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ユーミン

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09/28/2022








姉たちとドライブに出かけた。娘も一緒だった。
北九州方面の山々に見える。姉2が運転している。

突然、警報が鳴り響く。
ヘルメットと作業服姿の男性が棒を振り回しながら停車するよう指示している。よく見るとそれは自衛隊隊員のようであった。
「もう時間がない、かなり近くまで迫っている!洪水です!」


わたしたちは隊員の指示に従い、車から出て、道路の端の山肌に背中をくっつけるようにして並んで立った。
どうする?どうなる?
まさかこんなことが起こるなんて、と、信じられない気持ちだった。

轟々という音が遠くから近づいてきて、あっという間に水がものすごい勢いで流れていった。
道路は今のところ辛うじて無事だ。でもいつまで、、、

呆然としていると、姉1が、
じゃぁ、姉ちゃんが先に行くね、と言って、前に進み出た。
え?姉ちゃん、どこに行くって言うの、、、
思う間もなく、姉は大きな水の流れに身をまかせ、飲み込まれていった。

姉ちゃん!!!

水の中に消える前に、姉は一瞬、あれ?というような表情をした。その顔が、「違ってた」と言っていたような気がして、だめだよ、この流れに入っちゃだめなんだ、と強く思う。

すると今度は姉3が、「じゃぁ行くね」と言う。
前に進み出て振り返り、「あとでね」と言って水の中に入っていった。姉は、たいしたことじゃないという感じで笑っていたが、流れに飲み込まれるとき、微かに驚いたような顔をした。

なんで、、、なんで、、、、

あまりの衝撃で、姉たちがいなくなってしまって、悲しいのに涙も出ない。いや、悲しいのかどうかもわからない。


姉2とわたしと娘は、これからどうすべきかわからなくなって、そのまま震えながら立っていた。
そんななか、わたしが口火を切る。

水、の、中に入ったほうが良いのか?な?ね?

姉2はすかさず、「そんなわけないでしょう!」と悲痛な声を絞り出す。
娘は何も言わない。

あの流れに入ったら、あとで合流できるってことなのかも。
でも、死んじゃわない?
姉さんたち、どうなったの?


どこかへ向かう自衛隊隊員を呼び止め、水の中に飛び込むべきかどうか、姉2が訊いた。
隊員は、なんて馬鹿なことを!という顔をして口早に言った。
「車で下山してください!道路のなるべく端の方を選んで!」

わたしたち3人は車に乗り込み、下方へ向かった。
道路は濡れに濡れていて、崖崩れがあったのか、所々に大小の岩がたくさん落ちていた。
道に見えないようなところもあった。
姉2は車を斜めにしながら、山を降りていった。
娘は後ろで静かに泣いていた。目を閉じていなさい、と伝えたが、時々、窓から外の眺めを見ては震えていた。


どれくらい経ったろう。
わたしたちはとうとう麓の町にたどり着いた。
自衛隊が災害用テントを設営していて、仮の避難所がいくつかあった。

誘導された避難所で、お茶をもらった。
助かった、、、と思いながら、姉たちのことが気になって、心がざわざわ落ち着かない。
姉2も娘も何も言わない。
わたしたちはただ黙って、お茶を飲んでいた。

と、どこかから

「やっと来た」

という声が聞こえた。

顔を上げると、姉1と姉3が笑いながらやって来た。
ふたりとも水色のツナギを着ている。

「はは、支給された。似合っとるだろー」

驚いて、声も出なかった。
やっとの思いで、


「死、死、、、、’死んじゃったかと思ったじゃないかーーーーー」

そう言って大泣きした。

姉3が、

「あとでね、っち言ったがな。ユーミン、ユーミン。」

と言って、二カーッと笑った。
姉1は、穏やかな声で、mちゃん、心配かけてごめんね、と言った。









#ユメモ #日記

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夏の終わり

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びぃちゃん、何を眺めているのや... びぃちゃん、何を眺めているのやら。 首をかしげるパス公。何を企んで... 首をかしげるパス公。何を企んでいるのやら。
09/25/2022










先週、一時的に気温の高い日が2日ほど続いたが、熱波(?)が去ってからめっきりと秋めいてきた。
近所のmaple treeもいくつかは紅葉が始まっている。
窓を少し開けているので、朝方は肌寒いくらいの冷気が入ってくる。犬たちを庭へ出すときにもフリースガウンが必要になってきた。9月ももう最終週。昨日、何気なく眺めていたInstagramで、直太郎が「夏の終わり」を歌っていて、しみじみ。。。姉3に送ってやった。



ついこの前、バッグを変えた。
財布とかその他もろもろを取り出し、入れ換える。
そのとき、常に携帯していた小さめのジップロックに入れたマスクを見て、しばし考えて、、、もう使うことはなさそうだなと思い、しまった。補習校以外、どこへ行くにももうマスクをすることはなくなった。うちの街でのマスク着用率は10%くらいか?もっと低いかも。わたしはもう随分前から外した。

バッグを換えてから、ちょっと気分が上がった。
季節の変わり目の、小さなお楽しみ。



そろそろ、パンプキンを買おうと思っている。
ひと月ほど前から飾っているmumsはほぼ満開だ。どちらもオレンジ色となっていたのに、ひとつは黄色だった。けれど、それはそれで満足。



最近、びぃ坊がとても元気!
やはり気温が低くなると違う(彼のボーダーコリー虚脱症候群は夏の暑い日に多発するのだ)。
どんどこ歩けるようになって、わたしたちも嬉しい。
昨日は少し遠出の散歩。











#日記 #犬日記

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Loner

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09/18/2022









色々あって気付けば9月も半ばを過ぎてしまった。
あれから、びぃ坊は水曜日に獣医さんの予約が取れて診てもらった。抗炎症剤の薬(スプレー式)が処方され、日に2回、患部は乾燥させておくようにと、舐めなくなるまでCone Collarを続けた。その後、少しずつ良くなり、診察から6日目くらいにはCone Collarを外し、散歩時にブーツを履かせることも止め(すなわち、通常通りにして)様子を見ていたら、舐めることもなく、すっかり全快。一時はCosmoと同じ腫瘍か何か、、、と心配したものだが、本当に良かった。ただ、原因はわからずじまい。わたしと夫の間ではイガイガどんぐりを踏み付けてしまったせいじゃなかろうかと思っているが(踏み付けた部分が気になって舐め過ぎて肉球が擦り切れてしまったのかな、と)。


びぃ坊治療中の某週末、我が家に義理おじがやって来た。
当初、義両親も来訪予定だったが、義父の調子が優れず彼らはキャンセル。当然、義理おじも来ないだろうと思っていたのだが、彼は予定を変更しなかった。
義理おじは70歳。数年前に奥さんを亡くしている。その後から(3年前かな?)College Football 観戦に我が街を訪れるようになった。州外からで、ダイレクトに来ると車で6時間半ほど、途中、彼の娘のところへ寄るので、そこから3時間半、という距離だ。
昨年は、いつも一緒に観戦する友人が癌治療中だとのことで予約していたホテルをキャンセルし、我が家に滞在した。これは義母の案だった。彼らはいつもわたし(ホスト)抜きで計画を立ててしまう。「家族なんだから当然のこと」と思っている。Small Townで育った環境なのかそういう性質の家族なのか?わたしのことを「家族」として捉えている証でもあるので、それは喜ばしいことでもあるのだろうが、正直、去年かなりキツかった。土曜日午前中は補習校(オンライン授業)があり、彼らがまだ家にいる間はPC部屋のドアを閉め、授業に専念しようと努めたが、義理おじの声は大きいし(多分、彼は少し耳が遠いのだと思う)、出かける直前までTVでFootball Gameを観戦するものだから、やたら騒がしい。また、彼らが騒がしいおかげで犬たちも興奮して吠え始める、という悪循環。
金曜日、仕事を終えると夕飯を準備し、義母のためには必ずデザートまで準備し(買うこともあれば、自分で焼くこともあり)、土曜日の朝には授業前に朝食をこしらえる。ゲーム後(土曜日)の夕飯、そしてお見送りする日曜日の朝食。外食することもあったが、どちらにせよ手間がかかった。
なので、義理おじの友人の癌治療が完了し、今シーズンは一緒に観戦できると聞いた時にはホッと安堵したものだ。ホテルももう押さえてあると聞いていた。

が、そのゲームでは友人が奥さんと一緒に来るとのことで、なんと義理おじはそのホテルを友人夫婦に譲ったのだそうだ。義母から、「だからこの週末にはmのところに来ることになったわ」。
その週末だけならなんとかなるだろう、去年のように毎ホームゲームではないのだ。自分にそう言い聞かせて承諾した。
が、直前に義両親が観戦をキャンセル、ということは義理おじは???不安に思っていたらなんのことはない、普通にやって来た。元気にやって来た。ハローハロー!

しょうがない。来た人を追い返すことは出来ない。ここは乗り切るしかない。耐えて、なんとか日曜日まで。

幸い、金曜日〜土曜日まで、夫がいた。金曜の夜は近くのレストランを予約した。土曜日の朝は我が家で朝食。わたしは普段、朝食を食べずに珈琲だけなのだが、No, m! You have to have breakfast with us!!と快活に言われ、頑張って食べた。おかげで調子が狂った。
土曜日は雨予報だった。彼は傘を持って来た、と言っていたが、ゲーム観戦に傘をさすのは無理だろう。夫のジャケットを貸すことにした。義理おじは、ありがたい!と言って、友人夫婦の分まで借りて行った。
土曜日の夕飯は我が家で。義理おじがゲーム前に購入したBBQリブを夕飯用にと半分残していったので(彼は彼なりに気を遣っていたのだと思う)、それにサラダや副菜を作って食べることになった。夫はその夜遅くに仕事だったが、かなり遅くまで義理おじに付き合っていた。わたしは早々に(と言っても9時半頃)寝室へと逃げ込んだ。

夫は真夜中過ぎに、Good luck,と言って仕事へ行った。
日曜日の朝、朝食を作り(義理おじは大食家である)、彼と一緒に食べた。

かなり、

かな〜り、疲れた。

義理おじを見送った後、しばらく放心した。


義理おじのことは大好きだ。
でも、彼とふたりきりになるのは、気まずさを覚えた。そう感じるのはおかしいのだろうか、と自問する。なぜなら、義母はそのことに対してなんとも思っていないのだ。救いだったのは、夫がわたしの気持ちを理解してくれたことだ。彼はわたしに対し申し訳ないと言っていた。夫が悪いわけではない。でも、夫には愚痴をこぼした。こういうことはこれきりにして欲しい。



アメ人の友人から、mはintrovertだから、ひとりになる時間が大切なの、それをはっきり言って次から断るべきだ、と言われた。
introvertという単語を知らず(恥)、どういう意味か聞いた。彼女の説明では、introvert は人と交わって楽しむよりも、ひとりになって自分の時間をもつことでエネルギーをチャージ出来るのだ、と言う。それに対し、extrovertは人と交わって楽しむことがエネルギーチャージになる、と。
あぁ、と思った。
確かにわたしは人と交わるのは苦手なのだ。出来ないことはない。でも疲れるのだ。週末くらい(つまり休みの日)はひとりでいい。もちろん、夫と犬たちは別だけど。


辞書で調べたら、introvert:内向的な(人)、内気な(人)と出ていた。
日本語にしたら、ちょっと笑えた。
そうなのだ。わたしはちっとも外交的ではない。内気だと言うと「はぁ?」と友達は言うだろう。でも、そうなのだ。だから友人(と呼べる人)は(超)少ない。
大昔、娘から言われたことを思い出した。

マミィって、lonerなんだね。

lonerって何?
と訊くと、

つまり、「ぼっち」ってこと。ぼっちが好き、ってこと。

笑った。大笑いした。
確かにそうだわ!!そうだね、わたしはlonerだ。ぼっち結構!


自分は大人になりきれない人間だわ、とか思っていたけれど、なんてことない、そういう性質なのだ、これは変わらないだろうし、変わる必要もない。

Chemically, there’s a good reason introverts really enjoy alone time.











#日記 #犬日記

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びぃ坊

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びぃ坊
09/05/2022









土曜日の朝。
珍しくびぃ坊がベッドのわたし側のところまで上がって来ていて、彼がペロペロと何かを舐めている音で目覚めた。
起き上がり、庭へ連れ出そうとすると、ベッドから降りない。
行くよ?
声をかけると、なんとかベッドを降りたが、右足をかばうようにヒョコヒョコ歩く。

慌てて右足を調べると、真っ赤に腫れていた。

何がどうなったのか、良くわからない。昨夜までは普通にしていた。
とりあえず庭へ出したが、うまく歩けず、オシッコも出来ない。

中へ戻り、足を綺麗に洗い、犬用の傷クリームを塗ってガーゼを当て、包帯をする。とにかく傷部分を保護しなくては。

それからリーシュを付けて外へ連れ出した。近所を少し歩く。一緒にいることで安心したのか、歩きづらそうではあったが、なんとかオシッコはしてくれた。

夫は仕事で不在。
わたしは午前中だけ補習校。

気がかりだったが応急手当てをして出かけた。


お昼過ぎ、帰宅すると、あわれ包帯は濡れに濡れていた。包帯の上からペロペロ舐めていたのだろう。噛みちぎっていなかったのがせめてもの救い。

包帯を取り、また洗浄。
もう一度、患部を観察。朝よりもっと腫れているような気がする。
最悪なことに3連休の初日である。どこかへ連れて行くとしたら救急病院しかない。

何かで切った、というわけではなさそうだった。
腫れは気になったが、内部で化膿しているような感じではない。
とりあえず、様子を見ることにした。

傷クリームを塗り、ガーゼ&包帯で保護。
かわいそうだったが、コズモの時に使ったCone Collarをつけることにした。

これが功を奏したようだ。
夕方にもう一度洗浄すると、明らかに良くなっていた。腫れは引き、肉球の表面が赤く擦り剥けているのが良く見えた。長い間、舐めていたせいもあると思う。
とりあえず、同じ処置をして様子を見る。


日曜日。
朝に夫、帰宅(彼にはtextで報告済み)。

Bevoの包帯を外し、二人で観察する。
前日よりさらに良くなっていた。

「いや、これはCosmoと同じものじゃない。」

Cosmoは足に腫瘍が出来、2度、手術した(先のCone Collarはその時に使用したものだ)。
検査の結果、良性の腫瘍ではあったが、増殖して悪性に変わる可能性があるということで切除手術を受けた。
びぃ坊の足を最初に見たとき、コズモのことを思い出して怖くなった。もしかしてびぃちゃんも、、、と思った。そのことも夫に伝えていた。なので、夫からコズモのものとは違うと聞いて、ちょっと安心した。いや、まだ安心は出来ないけれど、そうだね、そうだよね、そう言い合える相手がいることが嬉しかった。

昨夜。
びぃ坊の肉球の赤い部分はさらに良くなっていた。
日曜日の朝から、包帯は外して開放とした。Cone Collarは付けたまま(患部を舐めないように)にしている。


今朝。
傷の部分は乾燥しつつある。腫れもひいたので、その分、良く観察できる。
肉球の間に一部、異常な塊のようなものがある。良くない、、、、これが気になって舐めていたのかもしれない。
やはり、獣医に連れて行くべきだろうと思う。
とりあえずは明日まで待って、うちの獣医さんに連絡しよう。もし診れない、と断られたら、その時は別の獣医をあたる予定。


 ・・・

古い木の幹のようなものと大きめの石とを組み合わせた斬新なデザインのオブジェを創った。木の部分には彫刻刀で言葉を彫った。ちょっとした遊び心で彫ったのだが、まんざらでもない。いや、結構良いんじゃないの?
と、思って眺めているときに、

これは夢だから、忘れないように覚えておかなくては!!

と、思う。

そこで、じーっとその言葉を見つめながら、心に刻もうとした。でも、きっと忘れてしまうだろう。そう思って、目が覚めたところでメモをすることにした。

Stay なんちゃら なんちゃら、???


今朝、起きたらメモはなかった。
言葉も何もかも、覚えていない。オブジェの形さえも微妙だ。あの木材と石(岩?)はなんだったんだろう?どこで手に入れたんだろう?






#ユメモ #日記 #犬日記

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盆入りから盆明けに

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08/16/2022








今日からお盆よ。ハカザレ(お墓を綺麗にすること)行ってきました〜!
と、8月12日に姉2からLINEが来た。
一緒に送られてきたのはお墓の写真ではなく、なぜか夜釣りの写真。魚を釣った姉1の満面の笑みだった。😂


お盆ですね。わたしの分までありがとう。
と、8月15日にLINEを送ると、LINE電話がかかってきた。兄夫婦も来ていて、皆でユラってご機嫌。ビデオ通話にしたので、久しぶりに兄夫婦とも対面で話せた。いつ帰って来るのか訊かれ、来夏にはと答えると、もうそれまでは、、、と言う。
いやいや、もう駄目とかもう死ぬとか言う人こそ長生きするから、と返すと、笑っていた。

夏に帰っても、いつもお盆までいることは出来ないのだが、いつかお盆までいられるようにしたいなぁ、、、と、しみじみ思う。
兄弟姉妹で、亡くなった父母、兄の話を一緒にしたい。電話とかじゃなくて。





 ・・・
 ユメモ
 ・・・

08/12/2022

ー帰る前に買い物に連れて行きたい。
と、姉2が言った。
特に買いたいものはないのだが、姉2が何かわたしのために買いたいらしい。彼女はいつもそうだ。それが姉のしあわせ。

ーじゃぁ一緒に行く人をじゃんけんで決めよう。
と、姉3が言った。
ー負けた人はまる(姉の愛犬)と留守番ね。

姉1、2、3と娘とでじゃんけんが始まった。
ーいや待て、m(姉2)は「行く」に決定でしょう、大蔵省なんだから。
ーじゃった、じゃった。
ーまるちゃん、ひとりで留守番出来るんじゃないの?
ーいや、まるのこともだけど、誰か残って夕飯の支度してもらわんとね。

じゃんけんに盛り上がる連中を横目に、なんとなく淋しくなってきた。みんなこっちで暮らしているのに自分だけまだあっちなんだなぁ、、、とか、あらためて思っている。一緒に食事をするのも残すところあと何回か。

姉2とフェリーに乗った。45分程で向こうの港に到着する。
なぜか姉2だけが一緒に行くことになった。あのじゃんけんはどうなったのか?娘は一緒に来るかと思ったのに、彼女も残った。へぇそんなモンか、と、少々驚く。

フェリーの中で姉の元同僚に会った。とても懐かしい人だ。わたしも彼のことを良く知っているのに名前を思い出せない。でも彼はわたしのことは覚えていないようだ。こちらを見て、軽く会釈をしていた。姉は彼と何やら熱心に話していた。教育のことか部活のことか、だと思った。

座席に座っているといきなりパッと周囲がモニターに切り替わって外の景色が映し出された。壁も天井もモニターになっている。
これ、どこかで見たことある・・という気持ちになる。あぁそっか。もうすぐ到着か。
フェリーは湾内を静かに進んでいる。しばらく行くと左側に岩山が現れた。わたしの座席はちょうど左の壁際だったので、大きな岩山のギリギリすれすれのところを進んでいて、手を伸ばすとその岩に触れられそうで・・・・
ー思わず、手を出しそうになったよ。
姉2にそう言うと、
ー触れば良かったのに。
と言われた。
ーいやいや、偽物だから。

他の客たちはこのアトラクション(?)に馴れきっているのか、反応が薄い。わたしと姉2だけがはらはらドキドキ、大騒ぎだった。

姉の元同僚の彼はどこに行ったのだろうと辺りを見回すと、出口付近に立っていた。到着したらすぐに出られるようになのかもしれない。
なんて名前だったっけか?思い出そうとするのにどうしても名前が出てこない。
姉に聞こうかとも思ったが、なぜか聞いてはいけないような気がして、やめた。



 ・・・

08/15/2022

突然、お客さんが来ることになった。
親戚なのか、知り合いなのか、よくわからないが、何かの寄合らしい。

しかし、おもてなしできるような食材がない。
とにかく何か買ってこよう、という話になる。
何を買うか、料理を考えながら姉たちと相談する。買い物に行く人と、残って準備をする人とに分かれよう。
刺身と、野菜の煮しめと、豚骨と・・・
そんな話をしている向こうで、母がおにぎりを作り始めた。
ー米、炊かんと。

ー母ちゃん、すごい!
黙々とおにぎりを作っている母を見て、ちょっと感動してしまった。母の手から、次々とおにぎりが生まれていく。おにぎりは大皿に順番に並べられていった。
ーあるもので先に何かせんと、時間はゾロゾロ過ぎじゃ。

母ちゃん、元気じゃ〜!
さすが母だ、と、嬉しくなった。
そして、母の姿をじーっと見た。なんだか、久しぶりに見るような気がして、ちゃんとじっくり見ないと、と思った。
ー母ちゃん、ありがとう!
そう言うと、母は、何を当たり前のことを、という顔をしてこう言った。
ー与えられたもので出来ることをするの。与えられたものに感謝しなさい。



というところで目覚めた。
母が、会いに来てくれたのだと思った。









#ユメモ #日記

ワオ!と言っているユーザー

天晴れ

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昨夜のパス公。わたしにピタッと... 昨夜のパス公。わたしにピタッと寄り添ってネムネム。
この包帯姿は君が原因なんですよ、パス公。
08/05/2022








暑い日が続いている。

この前、妊婦さんがビキニトップに短パン姿で芝刈りをしていた。
犬たちと散歩中、思わず二度見してしまった。
ひゃ〜カッチョイイ!!
お腹のふくらみ具合からすると、6ヶ月くらいだと思う。
元気だなぁー、と、感心、敬服。
お腹を見せることに躊躇いがない。というよりも、多分、誇りを持っている。その証かもしれない。
妊娠中にプロのカメラマンを雇い、撮影してもらう人も多い。
そう言えばInstagramでも良く見る。お腹のふくらみ具合をセルフィーで撮影しているやつとか、お腹を見せながらダンスしているやつとか。
とっても健康的。


何が言いたいかというと、自分の好きなようにしていることが素晴らしい。
(大)昔、妊娠後期に、よっちらおっちらと歩いていたわたしを見て、母は言った。
「きちんと歩きなさい。ただでさえそういう体つきなんだからこそ、意識して歩きなさい。」
酷、、、と思った。お腹重いし膝が痛いんだよ、と思った。
が、一理ある、とも思った。それで「意識して」歩いてみた。母は、ほら出来るでしょ、という顔をしていた。
あのとき、妊娠している姿を「みっともない体つき」と言われたような気分になってちょっと悲しくなったのだが、そういうことではなかったのかもしれない。「見苦しい」と思われないように意識しなさい、ということとは、周囲からではなく、自分自身のことだった。
実際、意識してみたら(割と)普通に歩けた。こういうことか、と思った。


なので、昨今の妊婦さんがたを見ると、心から素晴らしいなーと思う。
自分のやりたいことを(芝刈りの場合は「やらなければならないこと」かもしれないが)、自分のやりたい方法で、誰の手を頼ることもなく、自分でやる。だからこそ、カッチョイイ。
まぁアメ人だから体力的に日本人より優っているというのもあるかもしれないけど!
(同じ時間帯に出産した同室のアメ人女性は、出産直後に点滴スタンドを持ってスタスタと歩いていて驚愕した記憶がある。🤣)



・・・


今朝になって、右手の傷が劇的に良くなった!
なんてったって、コーヒーポットを右手で持てるようになった(しかも淹れたてほぼ満杯のポットよ)。
入力するのに、薬指と小指を動かすと引きつる感じがまだあるが、全快までそれほど時間はかからなさそうで、とても嬉しい。













#日記 #犬日記

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猛省、

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08/04/2022








昨日、パス公に手首を噛まれた、、、😖
近づいたとき、例の、牙を剥き出しにして「ウウウー」と唸ったので危険だとはわかっていたのだ。なので、離れようとして持っていたメジャーを引っ張ったら、それがトリガーになったらしい。ガブッと、一瞬だった。

洗面所に行って押さえていた右腕をそっと外して見てみると、内側のほうにかなり深い噛み跡、そこからじわーっと出血。流水で洗っているうちに気分が悪くなった。くらくらと眩暈がしたので座り込み、落ち着けーと念じる。やられた、、、、!

パス公は悪かったと思ったようだ。そわそわしている。
悪いことは悪い。でも、わたしが軽率だった。メジャーはそのまま放置しておけば良かったのだ。
心配だったのは、もし傷が深くて自然治癒とならない場合。或いは感染を起こしてしまった場合。飼い犬に噛まれた、というのを許してくれるかどうか。もし、危険犬と認識されてしまったらシェルターに逆戻りになってしまうかもしれない。不幸中の幸いは、噛まれたのが飼い主だったということだ。


パス公には前科がある。
飼い主が入院していたとき、彼女のBFの子ども(何歳かは不明)を噛んだ。傷の程度を含め、詳細は明かされなかったが、それが原因でシェルターに送られた。入院中だったその飼い主には選択の余地はなかったらしい。

シェルターに送られた彼は、オゥシーレスキュー団体に引き取られ、フォスターママに預けられた。わたしたちとの面会は、このフォスターママのお宅だった。彼女の話では、噛まれた子どもの傷はそれ程のものじゃなかったらしい、ということだった。が、飼い主は膝の手術を受けており、帰宅してからもリハビリがあること、加えてBFと彼女の母親はその犬の世話をする気はない(当然かもしれないが)とのことで、泣く泣くシェルターに送ったらしい。

パス公は賢い犬だ。
飼い主がいなくなって心細かったのだろうと思う。彼女の母親もBFも(子どもも)、パス公にとっては家族ではなかったのだろう。
子どもを噛んだのにも理由はあるのだ。

でも、人間社会ではそんなことは通用しない。

噛んじゃ駄目。
絶対に、駄目なのだ。

だから、わたしで良かった。
心からそう思う。
噛んじゃ駄目だけど、噛んだパス公は悪い。悪いけど、わたしも悪かった。わたしが、愚かだった。来るな、噛むぞ!って言われたのに。



昨夜、寝る前に再度、傷口(3箇所)を流水で洗浄し、Neosporinをつけた。夜中、何度か痛みで目が覚めたが、昨日よりは良くなっているような気がする。
包帯がもうないので、買いに行かなくてはならない。


しかし、右手が不自由で文字を入力しづらい。
これまで正規?な方法ではなく自己流でタイプしていたのだが、まぁそれなりに何本かの指を使っていたのだな、と、あらためて思う。







#日記 #犬日記

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07/08/2007

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08/02/2022









 『シーソー』 --------------------- 07/08/2007 -----------------------


小学校の校庭にあった遊具で、断トツのいちばん人気はなんといっても「シーソー」だった。
「シーソー」と聞いて、わたしと同じものを思い浮かべる人がどれくらいいるだろう。
いわゆる「ギッタンバッコン」とは乗りかたがまるで違う。ギッタンバッコンは低学年用。 
遊具とはいえかなりスリリングな本物?のシーソーに乗れるようになったのは・・・いつだったか?
はっきりとは覚えていないが、3年生になってからだったと思う。
シーソーは3年の教室の目の前にあった。確か3台、計6人が乗れる。
休み時間の度に、わたしたちは競うようにシーソーに向かって駆けて行ったものだ。


正直に言ってしまうと、わたし、ほんとのホントは、このシーソーが苦手だった。
苦手だったのだけれど・・・大好きだった。
怖いこわい、、、とビビりながら宙に舞い上がり、あぁ!と思った次の瞬間には降りていく。安堵感と新たな恐怖のくり返し。
けらけらと笑っていた自分の姿が、今となっては尚のこと可笑しい。
両腕・指の力を抜くことはあっても意識を緩めることはけっしてなく。
大袈裟な言い方だけれども、全身全霊で遊んでいた。落ちると死ぬ!と思いながら乗っていたから。
休み時間が終わる頃にはもうぐったりとバカバカしいくらいに疲れ、満足感に充たされた。
シーソーで遊ぶ・楽しめる。これは自分にとって、なんとも誇らしいことだった。
勇敢さの証明とも言える。たとえ無意識であったとしても。


よーく考えてみると、あれは本当に危険な遊具だったよなぁ・・・と思う。
あんなものが「小学校」に設置されていただなんて、今の人たちに見せると信じ難いだろうなぁ。
でも、わたしの記憶では、シーソーから落ちた者はいても、骨折などの大怪我に至る者はいなかったような。
いや・・・あったのかな???骨折しても大問題に至らなかっただけなのかもしれない。(それもある意味信じ難いことかも)


ところで、そんな危険極まりない魅力的なシーソーに軽やかにいとも簡単に乗ってしまうTさんは、密かにわたしの憧れだった。
彼女にはわたしが持っていたような恐怖感はなかったんじゃないかな~。
順番を待っている間も余裕のよっちゃんだったし(わたしは順番待ちでも緊張と安堵感とをめくるめく行き来していた)、いつも大胆な乗りかたをしていたし。


シーソーは梯子が半分から天秤にかけられたような形になっている。
地面に着いている側にいる人がまず両手をかけ、向こう側が下りてくるように手前側を少し上へ上げる。
ふたりとも両手をかけたところで準備OK。どっちかが上へ、どっちかが下へ、となる。
さて、基本的には両端にぶら下がって遊ぶのだが、勇気が出てくると上半身を引き上げ、最初の横棒にお腹を乗せるようになる。
お腹を乗せると、その分もっと高く上がれる。地上に降りた側は、両足で地面を強く蹴る。更に高く上がっていく。
こどもの世界では当然のように行われていたこと。皆がそれぞれ、支援者であり挑戦者であるのだ。
と・・・ここまではあの頃のわたしも(一応)、出来た。
ぎゅーんっ!と上がってって、ドキッ!ドキッ!
ひゅるるる~、と下がってきて、ひゃぁ~。ふぅ~。。。。
このくり返しが、おしっこチビりそうなくらい(チビってたかもね)怖く、そして面白かった。

Tさんはとにかく凄かった。彼女は男子にも全然引けを取らない。
お腹を乗せるだけじゃなく、片足を引っ掛けたり両足を乗せて座ったり、後ろ向きになって乗ったり。もう曲芸さながらだ。
そのときの彼女の顔は、真剣で楽しそうで、なんとも心奪われる表情だった。
わたしはこども心に彼女のことを尊敬していた。わたし以外の子もそうだったと思う。
そういえば彼女の手のひらは大きく指の節々がゴツゴツしていて、いつも指をポキポキと鳴らしていた。チェーリングも誰にも負けない強さを誇っていたっけ。
あぁそういうこともすべて含めて彼女に憧れていたんだろうな、と、今になってあらためて思う。


この前、久しぶりにぶらんこに乗った。
最初はゆっくり。少しずつ大きく。
両の足で地面を蹴り、身体を反るようにして両の足を挙げ、高くたかく揺らしてみた。
空に近付こうとして、公園の樹の梢が遠のいたとき、やっぱりちょっと・・・怖かった。
そして、怖い、と思った途端に、地上へと戻っていった。
くり返しくり返し。
なんだか可笑しくなって、あはははあははは大きく笑った。


笑いながら、ふと。あの頃に乗ったシーソーの感触を思い出した。揺らす気分。揺られる気持ち。

Tさんとはもう20年近く会っていない。
もしもいつか再会することがあったら、わたしが密かに彼女に憧れていたことを告白したいな、と思う。
もしかしたら彼女は知っているかもしれないけれどー。





・・・・


昨日、ベッドを購入した。
そろそろマットレスを新調したいと話しながら、なかなか決められなかったのはベッドサイズをクイーンからキングサイズにするかどうかで悩んでいたためだ。
が、とうとう、キングサイズに変えることにし、新たにベッドフレームも購入したので、ちょとした出費であった。
散財した後の自分たちを、買い換えどきだったのだと納得させる(慰める?)べく、現在使っているマットレスはいつ買ったものだったか2人で記憶を辿る。
夫は2007年だったと思うと言うが、わたしは全然、思い出せない。そんなに長くは使っていないでしょう、もう少し後だったように思う。

そんなわけで、古い日記を見ていたら本来の目的を忘れ読み耽ってしまった。
せっかくなので、こちらにひとつ持ってきました。😁
(2007年じゃぁなさそう)



*追記
昨夜、Ninja Warriorを見ていたのだけれど、シーソーに似たようなやつがあった。と、今になって気付いた。だからこの日記に繋がったのかも。











#エンピツ #日記

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bye bye July

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我が家のbackyardにて。... 我が家のbackyardにて。
この夏は犬たちとずっと一緒に過ごせた!!
07/31/2022










朝の散歩中、空を見上げながら思わず呟いた。
オーノー、7月が終わっちゃう、、、、!!
(後半部分は)ガチ日本語だったというのに、夫はすぐさま反応、Julyがなんだって?
ー侮れない。


7月が終わる。
明日から8月。

8月は新しい。
補習校が始まる。
現地校も始まる。
わたしの仕事も始まる。



8月の到来は、夏休みの終わりを告げる。
世界はまだまだ夏真っ盛りだけれど、8月になると、同時に「夏の終わり」の予感も含まれる。
毎年のことながら、こうやって「夏」を見送るのだ、少しずつ。自分の心に折り合いをつけながら。














#日記 #犬日記

ワオ!と言っているユーザー

島の海

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07/28/2022









昨日(実際には一昨日の晩)、友人から海の写真が届いた。島の海。


どこの海だ?
しばらくその海岸線を眺める。海の色と砂浜を見る。奥にある岩山の形をなぞる。その先にある立神を見つめる。

安木屋馬(あんきゃば)?

と送ると、

屋鈍(やどん)

と返事が来た。
屋鈍か〜〜〜〜〜!!!


「ここはどこでしょう」とも言わず、写真だけを送る。それが島っちゅだ。


屋鈍の海岸には行ったことがあったっけか?多分、あったと思う。島の南のほう。あんきゃばとは逆方向だった。なんてこったい!


ひとしきり、友人と話した。
彼女は明日(今日か?)、東京に戻ると言っていた。
そして、
けど、3週間は長かったかも。と言った。

わーかーるー!!

笑った。そうそう、そうなんだよね。この感覚はなんだろう。
島に帰ると、ただの島っちゅになる。旅行ではなく、帰省だからなのか。
島の、あの、緩い、気怠い感じ。灼熱の太陽。入道雲。濃い影。スコール。
離れていると焦がれるほどに恋しい諸々が、一旦、島に帰ると、あっさり日常と化す。
観光客らを横目に、こんな陽射しの中で泳ぐなんて愚か過ぎる、、、とか、思う。

島っちゅはいつも日陰を探す。
観光客はアンブレラをさす。

この違いはどこに。


6月-7月をこちらで過ごした。
この夏は帰国するつもりはなかったので、そんなに淋しくはない。
でも、どこかで島の夏に浸れなかったことを想う。悔やんでいるとかではなくて、不思議な気持ちがする。


来年の夏は島に帰る。
3週間か4週間は島で過ごすことになるだろう。
そして、長過ぎた、、、と思う。かもしれない。











#日記

ワオ!と言っているユーザー

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