新訳 紅楼夢 全七冊
5月
5日
先日、友人から「一万円選書」の読書カルテ20冊分を作っているとのことで、
私も過去に読んだ本を顧みることにしました。
印象に残る20冊は、すぐに出てきたのですが、その他にもお気に入りの本がありました。
印象に残る本とともにその本を読んでいた時代まで蘇りました。
その中で、2018年春に文庫で読んだ『紅楼夢』https://jp.bloguru.com/moon/319910/2018-03-19が
2巻欠けていたのを思い出して、
新訳があるのを知り、図書館で借りて読みました。
4月16日から読み始めて、昨夜読了しました。
◇内容◇
一冊・天上の夢幻境から下界へ降り、輝く美玉を口にふくんだ姿で、
栄華を極める大家の御曹司に生まれ変わった賈宝玉と、
彼を追ってきた林黛玉をはじめとする、いずれ劣らぬ美少女たち
前世の因縁による運命の翳りをかすかに予感させつつ、
賈家のおばあさまの絶対的な庇護の元に彼らは出逢い、壮麗なドラマがここに幕を開ける
・・・・・
七冊・栄枯盛衰、深い寂寥感と微かな希望とともに、一幕の夢幻劇はついに幕を下ろす。
上下二段の細かい文字の本で、一冊300ページ~500ページあり、
目と脳が大変疲れましたが、大変面白く読みました。
訳者は、高校二年生の夏休みにこの紅楼夢に出合い、原文を読みたいがために中国文学を専攻して、
将来訳すに至るというところに因縁を感じます。
【本】