ブランコがきしんだ午後 妹の声が風に舞う
公園のすみに咲いていた 名前も知らない花
手をつないで歩いた道 あの日のままじゃないけれど
振り返れば いつもそばに 小さな僕がいる
あの空も 犬のマリーも 弁当包む母の手も
全部 僕のなかで 今も息をしてる
ハードロックを流す父の車に乗って 妹とじゃれあう。
冷えた鉄棒の感触 猫のぬくもり 妹の笑顔
全部 時をこえて 今もそばにいる
どこにいても 誰になっても
子どもの頃の僕が そっと背中押す
あの空も あの犬も 弁当包む母の手も
全部 僕のなかで 今も息をしてる
あれから何年たっただろう。
確かに過去が未来を 奏でてる