私は日本とナイジェリアのハーフであり、ボクシング元日本Sライト級チャンピオンとしての経験を経て、現在は不動産賃貸事業を営んでおります。その立場から一言申し上げます。
今回、木更津市が「ナイジェリア人のホームタウン」として認定され、特別ビザプログラムが開始されると報じられています。JICAやメディアは国際交流の促進と説明していますが、BBC報道では以下のような点が指摘されています。
ナイジェリア人は日本の健康保険に加入し、日本人と同様の医療サービスを受けられるようになる。
計画を円滑に進めるために、日本人とナイジェリア人の国際結婚を支援する取り組みも含まれている。
私は実際にナイジェリアで生活した経験があり、またナイジェリアにルーツを持つ者として、現実を冷静に見つめています。
ナイジェリア人はアフリカ諸国の間でも必ずしも良い評価を得ているわけではなく、治安や社会的摩擦をめぐる課題も少なくありません。
もし受け入れ政策が拙速に進められれば、数年後には川口市で起きているクルド人問題以上の混乱が木更津市で生じる可能性も否定できません。
これは、国際交流そのものに反対しているのではなく、現実を踏まえた冷静な制度設計と慎重な議論が不可欠だ、ということを申し上げたいのです。
ナイジェリア人に特別ビザを与えるのであれば、むしろ他国以上に入国・滞在条件を厳格化する必要があると私は考えます。
経験と背景を持つ者としての警鐘と受け止めていただければ幸いです。