叱っておだやかに聴く
11月
30日
会社において
他の人たちがいる面前で部下を叱責すると
パワーハラスメントとされることがあります。
以前は「叱られ役」のひとを
敢えてみんなの前で叱責して
組織の雰囲気を締めるという
やり方がありました。
現在ではそれはNGです。
なぜNGかというと
みんなの前で叱責されることで
個人の尊厳が傷つけられるからです。
どんなに自己肯定感が低い人でも
心の底には自分は大事にされるべきだと
いう気持ちがあります。
ですから
人を叱るときには
場所を選ばないといけません。
しかも一方的に
指摘するのではなく
おだやかに
何が足りなかったのか
どうしたらよかったのか
を聴くことです。
あくまで事象に焦点をあてて
その人の人格には一切触れないことです。
相手を尊重して
必ず答えは相手にあると信じて聴く。
それと
叱責の時間は長くなってはいけません。
叱責自体は、1分で良い。
そこからどうすべきかを考えるための会話に
時間をとるべきです。
これを心掛けることで
部下の気持ちも
あなたの気持ちも
穏やかになることができます。
強く叱責されると
そこからどう逃げるかという
発想になってしまいますが
おだやかで
安全安心できる環境であって
自分は尊重されているという気持ちがあれば
おのずと
「今度はこうやってみよう」
といった前向きな発想が生まれます。
叱責ではなく
おだやかに聴いて
導くことが大切です。