ホンダCR-Xデルソルは、1983年から続くライトウェイトスポーツ「CR-X」シリーズの3代目モデルとして、1992年に登場しました。従来の3ドアハッチバックスタイルから大きく方向転換し、ハードトップを備えたタルガトップのオープンカーとして生まれ変わりました。
特に注目すべきは、「トランストップ」と呼ばれる電動ハードトップルーフ。この機構は、まるでトランスフォームするかのようにルーフが自動で開閉し、当時としては非常に革新的で注目を集めました。
FF(前輪駆動)のライトウェイトスポーツというコンセプトは、1997年のCR-Xデルソル生産終了とともに一区切りを迎えましたが、その斬新な電動ルーフ機構はいまなお色褪せることなく、多くのファンに愛され続けています。