制約を利用する
12月
10日
仕事をしていて
時間が足りないと感じることがあります。
じっくり時間をかけて
プランを検討したいのに
そんな時間はない
今日の午後には提出しなければならない。
こんなとき
もっと時間があったら
良いプランになったのに
と思うかもしれません。
しかし
時間をかければ
アウトプットのクオリティが
上がるわけではありません。
以前に会社に勤務しながら
ビジネススクールに通っていたことがあるのですが
レポート作成の時期になると
有休休暇をとって
じっくりと時間をかけてレポートに取り組んだことがありましたが
かといって満足のいくレポートが
できたわけではありませんでした。
むしろ時間がとれず
提出期限に追われながら
短時間で書き上げたレポートのほうが
成績がよかったりもしました。
いわゆる『火事場の馬鹿力』が
発揮されたわけです。
人類は環境の変化に合わせて進化してきました。
人間には環境に順応する能力があるのです。
時間や環境の制約は
それが自分でコントロールできないものであるならば
その制約の中でのベストを考えるほかありません。
逆にそのような制約があるからこそ
効率の良い成果の出し方を
考えることができます。
時間に余裕があるよりも
一定の制約がある環境のほうが
成長速度があがります。
時間や環境の制約は
自身の能力を生かす良い機会です。