花見の会に北九州からご出席いただきました、吉本光一先生からのご丁重なるお便りです。 ここにご披露いたしたいと思います。(原文のままです) 神戸角打ち学会 会 長 渡辺 敏則 様 事務局長 伊藤 博道 様 春の嵐の後の宴、名残りの花を惜しみつつ、銘酒と御馳走を存分に堪能させて頂き、心ゆたかに幸せをかみしめました。 渡辺会長様、伊藤事務局長様はじめ、大勢の若い皆さんが、この幸せなひとときを生み出すために思いを一つに束ねて、 汗を流した成果に、天もきっと感動したことと思いました。 かねて、お話にうかがい、写真で拝見しておりましたが、実地に催しに参加して、皆様の豊かな感性、力強い結束、 ほとばしるエネルギーの見事な調和に、深い感銘を受けました。 私は当地へ参り、1300年前に66歳の山上憶良が大宰師・大伴旅人の采配のもとで築いた新時代を拓く文化にかねがね感銘を受けており、それを生み出す原動力となった梅花宴とはどのような場だったかと思いを巡らしておりましたが、 今回、皆様手づくりの春の酒祭りにお供し、きっとこのような場であったのだろう、と腑に落ちる思いがしました。 言葉遊びの文化が氾濫するなかで、暮らしと一体の文化を求める心は、いまも万葉の昔も不変なのだと納得しました。 それが新時代を拓く文化なのであり、それを育てる場の重要な舞台装置が 「酒」 である、と考えています。 それを育んできた伝統の地で、このような活動が盛り上がっているのも、うれしいことです。 皆様のご健勝と会のますますのご発展を心より念じております。 次の機会にも、またお供させて頂けると嬉しいです。 まずは御礼申し上げます。 当日のスナップをご参考までに添付しました。 ご笑覧下さい。 吉本 光一 吉本先生、有り難うございました。 今後とも神戸角打ち学会を、よろしくお願いいたします。