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539.着床前スクリーニングについて(6)」

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539.着床前スクリーニングに...
着床前スクリーニングの有益性が
高いと考えられる対象は、

偶然的な胚の染色体異常が起こりやすい
40歳前後以上の方ですが、

40歳前後であるために、
容易に胚盤胞まで育てられず、

結局、
採卵から出産までの時間で考えると、
40歳前後の方にとって
着床前スクリーニングに
それほどの有益性はない
という報告もあります。


着床前スクリーニングの
有益性が最も高いと考えられるのは、
卵子提供の場合です。
卵子提供の卵子は若い提供者からの
卵子ですから、数も多く育てらます。
その中で正常な胚をひとつ移植すれば、
成功率は高いのです。


また、当院の経験から、
移植して
流産を繰り返し、
その流産絨毛の検査で
複数回、
偶然的な数的染色体異常
を認めた方にも、
着床前スクリーニングの有益性が
高いと考えられます。


最後に、

着床前スクリーニングで正常な胚を
移植しても成功しない方は、

「子宮内の環境」 

にも問題がありますので、

「着床障害」 として、
精査と治療をお勧めします。



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538.着床前スクリーニングについて(5)

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538.着床前スクリーニングに...
着床前スクリーニングの問題点は、

「命の選別につながる可能性」と、

「必ずしも正確ではない危険性」です。


まず、倫理的な問題として、
性別や、ダウン症の有無もわかるため、
その取扱い方法については
日本的な十分な検討が必要です。


もう一つの問題として、
正確に、胎児の異常を反映している
わけではないということです。

胚盤胞の外側の胎盤になる細胞を
複数個採取して検査していますので、
それに異常があっても、
胚盤胞の内側の胎児になる細胞は
正常であることも考えられるのです。


高分析能を持つ
着床前スクリーニングのNGS法では、
胚のモザイク
(正常細胞と異常細胞の混合状態)
までわかりますが、

そのモザイク胚を移植して、
健康な正常な赤ちゃんが出生したと、
イタリアの研究グループから
報告されています。
(N Engl J Med 2015)

モザイクは決して稀ではなく、
そのモザイク率の程度によって、
妊娠率や流産率を予測することは
困難である
ことも今年の1月に、
アメリカの研究施設より
報告されています。
(Reproductive Biology and
Endocrinology 2018)



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537.着床前スクリーニングについて(4)

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537.着床前スクリーニングに...
現在の着床前スクリーニングの多くは、
5日目の胚盤胞の
約128個の細胞集団の中から、
胎盤となる栄養芽細胞を数個採取して、
その細胞のDNAを増幅したうえで
検査しています。


海外の報告では、

顕微鏡検査の外見では
問題のない胚盤胞を、
着床前スクリーニング検査してみると、

年齢とともに増加しますが、
その60~70%に染色体異常が
認められると報告されています。

ですから、
着床前スクリーニング検査していない
胚移植の成功率は
10~30%と低いのです。


着床前スクリーニング検査をした
胚盤胞移植では、
胚移植あたりの妊娠率が
50~60%ぐらいで、
従来の2倍と高く、
流産率も減少しているようです。


では、問題点はないのでしょうか?



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536.着床前スクリーニングについて(3)

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536.着床前スクリーニングに...
着床前スクリーニング(PGS ;
preimplantation genetic screening)
という受精卵検査は、
細胞の核の中の染色体という
遺伝子の量を調べる検査であり、
昨年(2017年)、米国の学会では、
PGSという名前を、
PGT-A ;
preimplantation genetic testing for aneuploidy)
と、改名しています。
日本語的に言えば、
着床前遺伝子(異数性)検査でしょうか?

偶然的な染色体の数の異常のある
卵子や精子によって、
受精卵が発生したり、
正常受精卵が
倍々で増えていく(減数分裂)過程で、
分裂異常により
偶然的な染色体の数の異常を
起こした場合、
数的染色体異常のある受精卵
になるのです。


偶然の染色体異常の受精卵は、
年齢とともに(特に卵子側により)、
その発生率が増加していきます。



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535.着床前スクリーニングについて(2)

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535.着床前スクリーニングに...
着床前スクリーニングが
最も頻繁に行われている米国では、
すでに10年ぐらいの実績があり、
6万人以上の赤ちゃんが誕生している
ようです。

米国では、
生殖遺伝子検査を専門とする企業があり、
日本も含めて、
世界中に代理店があります。

日本でもすでに行われている
非侵襲性出生前遺伝子検査
(新型出生前診断;
胎児の偶然的染色体異常の
13, 18, 21トリソミーの有無)も、
採取された母体血液が
米国へ空輸されて
検査されているのです。

ですから費用は高額で、
約15~20万円です。


着床前スクリーニングの検査は、
現在、米国では、
アレイCGH法より精度が高く、
染色体モザイク異常までわかる
NGS法が、
すでに一般化されていますので、
日本でも検査許可がでれば、
代理店を通じて、
米国に検査依頼されるのでしょうか?


着床前スクリーニングの検査の費用は、
胚盤胞一つにつき、約8~10万円も
かかるようです。



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534.着床前スクリーニングについて(1)

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534.着床前スクリーニングに...
体外受精が成功しない理由は
2つ です。

1つは、「卵の偶然的染色体異常」。
1つは、「子宮内環境の不良」。

その割合は
「卵の偶然的染色体異常が約60~70%」、
「子宮内環境の不良が約30~40%」
と、考えられます。

「卵の偶然的染色体異常」 を見分けるには、
卵の 「外見」 を見る方法と、
卵の 「中身」 を見る方法
があります。

日本ではまだ、
卵の 「外見」 を見る方法が
一般的ですが、
欧米、アジアの多くの国では、
卵の 「中身」 を見る方法も
行われています。


その卵の 「中身」 を見る方法が、
「着床前スクリーニング」 
という方法です。


日本でも、
現在、日本産婦人科学会により、
「着床前スクリーニング」の臨床研究が
アレイCGH法により、
行われています。



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484.着床前スクリーニング(PGS)の利点と欠点

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484.着床前スクリーニング(...
日本でも先月、日産婦学会により、
PGSの臨床研究が開始されたことが
報告されました。

ヨーロッパの多くの国とアメリカでは
数年前より実際の臨床で行われています。

実際の臨床現場では、
できるだけ多くの卵子を採取して、
授精後、5日目の胚盤胞まで
培養できなければなりません。

約100~200個の細胞(胚盤胞)のうち、
胎盤になる外側の細胞数個を採取して、
採取した細胞の全染色体(遺伝子の塊)
を検査するのが、
着床前スクリーニング(PGS)検査です。

ただし、胚盤胞の胎盤になる一部の細胞を
検査していますので、残りの多くの細胞が、
すべて同じではない場合もあり、
モザイクの頻度も低くはないため、
100%正確とは言えません。


最近、アメリカで問題になっている欠点は、
PSGで異常と判断され廃棄される胚盤胞の中に、
実は正常な胚盤胞が存在している可能性が
指摘されている点です。

また、胚盤胞まで培養しなければならないため、
初期胚(2日目の胚)までなら十分培養できる
高年齢女性の妊娠出産の可能性を
かえって低くしているかもしれないという点です。


利点としては、
PGS検査で正常卵の移植の妊娠成功率は、
約50~60%と言われており、
従来の顕微鏡検査による良好胚の移植の
妊娠成功率、約30%の約2倍である点です。


PSG検査には、利点と欠点がありますが、
当院の経験から、
PGS検査の効果を実感した事例が
複数あります。

高年齢で、移植回数と流産回数が非常に多く、
流産児の染色体検査で複数回、
偶然的な数的染色体異常を
経験されていた方々の治療経験です。

時間と費用と社会環境のストレスにより、
精神的にも非常に追い詰められていました。
子宮内環境にも問題を抱えていました。

最終的に、海外も含めた他施設により
PSG検査で正常な卵を移植され、
当院の治療も並行して行い、
約60%の方が無事出産されているのです。



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478.着床前診断正常卵の反復着床失敗と反復流産

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478.着床前診断正常卵の反復...
米国とヨーロッパの一部のクリニックでは、
移植前の受精卵(胚盤胞)を、
顕微鏡による外見の検査ではなく、
細胞核のすべての染色体(遺伝子の集まり)を
数的に検査できる
「着床前スクリーニング(A-CGH法、NGS法)」
という検査が行われています。

移植前に卵の質(多くは染色体異常)が
高い確率で正常と考えられる受精卵を
何回も移植しているのに、
着床不成功か、
初期流産を繰り返されている
日本女性からの相談がときどきあります。


その多くの方は、
不育症としてのよく知られている治療は
何回もされているのです。


もちろん、絶対に正常卵とは言えず、
構造の異常や、モザイク異常による
原因の可能性もあります。


しかし、子宮内環境として、
過剰なストレスによる虚血状態、
あるいは、
同種免疫異常(アレルギー的な拒絶反応)
による原因がよくあるのです。


移植や採卵周期になると、
緊張と不安で胸がドキドキ、
心がソワソワしていませんか?

皮膚や粘膜が荒れやすく、
花粉、冷気、ホルモン薬等に
アレルギーになりやすくはありませんか?


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457.繰り返す卵子提供の不成功

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祈り 祈り
いろいろな事情で
海外での卵子提供による胚移植を
受けられて、

複数回 受けられて、
それでも授かれない方が
ときどき来院されています。

その多くの方は、
「着床前スクリーニング」 という
卵のすべての染色体を検査できる
方法によって、
理論的には
ほぼ正常卵を移植しているのです。


高齢の方がほとんどですが、
その原因は
卵とは考えにくいので、
主に子宮内環境なのです。


当院の検査では、
多くの方が、
まずはメンタル的に不利な状態です。
そして、
それに伴って、
免疫的に不都合な状態になっていることが
よくあります。


数週間前、
40代後半の方が、
複数回の卵子提供と、
20回以上の胚移植の後、
当院治療により、
妊娠初期を無事乗り切り、
卒業されました。

これからの成功を祈るばかりです。


ブログNo.455 を参照してください。


#着床前スクリーニング

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455.卵が主役?

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455.卵が主役?
約40年以上前までは、
流産の原因は、
ほとんど卵(受精卵)の異常によるもの
と、考えられていました。

原因は卵がすべて(主役)のように
考えられていたのです。

現在では、
流産した胎児の染色体を
検査できますので、
卵が正常なのに流産することも
良くわかってきています。

つまり、
子宮内の環境による流産です。


体外受精・胚移植の不成功も
同じです。

不成功の原因は
卵がすべて(主役)ではないのです。

米国では、
「着床前スクリーニング」 という検査で、
移植前に
卵(胚盤胞)の染色体をすべて検査できます。

モザイクもありますので、
100%正確ではないのですが、
かなりの確率で正常な卵を
選択できるのです。


「着床前スクリーニング」 をした
卵を移植しても、
不成功が繰り返される場合も
よくあるのです。

それは、
子宮内の環境による不成功です。


#着床前スクリーニング

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