-
投稿日 2011-09-19 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書には、4話の短篇が納められていますが、表題作の『傍聞き』で、2008年日本推理作家協会賞短編部門を受賞しています。 『傍聞き』とは、「傍らにいて、人の会話を聞くこともなしに聞くこと」で、漏れ聞いた言葉は相手から直接聞いた言葉よりも信用されやすいという意味があります。 『傍聞き』は、強行犯係の刑事...
-
投稿日 2011-09-18 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
冒頭から主人公<並木直俊>が、3人の女性<麻理江・幸・仁美>の殺人計画を明かすところから物語は始まります。 緻密な計画を練りつつ、完全犯罪を狙う準備を進めなければと決意し始めているとき、恋人の<あかね>が平日にも関わらず<並木>の部屋に訪れ、男女の営みを始めようとしたときに<あかね>は隠し持っていた...
-
投稿日 2011-09-18 21:04
豆腐日記【毎日豆腐食べてます】
by
豆腐
友人からお借りした本です。 いつものように帯を見ず、作家も知らず 目次を飛ばして読みはじめます。 今回は途中、なかなか読み進まず 290ページまでたどり着くのに なんと4カ月も経過してしまいました(~_~;) しかし、第4章の後半から最後(411ページ)までは今日、一気に読みました。 4か月も温め続...
-
投稿日 2011-09-17 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
主人公<今居文子>は、新米司書として秋庭市の北部にある図書館に勤務する新米司書です。 上司の<能瀬>や<日野>に囲まれて勤務する過程で、図書館に訪れる人たちの事件や人生の機微に触れながら、ひとりの女性として成長する過程が描かれています。 本書には5話の短短篇が収められ、事件の謎を解くのは<能瀬>であ...
-
投稿日 2011-09-15 13:28
ギター余話
by
Toshiaki Nomura
一年にわたって受講した俳句教室がとりあえず終わった。 始まりのころと今とではどのくらい進歩しただろうか・・・。 技術的なことはいま一つと思うが、 いろいろなことに思いが及ぶようになった気がする。 それだけでも大きな進歩ってことだろう・・・。 二年目も引き続き受講することにする。 一年を通して俳句を作...
-
投稿日 2011-09-10 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
主人公として語り部でもある「わたし」は、上流階級の一人娘<花村英子>で、父は財閥系企業の社長です。 お抱え運転手が運転するフォォードで女学校に通い、皇族家族の「お姫(ひい)様」と付き合い、ひとりでは街へ出ることもありません。 そんな<わたし」にたいして運転手兼お目付け役が<別宮(べっく)みつ子>で、...
-
投稿日 2011-09-02 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
公立高校の天文部の3年生4人を主人公に、それぞれの家庭環境の中で精一杯前向きに生きて行こうとする姿が、真摯な文面で綴られ、その心の動きを隠すかのように彼らにはコードネームが振り分けられています。 天文部の部長の<黄川田祐一>は「部長」から発生した<ブッチ>、<安田朱美>はギャルをもじって<ギィ>、<...
-
投稿日 2011-08-28 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
終戦の翌年の夏、<久我恵三>の5歳の一人息子<勇一>が誘拐され、犯人が金の受け取りに指定したのは有楽町の闇市であるカストリ横丁でしたが、大勢の刑事が張り込みながら、闇市取締りの日と重なり犯人を取り逃がし身代金100万円を奪われてしまい、<勇一>も発見されませんでした。 時効寸前の15年後の昭和36年...
-
投稿日 2011-08-27 09:51
四季織々〜景望綴
by
keimi
何とも満ち足りた気分になりました。 この本を読んでいる間、珍しくヒグラシの音色がしていました。 昨夏の京都を思い出しました。 『金色の野辺に唄う』 青すぎるほどに青い空の下、金色に輝く稲穂に葬送の列が行く野辺送り・・・ 人々の頭上を舞う赤蜻蛉・・・遠くで聞こえる百舌の声。 小さな少女のわたしは、ほと...
-
投稿日 2011-08-25 10:39
四季織々〜景望綴
by
keimi
ミヤマ・・・たぶん、漢字で書くと「深山」 「御山」でもよさそうですが。 『ミヤマ物語』あさのあつこ・著 毎日新聞社 ◆内容紹介◆ 深い山奥にあるナゾの村を舞台に、時空を超えて往還する二人の少年。 家族や社会のひずみに翻弄されながら、困難に立ち向かう姿を描く、ホラー・ファンタジー。 ◆内容(「BOOK...