数押しゃ撮れる

次にMINOLTA MD ROKKOR 50mm f/1.4で撮ってみました。

画角は1枚目に近づけました。
85mmは開放F値は2.0で50mmは開放F値が1.4と約1段明るいです。

背景のボケの具合は似た感じですが恐らく50mmをF値2.0にすれば50mmの方が背景のボケは少くなると思います。

【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD ROKKOR 50mm f/1.4
2012/03/30 7:48:58
SS1/800 F1.4 ISO200
露出補正 0

レンズによる開放F値のボケの違いなどの写り具合は被写体との距離が短いほど顕著になります。

そこで参考までにそれぞれのレンズの撮影最短距離での撮影も行いました。
85mmの場合は最短撮影距離は0.85mくらいです。
この撮影は1m位の距離で行っています。

【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD 85mm f/2.0
2012/03/30 7:57:25
SS1/400 F2.0 ISO200
露出補正 0

50mmの最短撮影距離は50cmほどですが三脚の関係で最短までは寄れず85mmレンズと同じ1m位からの撮影です。

【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD ROKKOR 50mm f/1.4
2012/03/30 7:52:08
SS1/640 F1.4 ISO200
露出補正 0

参考のため被写界深度が分かりやすいように簾を斜めから撮ってみました。
ピントは真ん中より少し左側です。
ボケ量の変化を確認できます。

【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD 85mm f/2.0
2012/03/30 7:59:03
SS1/1600 F2.0 ISO200
露出補正 0

85mmで撮った他の参考例です。
ピントは石の家の手前の屋根の側面に合わせてあります。

【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD 85mm f/2.0
2012/03/30 8:00:45
SS1/640 F2.0 ISO200
露出補正 0

もう一つの比較に開放F値が1.2と明るいCanon EF50mm f/1.2L USMの撮影例です。

被写体から離れている時はあまり違いは無さそうです。

【撮影データ】
Canon EOS 5D Mark II＋EF50mm f/1.2L USM
2012/03/30 8:35:47
SS1/2500 F1.2 ISO200
露出補正 -2/3

Canon EF50mm f/1.2L USMの撮影最短距離の0.45mの撮影例です。

剃刀ピントなどと言われ極薄です。
ピントは真ん中右側の黄色いおしべの先付近です。

【撮影データ】
Canon EOS 5D Mark II＋EF50mm f/1.2L USM
2012/03/30 8:34:36
SS1/2000 F1.2 ISO200
露出補正 0

花の正面からだと極薄ピント状態が分かりにくいので少し横から撮ってみました。

ピントはおしべの手前の方に合わせてあります。

【撮影データ】
Canon EOS 5D Mark II＋EF50mm f/1.2L USM
2012/03/30 8:37:19
SS1/3200 F1.2 ISO200
露出補正 -2/3

早速、試写されてお疲れ様でした。
CanonのEFレンズより良いように思います。ボケが綺麗です。

MINOLTAのレンズの方がCanonの銘玉（迷玉）と言われる50Lよりボケ量が少なくシャープな感じがあります。

逆に50Lのボケはちょっと異質かも知れません。とろける様なボケと絶賛する人もいますが好みの分かれるところではないでしょうか？

今回の遠目からの椿の写真は背景のボケはMINOLTAの方がふさわしいと思います。
ボケ具合については特に遠くの背後の滑らかな円ボケは50Lの方が綺麗かなと思うのです。
50L開放はピントも大変シビアーです。ピンが来た時とそうでない時は絵の絞まり具合が違うと感じています。

このブログの最初の方に50Lの特徴的（と私は思っています）な写真を上げてあります。
ご覧ください。

50mm大口径レンズのボケ
レンズテスト