真昼の長秒露光(実験)
11月
28日
【撮影データ】
Sony ILCE-7M2+MC11+SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
2017/11/25 10:10:53
SS1/1600 F2.8 ISO100
露出補正 0
焦点距離 35mm
【撮影データ】
Sony ILCE-7M2+MC11+SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
2017/11/25 11:08:53
SS30 F11.0 ISO100
露出補正 0
焦点距離 35mm
大仏殿前を歩いている人が大勢います。
動く人は写らないので居なくなりました。
白昼長秒露光で撮ると動くものは消せる(写らない)のです。
真昼に長秒露光(1秒以上)を行なうとどんな写真が撮れるか面白い世界があります。
普段長秒露光は、暗くて光が足りないから長時間シャッターを開けて明るく撮るための手段ですが、それをあえて晴れた日中の光量は十分すぎる環境でやってみるということです。
普段のカメラとレンズだけでは完全に露光オーバーで真っ白な写真が撮れるだけかひょっとすると異常な光量のため高価なセンサーを壊してしまうかも知れません。
そこで、使用するのがわざと光量を落とすNDフィルターです。NDフィルターは普通ND2~ND幾つというように数字が付きますが数字分の1に光量を落とせることを表します。
普段はせいぜいND8やND16くらいしか使わないので光量は8分の1とか16分の1とかになりますがカメラの世界では光量が半分あるいは2倍になることを「1段」と表現します。
ND100000というようなのもありますが太陽を撮るならこれくらい減光できるNDフィルターが必要ですがND2からすると17段暗いということでしかありません。
今回は白昼30秒程度シャッターを開けたかったのでF値と合わせてND416相当(ND400+ND16の2枚重ね)を使いました。
そうすると小波があった池に映る東大寺大仏殿が波が消えくっきり映ったようになったのと、人で溢れた道から人が消えました。