マナーの変化。北京の変化。
6月
17日
いう台詞がぴったりなくらいに変わった。
街全体が大きくなったり、道路や地下鉄・空港が立派になったというのは想像通
りだった。だが、それ以上に人々のマナーの激変ぶりがすごい。
まず、道がきれいになっている。中国では一般的な光景である痰と吸殻とゴミや
汚物で汚れた歩道は姿を消していた。どこか、台湾や韓国に似てきたと思ったほ
どだ。落書きも減った。
人々を観察してみるとここにも変化が見られる。バスには列らしき列のようなも
のを作って乗り込んでいる。昔は見ることができなかった光景だ。地下鉄やエレ
ベーターも我勝ちに乗り込む風景が今は見られない。といってもレベルは大阪を
ちょっと上回るくらいだから、東北6県の人たちがこれを見ればまだまだびっく
りすることだろう。道路を走る自動車の割り込みも減った。これも大阪よりちょっ
と乱暴なレベルだ。京阪神のタクシー運ちゃんなら何とか運転できるひどさだろ
う。逆に高速道路はきわめて安全だ。警察が怖いらしく、だいたいが皆、時速
80kmを守っている。
あと、北京では渋滞対策として曜日による通行規制を行っていた。これにより、
週に1日、正確に言うと月曜から金曜までの間のどこか1日は走ることが出来ない。
どの曜日が走れないことになるかは、ナンバープレートの下1桁の番号で振り分
けしていると聞く。政府のグリップが効いている。
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