スキルを身に着けるということ
12月
2日
管理職をしていて
自分にはスキルが不足しているなと
考えたことはありませんか。
・英語を聞き取り話す能力
・DXを理解し運用する能力
・計数分析能力
・組織構築能力
・対人関係構築力
・部下の指導力
等々。
仕事をしていると、そのときどきの必要性があって
学ぶターゲットを決める人は多いと思います。
しかしながら
目的意識をもって継続して学んだとしても
身に付かないことが多いのです。
経営分析などは
ビジネススクールに通えば
過去の企業事例を通して
さまざまなフレームワークを学ぶことができますが
実際に目の前で起きる問題に対して
フレームワークを使って分析することはできますが
「現状はこれこれこういう状況です」
と説明できても
「で、どうする?」
という打ち手の部分はやってみないと正解かどうかわからないのです。
ホンダがアメリカに進出した際には
成功に向かう具体的な戦略やシナリオはなかったのだそうです。
なのになぜ成功したのか。
「アメリカ市場に挑戦してやろう」
「やってやろうじゃないか」
という思いだけがあって
目の前で起きる問題課題を解決していったところ
アメリカの市場に受け入れられたということです。
つまりきれいな戦略ではなく
現場での泥臭い試行錯誤の連続によって生み出されたものです。
本当のスキルは、まずそれをやりたいという強い意思があって
やってみて失敗して改善するという実践から得られるものではないかと思います。
こうした実践から得られたスキルは強いものです。
こういうスキルは身に着けておいたほうがいいかなというレベルの意思で
書籍や学校から学んだだけのスキルとは説得力が違います。
「なんのために何をするのか」
「自分はどうありたいのか」
スキルを身に着けようと思う前に
まずここを考えると良いと思います。