける様子や勢いなどが盛んな様子、特にきわだっている様子などにも使われます。
例えば「花が咲く」は、植物の花が開くという意味と、「土曜学校の話に花が咲く」のように話が盛り上がるという意味や、「彼の人生に花が咲く」のようにきわだつ時期を迎えているという意味があります。
「花」のつく慣用句から
○花も恥じらう(はなもはじらう) 美しい花さえ引け目を感じるほどの若い女性の美しさ。
○高嶺の花(たかねのはな) 見えてはいるのに手が届かないもの。自分のものにはできないもの。
○花を添える(はなをそえる) 美しいものの上にさらに美しさを加えること。
○花より団子だんご(はなよりだんご)美しい花をながめるより美味しい団子がいい。風流より実利を選ぶことのたとえ。
○番茶も出花(ばんちゃもでばな)器量のよくない娘でも年頃になれば美しくなること。
○花開く(はなひらく) ずっと努力してきたことが実ること。
○花も実もある(はなもみもある) 姿も中身もともに備わっていて素晴らしいこと。
○両手に花(りょうてにはな) 二つのよいものを同時に手に入れること。一人の男性に二人の女性が伴っていること。
慣用句の他、熟語や故事、ことわざなども調べてみると面白いです。
「花」が昔から日常生活の中になじみ、人々がいかに「花」を愛でてきたかが伝わってきます。
天気のよい日は、外に出てシアトルの春の花を探しに出かけるのもいいですね。
● BCA土曜学校のコラムVol.75●
土曜学校
2年生の「見たこと感じたこと」の授業で詩の学習をしました。
教科書の「ペンペン草」「もやし」「きゅうり」「バスケットゴール」と題した四つの詩を読み、それぞれの言葉から想像を広げたり音読でリズムを感じたりしながら作者の気持ちを考えました。
その後、土曜学校でみんなと生活した中で、楽しかったことや心に残ったことを一行の詩で表現しました。
みんなの一行、みんなの気持ちを組み合わせたらこんなに素敵な詩ができました。
「土曜学校」
タイミング すき
国語、国語、なに語?
算数すきじゃない、水がすき
かん字テスト 100てん うれしいな
国語、さんすう たのしいな
音がくのうた 大好き
手話でうたった にじ
お茶の時間、イェイ イェイ
お茶が おいしい せいざもたのしい
休み時間は お友だち
休み時間 たのしいな
土よう学校は きゅうしょく
おいしい きゅうしょく
きゅうしょく いっぱい食べる
きゅうしょくが 大すき
ぱん食いきょうそう 運動会
つな引き 玉入れ 運動会
先生がすき 大すき!
土よう学校 大すき!
今年度も茶道の授業を通し、「挨拶」や「感謝の気持ち」、「優しい心」を身に着けました。
クラスのお友達が交代でお茶を点て、日本の伝統作法でおもてなしができるようになりました。
● BCA土曜学校のコラムVol.74●
自分だけの座右の銘
国語1の「故事成語」の学習では、故事から生まれた言葉が「今に生きる言葉」であり、座右の銘にしたり話や文章に生かしたりされていることを学びました。その後、好きな漢字を組み合わせ、今の自分のそばにおいておきたい二字熟語を作りました。
一生懸命漢字と向き合ってできた二文字はいずれも、その人らしさが表れたその人にしか作れないとっても素敵な二字熟語になりました。
今の自分を励ます言葉、自分だけの座右の銘をここに紹介します。
〇生徒1「笑友」しょうゆう
理由は二つあります。
一つ目は、友達と一緒にいるといい気分になり、友達といろんな楽しい思い出があるからです。
二つ目は、いろんな人を笑わせると、僕も周りの人もいい気分になるからです。
みんなが嬉しいと僕も嬉しいです。
〇生徒2「涼越」りょうえつ
私がこの言葉を作った理由は二つあります。
一つ目は、「涼」という文字には涼しさや爽やかさという意味があるからです。何事も深く考えすぎず単純に考え、嫌なこともきれいにさらっと流して終わらせることを目標にしたいからです。
二つ目は、「越」に込められた意味のように、何事も乗り越えられる人間になりたいと思ったからです。私は一回きりの人生を無駄にしないために、どんな問題があってもあきらめず、前向きに立ち向かうことが大事だと思っています。今回この思いを二文字の言葉にできてとても良かったです。
〇生徒3「夢踊」むーど
選んだ理由は二つあります。
一つ目は、私にはダンススタジオのオーナーになるという「夢」があるからです。私はダンスをするのが大好きです。だから一生ダンスを続けたいのです。夢に向かって頑張る気持ちをこめて「夢」を選びました。
二つ目は、「踊」っているとどんな夢も叶うと思えるからです。私のダンスチームは、何があってもみんなずっと笑っているので元気になれます。先生は「夢があったら何でもできる」と言ってくれます。
この言葉を作って、私はずっと踊り続け、ずっと夢を忘れないようにいたいと思いました。
〇生徒4「新作」しんさく
私が考えた「新作」は、何かを作ったり、やり遂げた後に感じるすっきりとした新たな気持ちです。
作った理由は二つあります。
一つ目は、私はもの作りが好きなので、新しい物を作り終えた時の気持ちを表したいと思ったからです。すっと頭の中にあった考えを実現させると、とてもすっきりした気持ちになり、次にまた何か新しいものを作ろうと思えるのです。
二つ目は、その気持ちがまた次の新しい物を作り出す力になり、どんどん技術が高まっていけばいいと考えたからです。このように楽しく物を作ることで、みんなが暮らしやすくなり世の中もよくなり人々が幸せになるといいなと思います。
自分で「新作」という言葉を作って、これはもともとある言葉だと知りました。
私の作った言葉とは意味が違っていましたが、私の「新作」は私だけの大事な言葉になりました。
〇生徒5「熱勝」ねっしょう
私は二つの漢字「熱」と「勝」を選びました。
一つ目の「熱」は、全てのことに熱意をもってやることが大切だと思ったからです。熱意があるとやる気が出て、それがいい結果につながり、さらに楽しみにもつながると思います。
二つ目「勝」は、昨日の自分に「勝つ」「超える」ことを頭において2020年を過ごそうと思ったからです。
今回自分の言葉を作ってみて、今年の自分の目標を確認することができました。また、やる気も高まりました。
〇生徒6「夢星」ゆめぼし
作った理由は二つあります。
一つ目は、「夢」は持つことで叶えることができるからです。自分がプロのスポーツプレーヤーになりたいという夢を持つから毎日練習してどんどんうまくなれます。夢を持って努力することで、高いチャンスを得ることができます。
二つ目は、「星」ほど遠い存在でも、いつかは必ず届くと思うからです。なにかを叶えたかったらいつか必ず届くと信じて頑張ればいいと思います。
どんなに大きな「夢」でもあきらめずに努力することを大事にしていきたいです。
ここでは、今の自分を励ます言葉、自分だけの座右の銘から六つ紹介しましたが、全ての生徒さんの文章に自分の生活を見つめて作った熱い思いを感じました。
漢字に込めた皆さん思いしっかり受け止めました。
これからますます漢字に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
● BCA土曜学校のコラムVol.73●
愛
今日はバレンタインデー「Saint Valentine's Day」です。
この日の起源については様々な説がありますが、ローマ帝国時代、禁じられていた戦士の結婚を取り持ったために処刑されたキリスト教の聖人バレンタインにちなんで、処刑日の2月14日を「愛の日」としたというのが有力なようです。
アメリカでは、男性が女性へプレゼントを贈ったり食事に誘ったりする日で、女性が男性にチョコレートを渡し愛の告白をする日本とは全く違います。息子が母親にプレゼントを贈ったりもする素敵な日で、まさに家族や親しい人のための「愛の日」なのです。
「愛」を辞書でひくと以下の意味が示してあります。
・親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。
・特定の人をいとしいと思う心。男女間の愛情。
・ある物事を好み、大切に思う気持ち。
・幸せを願う深く温かい心。
・神が人類をいつくしみ、幸福を与えること。
漢字の成り立ちは、「旡」「心」「夂」の組み合わせによる会意文字。
「旡」は人間が後ろを向く姿、「心」は人間の心、「夂」は人の足を示し、人がゆっくり歩きながら後ろを振り返ろうとする気持ちを表したのが「愛」なのだそうです。
後に心を残しながら立ち去ろうとする人の様子というのは、上記の辞書的な意味としっくりと重なります。
相手を思いやり相手の気持ちになって寄り添おうとするのが「愛」ということでしょうか。
日常生活で使われる「愛」のつく二字熟語を少し紹介します。
愛着(あいちゃく) 今まで慣れ親しんだものから離れたくないと思う心。
愛惜(あいせき) 人の死などを心から惜しみ悲しむこと。
愛嬌(あいきょう) 接する人に好感を与え、思わず話しかけたくなるような物腰。
愛好(あいこう) 趣味や主義としてその物事に親しむこと。
自愛(じあい) 自分の体を大事にすること。
仁愛(じんあい) 相手の気持ちをおしはかる優しい心。
博愛(はくあい) 広い心で全ての人を平等に愛すること。
友愛(ゆうあい) 知人に対しては献身的な愛を捧げ、見知らぬ他人に対しても愛を惜しまないこと。
敬愛(けいあい) 尊敬するとともに親しみの情をもって接すること。
親愛(しんあい) 親しみを感じている様子。
この他にも「愛」のつく言葉はたくさんあります。
それだけ人は「愛」を大事にし、「愛」を求めて生きてきたということでしょうか。
今日は「愛」を考えたい日です。
伝記を読んで、キャッチコピーを作り、その伝記を要約する5年生の宿題です。その人物の人生を知り、何を感じたかを書いています。
● BCA土曜学校のコラムVol.72●
みんなの詩
4年生の国語「野原に集まれ」で、野原の生き物になって詩を書く学習をしました。
野原に生きる動物や虫や植物をいっぱい出して、その中からなりきる生き物を1つに絞り、どんな性格か、どんなことを思っているか、何が見えたり聞こえたりしているかを、その生き物になりきって考えました。
考えた言葉を短冊状の紙に一行で書いてみんなの分を合わせ、クラスの詩の完成です。
担当の先生が「とても楽しい授業でした!」と笑顔で報告してくださいました。
みんなで作った素敵な「みんなの詩」をひとつ紹介します。
「太っちょポッキー」 こいぬ ポッキー 作
こいぬポッキーはかわいくて 食べるのが大すき
小さいポッキー かわいいポッキー 大すき
こいぬポッキーは走った
こいぬはしゃぶしゃぶお肉をたべる
こいぬは海でむしゃむしゃかにを食べる
ポッキーいっぱいポッキー食べる
こいぬポッキー宿題も食べちゃった
ポッキーぼんぼん重くなる
こいぬポッキーふとっちゃった
走ってやせてまたふとる ポッキー食べてまたふとる
かわいいポッキー太ったりやせたり
寝る前食べて、起きたら食べて ちょうびっくり
あそびまわってぴょんぴょんと ふとってやせる
こいぬポッキートイレに走る
ちいさいながらもたのしく走る
可愛いこいぬがぴょんぴょん走る
ぼくも走るのが大すき
走れポッキーどこまでも
こいぬポッキー
太っちょポッキー
小論文クラス、添削の様子です。毎週時事問題を取り上げ、クラスで討論会をしたり、その内容について考え意見を文章にします。自分の考えを道筋を立てて論じる練習を繰り返することで力が付きます。
保護者会春祭りキックオフミーティングお茶会が行われました。
毎年、みんながわくわく楽しみにしている、BCA土曜学校の春祭りは、企画から運営まですべて保護者会の皆さんが担当してくださっています。たこ焼き、おでん、カレーライスなどの飲食コーナーや、ヨーヨー釣り、お面などのゲームコーナーなど、たくさんのブースがあります。現在、保護者・学生ボランティア募集中!
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