アドバイスとフィードバック
10月
20日
部下が仕事に行き詰まって
「どうしたら良いでしょうか」
と相談があったときにどのような対応が良いでしょうか。
「こうしたほうがいいよ」とアドバイスすると
部下にとっては答えがすぐわかるので楽です。
うちの上司はやさしいなと思うかもしれません。
しかしそれは
部下の思考の機会を奪ってしまうことになるかもしれません。
このようなことが続くと
部下はわからないことがあれば、
自分で考える前に上司に聞けばなんとなるという思考になります。
そうすると
「自分で考えて自分でなんとかする」といった主体性が
育まれなくなります。
部下の主体性を育もうとするならば
フィードバックを意図して使うことが大事です。
「私にはこのように見える」
「私にはこのように聞こえる」
といった自分が見えたり聞こえたりしたことを
部下に伝える。
それで、部下が新たな視点を手に入れることができます。
そうすると部下の視点や発想が変わり
自分で考える機会が生まれます。
だからといって
アドバイスはまったく必要ないということではなく
すぐに指示を出して対応しなければならないときも
あるかもしれません。
そこは
すぐに対応が必要である場合と
考えさせる必要がある場合とで
臨機応変に対応したいものです。