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メガネ(続き)

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09/19/2020








メガネを注文した。


もう何年振りなのかも忘れてしまった(3年くらいだと思っていたら違った)眼検診に、昨日とうとう行ってきた。
わたしの熱意に圧される形で(?)夫も受診。結果(というか、予想通り)、わたしよりも夫のほうに必要性が高く、彼の眼鏡はもちろん新調されることになった。めでたしめでたし。
で、わたしはと言うと・・・


受診前の説明で「現在使用中の眼鏡を必ず持参してください」というのがあったので、当然ながらマイ老眼鏡をいそいそとバッグにしのばせていった。診察前の検査の後(余談だが、この諸検査がハイテク化されてて驚いた)、若いアシスタントの男性からもそれを確認されたので誇らしげに伝えた。が、reading glassesと聞くと、彼は軽く驚いた風に笑って(しかもちょっと吹き出すように笑った)、それは必要ないから取り出さなくても良いです、と言われた。それから、少し間を置いて(何か考えていたようだ)、
「で?なぜここへ?」
と言った。実はその質問にたどり着く前に、色々なことは確認済みだった。特別、眼に異常を感じているわけではない。このところ見えにくくなった、とか、視界がぼやけるとか、視野が狭くなったとか、目が赤いとか疲れやすいとかもない。もしかしたら何かしらの異常が見つかったりして・・とも思ったけど、そんなことはなかった。わかっていたけど、まぁ良かった。
「眼鏡を作ってもらいたいんです」
そう言うと、彼はまた一瞬、え?という表情になり、「わかりました」と言った。
でもきっとわかっていない。なので、説明した。もしかしたら言う必要のない話だったのかもしれないけど、なんだろね?おしゃべりなのか?自分は???

とにかく。10年くらい前に遠近両用の眼鏡を作った、が、日常で眼鏡をかけることが煩わしくて使わなくなった、だから前回は老眼鏡を作ってもらった、こちらは問題なく現役で活躍中、さっき見せようとした、あれね。が、今回は老眼鏡ではなく遠近両用が欲しいのだ。
「つまり、その、COVID19のこともあるし、眼鏡をかけるのって良いことかな、と思って。」
そう言うと彼はまた「どうして?」という顔をしたので、
「つまり、鼻や口はマスクでカバー出来るから、眼は眼鏡でちょうど良いかな、と。」
と付け加えた。
すると彼はそこで初めて、あぁ!!という顔をして大きく笑った。いや、彼もマスクをしているからどれだけ「大きく」笑ったかはわかり得ないが、目が大きく開いてこれはもう大きな笑顔間違いなしの顔だった。
わたし、この思いつきは我ながらたいしたものだ、と思っていたのだが、まさか眼医者でアシスタントにここまで驚かれるとは予想だにしなかった。待てよ、もしかしたらこれってバカバカしいアイディアなのか???
"I see, you have 20/20 vision, so."
彼はニコニコしながらそう言った。20/20、アメリカでは正常とされる範囲。日本の視力でいうところの1.0に相当するらしい。でもね、わたし、昔は両眼とも2.0だったのよ。やっぱり年齢とともに視力が落ちたのね。


そういうわけで彼によって色々な簡易検査が施された後、いよいよ眼科医の診察となった。
予約の時点で前回と同じ女医を指定したにも関わらず、入ってきたのは別の女医だった。でもすごく感じの良い女医さんだったので、結果オーライ。彼女は明るく自己紹介をした後に "Wait! You must be a Harry Potter's fan!!"と言って、わたしのマスクを大絶賛。おかげで調子に乗ったわたしは6枚セットで買ったこと、そのうち3つを友人に分けたこと、自分はプロフェッサースネイプが大好きだからスリザリンはもちろん自分のために残したことなどを伝えた。話をしながら色々とさらなる検査。遠近両用メガネが欲しいという情報は既に伝えられているらしく、そのための検査もしてくれているようだった。そして、彼女からも同じ質問。
「どうして眼鏡を?」
はて、と思う。その説明は聞いていないのだな。
しょうがないので、「笑われるかもしれないけど」と言ってから説明した。わたしの話を聞いた彼女はおおいに感心したらしい(少なくともそういう風に思わせてくれた)。
" You mean, for the extra protection. You are smart!!"
そこまで驚くか?とも感じたけど、褒められて悪い気はしない。少し、恥ずかしかったけど。
「実際あなたの眼の状態は非常に良いです。健康そのもの。悪いところはありません!」
そう言われてちょっと複雑な気持ちにもなったが、まぁでも眼鏡を作るため、そのために来たのだ、と思い出す。
最近のprogressive glassesは性能が良くなっているらしい。最初は慣れるまで少し時間は必要かもしれないが以前ほどではないようだ。前回、慣れるまでは眼鏡を外さずに過ごすようにと言われたことを思い出した。結局、使わなくなってしまったあの眼鏡のようにするわけにはいかない。これからは眼鏡とともに生きるのだ。


診察を終えてロビーに出るとわたしより先に診察を受けた夫が眼鏡の注文をしていた。既に決めたらしい。今使っているのと似たようなタイプだけど少しレンズが大きい。決めちゃったの?一緒に選びたかったな、と言うと、自分も君と相談したかったけど、、、と小声で言っていた。夫のことだから、担当の女性を長く待たせてはいけない、と遠慮したのだろう。そういうところがアメ人ぽくないうちの夫。でも、良いんじゃないか?かけてみせてよ、と言うと、いや、いい。と断られた。照れてるのか???

わたしのメガネは夫にも見てもらって決めた。遠慮せずにいくつでも試してね、と言われたが、一度装着したメガネは緑色のトレイに、と言われて、そこに山積みになったらどうしよう、と言うプレッシャーはあった。6ペアくらいつけて(気に入らなかった)、どうしよう決められないよ、良いのないよ、、、と思ったが、次にかけてみたやつは「おっ」と思った。ピン、と来た。これだこれ。これが良い。
こういう直感は大事だ。もう色々と見ない。これが良い。
夫も「いいよ、それ」と言っていた。彼の意見を参考にするつもりはあまりなかったが(ごめんよ)、それもあって決めた。


メガネ。夫とわたしの二人分で合計$608なり。それに診察代が上乗せされて約$660となった。保険適用されてのものです。
忘れていたけど、メガネは高い買いものだった。何年か前に作ってもらった時も同じくらい支払っている。忘れていた。だから、日本へ帰る度に、保険の要らない日本で眼鏡を作ってもらおうかなぁ〜とか言って、眼鏡を物色しては面倒になって作ってもらったことがなかった。夫からは「メガネはちゃんと眼医者に診てもらったものでないと信用ならない」と言われていたのも手伝って。
でも、わたしは健康な眼だということがわかったので、次に日本に帰る時には、メガネ屋さんで作ってもらうのも良いかもしれない。ま、いつ帰国できるかわからないけど。



メガネが届くのは2-3週間後らしい。
届き次第、わたしの携帯にtextしてくれるとのことだった。
よって、わたしの新たなメガネ人生は10月に入ってからということになる。
楽しみ楽しみ。










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