ファルコン植物記(1542)絞り模様の花<ハナショウブ>
5月
29日
<ハナショウブ>は、アヤメ科アヤメ属の多年生で、野生の「ノハナショウブ(野花菖蒲)」をもとに改良された園芸品種です。
名称は、葉が「ショウブ」(サトイモ科ショウブ属)に似ていて、綺麗な花を咲かせることにより<ハナショウブ>と名が付けられました。
花の色は白・桃・青・紫・黄など多彩で絞り模様や覆輪もあり、品種の数は4000とも5000とも言われています。
大別すると原種の特徴を強く残す「長井系」をはじめ、「江戸系」・「肥後系」・「伊勢系」とあり、また「アメリカ系」も加わります。
優美な花形としっとりとした風情が魅力的で、花形は「三英咲き」と呼ばれる3枚の弁が大きく目立つもの、6枚の弁が広がる「六英咲き」、そして「八重咲き」があります。