絞り(F値)の違いによるボケの違い
7月
14日
蒸し暑い毎日が続いています。湿度計を見ると時には70%を超えている時もあります。
こういう時はカメラやレンズにとってはカビの発生が怖いです。カビが入ったら高価な機材も二束三文ですから。
高校生の時、初めて祖父に買ってもらったフィルム一眼レフは知識が無かったためカメラバッグに入れっぱなしだったのでペンタ部内部にカビが生えメーカーのサービスセンターで掃除してもらいましたがまた翌年にカビが生え結局駄目にしてしまいました。
今はそういう経験があるので防湿庫を買って年中入れてありますからカビ対策は万全なんです。庫内湿度は年中35%前後になっています。
カメラ機材に対して湿度は低ければ低いほど良いということではなく低すぎると金属系以外の材質に悪影響があるし低湿度を好むウィルスの活動も活発になるということですから程々が良いのです。
ところで、季節柄紫陽花を撮りましたが主題を目立たせるボケ具合はどれくらいが良いのか絞りを変えて撮ってみました。
ボケが決まる条件は、レンズの明るさ(F値)、レンズの焦点距離、主題の被写体とぼかす前後の被写体とレンズとのそれぞれの距離です。
今回は絞り値だけの変化によるボケ具合を比較してみました。
F値は2.0と4.0なので2段差があります。
主題にした一番手前の水色の紫陽花までの距離は1m弱だったと思いますがF値2段の違いでかなりボケ具合が変わるものです。
今回の場合は1枚目のF値2.0の方が背景がうるさくなくボケのつながりも柔らかいので一番手前の主題が一番目立つように思います。
撮影現場では何枚も条件を変えて撮っておくようにと言われますが小さなカメラボディーの背面モニターやファインダーでは表示が小さくてそれで判断するのは難しいですね。
現場で良いと思っても帰ってPCの大きな画面で見たらピンボケだったり色々あってがっかりという経験は何度もありますから。