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岩魚太郎の何でも歳時記

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東京見聞録−7 本業

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3216 2012 1608 1005 0603 0420 PNA YMAHA 富士機械 天竜 タムラ 千住・・・この数字と文字にピン?と、こられる方はそう多くはいらっしゃらないでしょう。

数字はチップ電子部品のサイズであり、文字はその電子部品をプリント基板に搭載するロボットの製造メーカである。

この関連業界の、日本で最大のイベントが、東京ビックサイトで「ものつくりフェスタ2009」と称するタイトルで行われている。

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岩魚太郎
岩魚太郎さんからコメント
投稿日 2009-06-05 14:51

携帯電話やデジタルカメラなど、1990年代以降に登場した小型の電気製品の殆どは、表面

実装タイプ(チップ型)と呼ばれる非常に小さい部品が用いられる。
このような電子部品は、チップ抵抗、チップLED、チップコンデンサなどと呼ばれ、大き
さにより、3216サイズ(3.2mmx1.6mm)、2012サイズ(2.0mmx1.2mm)、1608サイズ
(1.6mmx0.8mm)などに分類される。現在ではさらに部品の小型化が進み、1005、0603、
0402(0.4mmx×0.2mm)といったサイズも使用されている。

生鮮食品のハウス栽培から人工衛星まで、この電子部品の使用なくしては不可能である。
半導体を含めたこの電子部品をプリント基板に搭載する総合技術の略称を、この業界では
「SMT」と称している。
「表面実装技術 (Surface Mounting Technology) - プリント基板の表面に表面実装用電子
部品をはんだ付けする技術」

これが岩魚太郎の本業である。

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岩魚太郎
岩魚太郎さんからコメント
投稿日 2009-06-05 15:00

上記写真は、電子部品を搭載する設備(ロボット)の一部である。


この世の中、家具でさえもこの技術なくしては生産出来ない。
ノミと鋸とカンナで作る手作り家具以外は、モータと言う文明の道具を使用して作ってい
る。そのモータを制御している分品が基板であり、基板に電子部品を搭載する技術がSM
Tであり、搭載する部品を製造しているは半導体メーカでありチップ部品のメーカである。


基板に部品を搭載して完成させる一連の作業に必要な設備一式の概要を説明する

半田印刷設備→外観検査機→電子部品搭載設備→外観検査機→リフロー炉→基板完成
2.000万円  3000万円   10.000万円   3000万円 2500万円 =二億五百万円
この金額は設備の定価の予測ではあるが、実質的にこの設備を導入すると場合は、一億五千万円をみなければならない。

現在私たちが使用しているパソコン、このSMT技術の結晶である。
しかし、日本で製造している製品はゼロ。製造は東南アジアと中国である。
現在デジタルテレビの一部、携帯電話の基板は唯一日本での製造であるが、東芝は中国生産を決定した。

大手電機メーカ、その下請け、一心同体の関係は崩壊、最新設備と人件費の格安な国へと「ものつぐり」はシフトした。

俗称「基板屋」電子機器下請けの代名詞である。基板の下請けは、創意工夫して独自の製品を開発していくことは不可能である。
製造技術、品質管理は負けないものをもってはいるが、製造コストは、自己努力では解決しようもない。
電気、ガス、水道、土地、人件費、製造に伴う関連資材等々、中国には太刀打ち出来ない。

下請け企業「基板屋」の廃業であるる

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2009-06-05 16:48

金型関係も基板関係も中国にやられたんですね・・・。


でもほんとにこれでいいのかなって思いますけどね。
日本の技術力の衰退ですよ・・・。
国も無策なのでどうにもならないですね。

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岩魚太郎
岩魚太郎さんからコメント
投稿日 2009-06-06 04:16

人件費は別にしても、電気、ガス、水道、土地の経費は、中小企業には何とか特別処置をしてもらいたいものです。

と思っているんですが?

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