ＩＰフォン(2)

今までのＩＰフォンのサービス会社がサービスを止めるというので他の業者に移行せざるを得なくなりましたが機器が揃ったのでセットアップをしました。
今までの会社の機器はブロードバンド・ルータにVoIPアダプターが付いた機器だったのでネットアクセスにグローバルIPを一個取得できたので複数の同時ネットアクセスが便利であった。
しかし、今度の会社の機器はVoIP機能だけなので有線ブロードバンドルーターを１台購入しました（別に無くても良いのですが）。
周辺機器ではメジャーなメーカーのブロードバンドルーターなので問題があるとは夢にも思っていませんでした。

まずブロードバンドルーターの設定から行いましたがWAN側のDHCPでIPアドレスを取得してくれないのです。
現在使っているプロバイダーはネット接続のルーターの数に制限がないのでIPの個数制限で割り当てられないはずはないはずなのに。
しかし、IPの個数制限（現在３個使っている）があるかもしれないので他のルーターを一時外してDHCPで取得できないかやってみましたが状況は一緒でした。
IPが割り当てられない原因は個数制限では無いことは分りました。
次にそれならWAN側を固定IPにしたらどうかと既に取得しているルーターと置き換えてそのIPを新しいブロードバンドルータに割り当てたら問題なくネット接続できました。
そうすると新しいルーターが何故DHCPからIPが取れないかが問題ですが普通は考えられません。
新しいファームウェアーが出てないかメーカーサイトを確認したら何と新しいファームウェアーがリリースされているではありませんか。
しかし、リリースの日付が４年前であったが新品で買ったルーターがまだそれ以前のバージョンのものとは恐れ入りました。
今回はじっくり吟味せず廉い方が良いとメジャーなメーカー製ということだけを信じて買ったのですが完全にミスったようです。
取り敢えずファームのアップデートは成功し早速つなげて見るとちゃんとDHCPで新しいIPアドレスを取得できるでは無いですか。
何とお粗末なバグを持ったハズレ機器を買ったものだと我ながらガックリきました。
これでブロードバンドルーターの準備はできたのでVoIPアダプターのセットアップにかかりました。
このVoIPアダプターはIPフォントと今までのアナログ電話を自動切り替えしてくれるタイプの機器です。
このタイプだとIPフォンも従来の電話も同じ電話機１台で対応できる点がメリットです。
ブロードバンドルーターのLAN側にVoIPアダプターのWAN側を繋ぐのですがPCをはじめプライベートIPアドレスは全部固定割り当てにしているのでVoIPアダプターのIPアドレスも環境に合わせなくてはなりません。
設定はアナログ電話をつないで行います。
電話機のプッシュボタンでコマンドを入れるとVoIPアダプターからは設定項目名と現在の設定内容が音声合成された英語でアナウンスされます。
設定を変更する場合はそのアナウンスが終わった所でアナログ電話機のプッシュボタンで新しい設定値を打ち込んでいきます。
幾つかの設定項目値を変更しました。
そして、今回買ったブロードバンドルータに繋いでIPフォンのテストをしましたが一発で使用できるようになりました。

しかし、暫くすると新しいブロードバンドルーターを使ったネットワークアクセスができなくなりました。
機器の電源を切り再起動するとまた使用できるようになります。
最初はたまたまのことかと思ったのですが短時間で何回も使えなくなります。
その都度ソフトリセットするとまた暫くは使えるようになります。
ネット上に何か情報は無いかと確認したらありました。
悪評が圧倒的に多いのです。

結局今回のブロードバンドルーターは安易によく吟味もせず衝動的に注文した最悪の購入品となりました。