正しいか正しくないか
11月
17日
他者と意見が一致しないとき
自分のなかにどのような感情が生まれるでしょうか。
自分が正しいと思っているときは
何をいっているんだと
腹立たしい気持ちになります。
相手が間違っている。
なんとか相手の主張の隙につけこめる
ところはないか。
はやりの言葉でいうと
「論破」するために
いろいろ考えます。
そういう気持ちは
相手に伝わります。
こいつ戦闘態勢になっているな、と。
そうなると
相手も同じく戦闘的な感情になります。
こいつのいうことは間違っている。
ここは俺が説得してやるという感情。
ここで発展的に議論することは
悪いことではないのですが
相手を打ち負かすために
言い争いをすることは
組織にとって得にはなりません。
こうした場合は
相手と言い争うのではなく
相手の意見や考え方を
いったん受け止めてみることです。
そうなんですね
そういうお考えなんですね、と。
組織行動で大事なのは
「合意」と「納得」です。
そして自分が
どういった部分であれば
納得ができるのかを考えてみる。
相手に対しても
自分の意見のなかで納得して
もらえる部分はないのかを
問うてみることです
正しいか正しくないかを
明らかにするのではなく
どこで合意できるかを探ります。
そもそも正解はひとつでは
ないかもしれません。
相手の意見や考え方を理解して
もっと良い案はないかを探っていく。
このような姿勢があれば
その姿勢も必ず相手に伝わります。
そうするとお互いに協力する姿勢が生まれます。
正しいか正しくないかは
いったん置いておき
相手を理解しようとする。
この姿勢があれば
おだやかな気持ちで
より良い仕事をすすめることが
できるのではないでしょうか。