2月
26日,
2020年
災害時外国人支援活動を学んできました
この講座は、大規模災害が発生した際、外国人住民の対応を関係者が学ぶべく愛知県が主催したものです。近年、災害が発生した際、外国人への避難所での対応がメディアに取り上げられることも多く、「多文化防災」の視点から外国人支援活動について事例紹介やグループワークを通じて学ぶことができました。通訳の方や、市職員(消防、防災担当課、国際交流担当課など)、外国人民間支援団体の方など多くの方が参加をしていました。
この一宮市内においても、外国人市民は6,600名(2019年6月末時点法務省調べ)みえます。災害時、避難所での共同生活をすることになった際、文化の違いなどから問題が起きることが予想されます。
避難所の運営は自主防災会の方や町内の方を含む避難所運営委員会で、それぞれ行うこととなっています。運営に携わる方は、お住まいの地域にどれくらい外国人がいて、どの国の言葉をつかっていて、どんな宗教を信仰しているか把握されているでしょうか。
「避難」「炊き出し」「配給」・・・災害時によく使われるこれらの言葉は外国人には伝わらない可能性が高いです。同時に、日本人であっても小さなこどもには通じない難しい言葉もあります。「やさしい日本語」を使うことを心がけたり、翻訳ソフトなども無料で多言語対応しているものもあります(誤訳もあるそうですが……)。そういったものをうまく活用していただきたいと思います。
外国人のみならず、日頃から近隣の住民同士で交流をもち、互いを知ることが、いざという時の問題発生を回避することにつながります。また、直接知ることが難しい場合、ざっくりと宗教・文化を学ぶことで、多文化に配慮ができた対応をとることができると思います。
多文化防災推進プロジェクトで制作された「多文化防災ガイド」がhttps://www.pref.aichi.jp/soshiki/tabunka/saigai-tabunkabousaigaido2019.html" target="_blank" >愛知県のウェブサイトで公開されています。中には「外国人との協働チェックリスト」がありますので、いちどご自身の備えが十分か確認していただければと思います。
地域福祉グループ