前例がない。ならば小さくやってみる。
12月
23日
千葉県市川市の公式Youtubeで
行徳支所 市民課の窓口呼び出し状況が
Liveで配信されています。
上の写真のように
支所内に掲示されている
呼び出しの待ち状況のモニタを
ただ単に映しているだけです。
映像も
高画質ではなさそうです。
おそらくコストはほとんどかかってないでしょう。
一部の証明書は
マイナンバーカードがあれば
コンビニで取得できるようになったので
多少便利になりましたが
それでも役所に出向かないと
発行できないものもあります。
役所で待たされることを考えると
気が重くなって
行くのは今度にしよう
と先送りにすることってありませんか。
そういう人にとって
このYoutubeのLive映像は
すごく便利です。
待ち人数がリアルタイムにわかるので
いま行くとどのくらい待つかが
わかります。
おそらく
行徳支所の職員のどなたかが
発案したのでしょう。
市民を待たすことに
申し訳ないと思ったのか
文句を言われたのかは
わかりませんが
この施策を提案して
導入に至ったというのは
すごいことじゃないかと思うのです。
というのは
大きな組織や
歴史のある組織では
意思決定プロセスのお作法があって
特に前例がないことは
なかなか通りにくい傾向があるからです。
前例がないと
リスクはないのか
トラブルが起きたら
誰が責任をとるのか
他社はどうなんだ
といった議論がなされて
結果的に
「時期尚早」
と先送りされる。
このようなことはよくあります。
ですので
行政組織で
こうした施策が実行されたことに
快哉を叫びたくなるのです。
しかもこのシステムは
コストも時間もかけず
すぐできる。
システムと言えるものでもないかもしれないけれど
市民にとってはとても便利。
すばらしいじゃないですか。
前例がないことに取り組むのは
確かにリスクがあります。
スモールスタートであれば
リスクも小さくてすみます。
やってだめだったら
別の手段を考えればいいのです。
前例がない。
ならば小さくやってみる。