詩もそうです ひとりの世界なんてあり得ません 言葉を綴る時にはすでに 誰かの温もりを知っているのです 大事なことは孤独という言葉を 愛していると勘違いしない 光の先へ夢見てはいけません 足元にある僕を立たせている ひとの言葉を感じとって進むのです 僕を知ることは 僕の中では知ることはできない 僕以外のひとから見せてもらうのです
やっと とり戻した自分で詩を書く 今は雲になってふかふうか、と あなたへの怒りなどもうありません 時間だけが そうさせたのではありません どんなことがあなたにあったのか 少し考えてみただけです 自分を苦しめ形成してゆく嘘 それは仕方なかったのだろう、と どんなことがあったのかは 私にはわかりませんが きっと偽りがないと どうしようもなかったのでしょう 知らぬ愛の空洞を 何かで埋めようと必死だったのだろう、と 今はそう思っています どうかあなたが愛にふれることを 私は雲から願っています どうかあなたがいつの日か 仮面のいらない詩を綴れることを 私は雲から願っています どうかあなたが 愛を知る日が来ますように
ナイショの石も岩も山も ガイガリガリクソンと 内緒のシュレッダーをかけるのさ 剥がれ喜ぶ言葉のカラダが また集まりだし コケッココ コケッココ コケッココなココにいるんだよ うっらやましだろ うっすらハゲだろ うっいすきーだろ ポエポエポエ ポエットリーディングー
明日は急遽、前橋ポエトリー・フェスティバル2017へ行くことにしました。全国からツワモノ詩人たちが集まって来るようだ。さて、私はそこで何をするかというと、そりゃ、楽しむだけさ。どうやって楽しむ? だって。えーと、朗読を聴いて世界に入り、展示された詩を味わい、詩人に話しかけ刺激をもらうんだよ。 ただ、不安なことがひとつ。先月に前橋へ行ったのだが、電車がトラブって動かなくなってしまい遠い道のりになってしまった。止まるなよ、電車。 ということで、行ってきます。Twitterで報告しますので、ぜひお楽しみに! (このブログのフリスペースにTwitterのリンクが入ってますよ)
つい批判的精神という防御を忘れ あなたをいいひとにしてしまった しかし慄くことではない 化粧をして ピエロのように愛想振りまいて 自分を飾りながら 何処かであいつ最悪 って、言っているあなたが いることなんて 俺はそんなことでは傷つかないんだよ とても歓迎なのさ 詩に関することでは 俺にナイフが光っても本望だと 思っているから 知っているかい 詩を書くことで命をはるってこと でも詩で死ぬ覚悟もないだろうあなたを 俺は軽蔑なんてしていない そこっ 自由だから それが詩だから だけどあなたの詩に欠けているのは 今のところあなた自身なんだよ 詩を書くことは心を編むことだ けして文字を連ねることではない わかっていると思うけど それだけは あなたのために言っとくよ
僕だけのために僕が詩を 書いている訳ではなく だからと言って誰かへの 押し付けにならないようにしよう 最小公倍数の僕が残ったのだから とてもわかりやすくて とても自由で とっても素敵に世界が存在して そこを歩いて行けばいい ひとり歩きを始めよう 二年前にあった自分のスタイルへ戻ろう だけどこの二年間を すべて否定する訳にはいかない そこで思い遣りをたくさんいただき 僕のどこかが成長し 大きくなったことは揺るぎないこと ありがとうの気持ちでいっぱいだ ありがとうを言えることは 最高の幸せなのだろう だから最後にもう一度だけ言わせて ありがとう
なんともややこし事に なってきたようです たぶんそうなんだと思います そう思います そうなのだから それ以上はわからないのですが 今回のことは いつも私の念頭にある サービス精神が悪い方へ流れ 良かれと思ったことが ひとには良くないのでした 少し言い訳をさせてもらえれば 私は小さい頃から 変わっている子と言われ どこが変わっているのかもわからず 大人になってしまったのですから 先天的なことも 関わっていると思うのです 私が私らしく詩を書き 『詩は元気です』に載せ もし誰かがプラスな気持ちになる 想像さえあれば良いのでしょう そこにたどり着いたようです そう思います そうなのだから 私は詩を書き続けながら 思い上がらない気持ちでいることです そう思います そうなのだから そんな光が見えてきたようです 私の最終着陸地点 ここなのですね
どうしてもわからない ある詩人が詩を インターネット上で公開すると 絶賛される 好みの違いだろうか わたしには良さがわからない しかし そこには多くのひとの心を揺さぶる 何かがある 確実に そこがわからない 何度も読んでみる 作品への感想も読んでみる やはりわからない なぜわたしの詩に 孤独が絡みはじめてしまうのか どうしてもわからない それでもわたしは 縁を歩きながら詩を書く その真意が全くわからない
月から滴り落ちる悲しみ 遠い過去に貼られた 臆病の言葉を剥がせない夜風 解っているのさ 時空に張り巡らせたトラップが 自分の虚言によるものだと 吐いて踊る明日の音楽隊 響き割れる髑髏の行進 タッタラッタ タッタラッタ 沈んでゆく歓喜の叫び 干からびた指先 後退に消滅してゆく者達の儀式 発射される護衛の幻に 跨がる屍の思想は笑う口笛 解っているのさ 時空に張り巡らせたトラップが 自分の虚言によるものだと タッタラッタ タッタラッタ 服従する魂の憩いに 傍観しながら溺れてゆく快感 タッタラッタ タッタラッタ 臆病に重なり合う鉛の塊 沈みながら惻隠の微笑が抜け出す