行動に焦点をあてる
10月
18日
「褒めて育てる」
という手法があります。
部下を育てようとするときに
部下のどこを見て褒めるのでしょうか。
・部下の結果をほめる
・部下の行動をほめる
結果をほめるのは、
結果は誰の目からも見えますので
ほめる側からすると楽です。
その一方で行動をほめようとすると
これは普段から観察をしていないければなりなせんので
手間がかかります。
それでも
結果より行動をほめたほうが効果的です。
リーダーが意識していることは
そのまま部下が意識を向けるところになります。
結果ばかりをほめていると
部下の意識も結果だけに向いてしまうようになります。
「結果さえ出せば行動はどうでもよい」
という考え方を誘発します。
こうなると損得勘定や
結果のためなら人を欺いたり
不正を容認する土壌にもなりかねません。
プロセス軽視の風潮は
新しいことにチャレンジする文化を
阻害します。
一方で行動をほめると
リーダーは部下の行動を観察するようになります。
すると部下は結果そのものよりも
結果を生み出すための行動に意識が向くようになります。
結果がよかろうが悪かろうが
それは一時的なものであって
その結果を次の行動にどう生かそうか?
と、プロセス重視の風潮が生まれ
チャレンジすることを前向きに受け止めようという
雰囲気ができてきます。
また部下は「リーダーが自分を見てくれている」
と思うようになり、信頼関係も築かれます。
部下の行動に焦点をあてると
結果的に良い成果に結びつきます。
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