私の先生は、日本腹話術師協会の池田武志先生です。池田先生は「人は人を喜ばせるために生まれてきた」という、やなせたかしさんの言葉を教えてくれました。
腹話術で人が笑顔になってくれると嬉しくて、また見てもらいたいな、と思う……そんな心の変化を経験すると、この言葉は「そうかも知れない!」とうなづけます。
池田先生の教室の受講者で大先輩のY 氏は、今は天国に住んでいらっしゃいますが、私にこんな言葉を残してくれました。「腹話術の技術は、練習すれば誰でもある程度身につけることができるものだと思う。さあ、では、自分は、何のために腹話術をやるのか?そこが大事なんだよ……」
あんでぃの今考えている事は
腹話術はアートなので見る人の心に作用する、と同時に、演じる人の心を表現することができる。
人の思いは人それぞれの経験によって違うので、意識無意識によらず何を表現したいか?は、千差万別である。
だから基本の技術が身についてきたら、そこから先、何をどんなふうに表現するのかは、大海原のように広〜い可能性がある。
大海原に漕ぎ出す時、振り返ると、今までの腹話術活動の中で出会ったたくさんの人たちとの場面が、積み重なって、私の心の港になっているんだなー。
広島県の腹話術師、るん楽(るんた)さんが言っていた「出会いに感謝」という言葉を思い出しました。
ほんとうに、皆様に、感謝です。