全8章からなるが、第1章「漏洩」で、沢山の人物名、部署名、役職名、取引先名、ナゾの人、人的相関関係、銀行の色んな電子データ・紙データなど、情報満載過ぎて話に追いつけず。以前にも記したが、パワポで人物相関図を自作した。
しかし、第2章では全く違う話が展開される。これが第1章に折り重なっていくのか。もう理解不能だよ〜💦相関図への追記はせず。
第3〜4章も違う話。第5章でやっと、これは短編集だったんだと気づく(笑)結局、相関図に追記することなく読み終えた。
銀行特有の面白い言葉が数多く出てきた。
債務不存在
論点未整理
叱責状
印象的な台詞は、
「法律の上で問題はなくても、人として許されない行動ってのはあると思うんです」
己の信念、志のために仕事に取り組む者と、私利私欲のために人を利用することしか考えていない者。一体どちらが正義なのか、時々わからなくなる。
池井戸作品はやはり流石で、読んでいて惹き込まれる所もあり、楽しみながら読めた。しかし、今後は映像で楽しもうと思う。私には少々難解🦦💦笑
(講談社/2002)