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投稿日 2009-08-20 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者の作品は、「旗師」として骨董業界で頑張る <蓮丈那智> シリーズが好きですが、本書はそれらの路線とは全く異質な内容で、表題作を含むドタバタ喜劇的な短篇6篇が、連作でまとめられています。主人公は<有馬次郎>ですが、もと広域窃盗犯としての裏稼業に携わっていました。今は「大悲閣千光寺」の寺男として真面目に働いていますが、身の回りに次々と起こる事件に関わり、謎を解いていきます。もう一人の寺男として、ミステリー作家を目指す(ムンちゃん)こと<水野猛>がおり、また「みやこ新聞」文化部の女性記者<折原けい>、京都府警の<碇屋>警部、そして庵主の脇役たちとの関西弁の会話が楽しめます。京都に深く根付く文化や...
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投稿日 2009-08-19 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本日はわたしの誕生日でもありますが、愛称<ココ>と呼ばれた世界的ファッションデザイナー<ガブリエル・シャネル>(1883年8月19日~1971年1月10日)の誕生日でもあります。本書は、「獅子座の女」・「恋多き女」と呼ばれながら、仕事一筋に情熱を燃やした、彼女のエッセンスが詰まったミニ伝記といった体...
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投稿日 2009-08-18 18:37
my favorite
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birdy
ファン以外にはお薦めしても意味ないなぁ。今日で37歳になたっというのに可愛いヤツですね。(^_-)-☆朝イチに一番近くの本屋さんに電話したら、「今日発売は東京で、支店には入荷は明日です」と。じゃぁ、本店ではどうかと電話したら…ありました。\(^o^)/楽しい本ですよ。...
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投稿日 2009-08-12 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
陰陽師として有名な<安倍清明>の師は<加茂忠行>ですが、その長男が<加茂保憲>で幼いころから霊感強く、10歳の頃から父の教えを受け継いでいます。<藤原為成>は<藤原長実>の娘<青音>に思いを寄せていましたが、恋敵として<橘景清>が表われ、<青音>は5人の無法者が埋められている「首塚」の石を持ち帰った...
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投稿日 2009-08-11 08:11
四季織々〜景望綴
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keimi
『おはつ』工藤直子/作・ネイチャープロダクション/フォト 小学館◇出版社/著者からの内容紹介◇生きる元気が出てくる写真ポエム絵本。朝日のお初。木の芽のお初。春のお初。お初の抱っこ。「世界はまいにち生まれたて」をキャッチフレーズに、生き物のお初をみずみずしいネイチャー写真と工藤直子さんの楽しい言葉でつづります。「おはつ」がいっぱい!!!今日も「おはつ」「おはつ」の芽生え「おはつ」のぴょんせのびして「おはつ」はらっぱに「おはつ」「おはつ」のひらひらみつめて「おはつ」じめんから「おはつ」「おはつ」の出発昼寝で「おはつ」「おはつ」のだっこひと泳ぎ「おはつ」・・・・・・・・・・・・明日も「おはつ」を瑞...
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投稿日 2009-08-10 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
29歳の<ケイト>は早く結婚、夫を亡くし12歳になる息子<ジェレミー>と暮らしていますが、朝・昼と掛け持ちの仕事で暮らしていますが、家に帰りますとオスの黒猫<ジャック>とメスのラグドールの<クレオ>の二匹の猫を飼っています。ある日訪れた弁護士から、遠い親戚がメキシコ湾岸に邸宅を残し、<ケイト>が相続...
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投稿日 2009-08-01 19:01
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
亡くなった母がカメラマンだった影響を受け、<志田圭司>も旭川から上京して東京の大学で建築を専攻していますが、将来はカメラマンになるべく家族の団欒風景を撮り続けています。ある日公園できれいな母娘を写していると、<初島>という男性から「あれは妻の百合香だが、尾行して写真を撮ってほしい」とのアルバイトを頼...
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投稿日 2009-07-19 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
放送作家の<百田尚樹>ですが、2006年8月に(大田出版)より刊行された本書で、作家デビュー、その同タイトルの文庫本です。祖父とおなじ弁護士の道を歩もうと司法試験の受験を繰り返している26歳の<健太郎>は、フリーライターの姉<慶子>より、母がふと漏らした「本当の父はどのようなひとだったのか」という疑...
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投稿日 2009-07-17 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は<夢水清志郎左右衛門>で、自称<名探偵>で「事件をみんなが幸せになるように解決する」ことを信条としています。本書のタイトル『ギヤマン壺の謎』は、大江戸編序章に納められている3事件のうちのひとつで、長崎の出島で起こった高価な「ギヤマンの壺」が蔵からなくなった事件を持ち前の推理力で解いていきます...
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投稿日 2009-07-15 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者の短篇集として<森博嗣自選短篇集>の副題が付いていて、13篇が納められています。タイトルになっている表題作は、13篇目に収録されていますが、ファンタジックな物語でした。著者自身が某国立大学の工学部の教授と言う立場ですので、『キリシマ先生』の一遍は、現実的で面白く読めました。どんでん返しの『卒業文...