執着する対象は
10月
6日
「執着」とは
『ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと。』
引用:Oxford Languages
という意味です。
「こうでなければだめだ」と深く思い込んで
そこから離れられない状態です。
この学校に入らなければ
自分の人生はうまくいかない
このくらいの年齢なんだから
このくらいの年収はなくてはならない
この人に認められないと
自分の会社のポジションが危うくなる。
などなど。
執着が良い方向に働くと
目的達成の原動力になりもするのですが
執着してしまうと視野が狭くなります。
「東大に入って出世する」
これに執着していると
うまくいかなかった場合に
大きな欠落感が出ます。
東大にいかなくとも
出世できる方法はいくらでもあるし
出世だって
大企業に入って、部長か役員に昇進することだけではありません。
執着していることがうまくいかなかった場合
方向転換すればよいだけの話ですが
「~でなくてはならない」と思い込むあまりに
落ち込んでしまう。
ひどくなると自分を
「だめな人間だ」と否定してしまい
メンタルを病んでしまうことすらあります。
なかなかうまく行っていないときには
その対象が
本当にこだわらなくてはならないものなのかを
振り返ってみると良いと思います。
それって本当に手に入れないといけないもの?
そもそも出世しないと幸せになれないもの?
ほとんどの場合
執着する対象は他者の価値観です。
東大に入れば
安心して良い人生を歩むことができるという
価値観があるわけです。
自分のものではない価値観を
実現するために生きていく。
だとすれば
あまりにも物足りない人生ではありませんか。
自分の人生ですから
自分がどういう在り方であれば
納得して生きていけるのか。
その在り方によって
おだやかに機嫌よく生きていくことが
できればよいのではないかと思います。