国鉄誕生と鉄道事故 第2回 混乱期の事故
10月
31日
詳細は、幣ページの昭和20年からを見ていただくとして、多くの事故が発生しています。
これには、戦時中の酷使などで発生したと思われる蒸気機関車のボイラー破裂事故などもあります。
主だった鉄道事故を拾ってみても
肥薩線内トンネル事故 8/22
荷重超過のため上り勾配のトンネル内で立ち往生した列車をバックさせようとしたところ、既に列車を降りて線路を歩いていた乗客と接触し49人が死亡、20人が負傷した事件であった。
八高線 小宮~拝島間八高線で正面衝突 8/24
買出しで満員の列車が、小宮~拝島間の多摩川鉄橋上で衝突、104人が死亡した事故
これは、前日の台風の影響で通信が途絶えており、本来であれば指導式と呼ばれる運転方法を行うところこれを行わずに列車を発車させてしまったために起こった事故で、保安の基本が判っていない事故であった。
ボイラ破裂で機関車転落 10/19
醒ケ井駅構内で、D52形蒸気機関車のボイラーが爆発、機関車は近くの川に転落、この事故で乗務員2名が即死、一人も後に死亡の事故
この種の事故は当時多発したとされており、今後調査の上まとめていければと思っています。
東海道線の列車追突事故 11/19
山科駅で停車中の普通列車に、貨物列車の機関士が居眠り運転で追突。6名が死亡
津山線 車軸折損による脱線事故 11/27
など・・・・
他にも、昭和21年6月4日には、中央線 東中野~大久保間で急行電車が走行中に木製ドアを破損、数人の乗客が転落死という事故も発生しています。当時の電車は、ガラス窓は無くて板を釘で打ち付けていたりといった車両が多く、この事故がドアの鋼製化を進めるきっかけとなりました。
画像は、youtubeのキャプチャーです。
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