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投稿日 2018-04-11 22:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
中学一年生の時 僕は初体験をした と、言っても 初めて女子に殴られた って、話だ 授業中 ちょっとしたことで 口論になって いきなり教科書が 頭に落ちてきた でもなんだろう まったく痛くない 怒りもない 僕に苦笑いをさせる 初めての女子を知った...
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投稿日 2018-04-08 21:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
明日はわかっている たぶん生きていて 何時ものように 風が冷たいとか 身体が痛むとか たいして頑張って いないのに 俺はどれだけ 頑張っているんだ なんて思うのだろう 明日はわかっている たぶん生きていて 何時ものように さほど変わらない 自分で流れて そんなところで 安心しながら へらへら笑い 平...
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投稿日 2018-04-06 22:20
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕は何色にも染まることができる ただほかの色に混ざると身体も心も 変わってしまいもとには戻らない 友だちはつぎつぎにほかの色に染まり おとなになってゆくのさ ひとりの僕はあせっている だけどこのままでいたい なぜなら僕はこの色が好きだから...
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投稿日 2018-04-04 21:41
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
前橋のネコフェスに参加 商店街やイベント会場で私の詩も 掲示していただきました! 芽部のスタッフの方々、 ありがとうございました!...
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投稿日 2018-04-03 22:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
- 命日 - 林の中では すでに線香が焚かれ 花に囲まれた彼は 照れ笑いをしていた お互いに 「献杯」とビールを飲む 私は 「俺はまだ死んでないよ」と 彼のひょうきんな性格は あの世にいってもかわらない 生前に静かなところで 眠りたいと言っていた彼は 林の中で暮らしている...
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投稿日 2018-04-02 20:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どっこいしょ ほんだなから ほんがぬけない うんとこしょ どっこいしょ みなさん ちからをかして じいさん はなをさかす ばあいじゃないよ ちからをかして ねずみさん りょうりはあとで ぐりぐらね ちからをかして うんとこしょ どっこいしょ うんとこしょ どっこいしょ おおきなほんが ぬけました...
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投稿日 2018-04-01 12:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
切り裂いた 痛たむ身体で 心地よい風に 疑い進む 不安な足どり 剥がれない衣 軋み丸まり 固まる心 義理の山は 高くなるばかり 世間は大きく 己は小さく 課せられ遂げた 桜吹雪の有終 降るために 昇れと囁く...
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投稿日 2018-03-30 20:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
壊れた腕時計をポケットに入れ 頬のアザが歪んだ微笑みの意味は 居場所の見つからないあきらめ 初めて知った生きている意味の曖昧 インチキ夜空の向こう側を見つめようとして それでも空き缶の転がる夜の街で やっと出会った同じ匂いの君 交わす言葉は傷口の痛みを分け合う 恋にはほど遠いふたりが愛に触れる 日は...
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投稿日 2018-03-30 10:32
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
運動公園の片隅で ベニヤ板を曲げるように ひびが入らぬ程度の 痛みを味わうストレッチ 競技場の中では 高校生が美しい筋肉を 輝かせて走っている 瞬発力と持続力 ないものねだりを横目に コルセットをきつく締め付け 靴紐をやっとの思いで 強く結び直し 外周を走ってみた 足、腰、頸、腕は大丈夫だ 頭が痛い...
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投稿日 2018-03-30 01:39
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
六十八の職人が 生涯最後の仕事として 持病に耐えながら オリンピックの聖火台 鋳型を完成させる しかし、翌日に鋳鉄を 流し込むと鋳型は大破 その職人は床に伏せ 帰らぬひとに 無念を晴らせと息子ら 納期直前に完成させた 受け継がれた魂の聖火台に けして消えない炎が立った...