牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA
第32話 コロナ、ロックダウン、妻の事故 ⑤「ああコロナ、されど伝道」
さらにガブリエルは申し訳なさそうに驚くべきことを言った。「実はアンタを家に送ってはいけない。」「何じゃそりゃ!?」と聞き返すと、「コロナ危機のせいで、この市では車両を運ぶ際、車の持ち主はトラックに乗れず、乗れるのはトラック運転手だけ。だから彼はアンタの車だけ家まで移送するが、アンタを家までは送ってはいけない。そのためにアンタは家族にでも電話してここまで迎えに来てもらわないといけないんだ。。。」
「しまった!!」 まさかそこまでは考えてなかった。OCでは通常通りAAAの運送サービスは行われていたからだ。しかしよく考えればロックダウンから1カ月現在、LAではコロナが猛威を振るい多くの人が命を落としており、外出制限もOCよりはるかに厳しかった。うかつだった。この時期にLAをボロバイクで走った俺がアホやった。悔やんでも始まらない。「じゃどうする? 俺はOC在住だ。カミさんに向かえに来てもらったら今から30分はかかる。」だが「じゃあ彼女に電話して待つしかない」と再び申し訳なさそうに言う彼。仕方なく妻に電話した。
「今からロングビーチまで?」と彼女はかなり驚いたが とにかく家を出発した。相変わらずFwyは皆が猛スピードで走っており危険でウルサイので、その間2人で彼が乗って来た小汚いトラックに乗り込み妻を待つことにした。トラック入ると彼は「ところでアンタは仕事してるの? ロックダウン中だけど。」と聞いて来た。「ああ、俺は牧師なので説教を作ったりオンラインで人と会ったりなど家でいることが多いので生活は変わらないよ。君は?」と尋ねると、「イタリアから1年ほど前に来た学生でこれはアルバイト」と言う。さらに彼は思いがけないことを聞いてきた。
「アンタは牧師だよね。何でこんなに色々宗派があるの?」 おお、来た!と思った。
伝道の機会はそこここに転がっている。
カチッとモードが切り替わり、主の導きを感じつつトラックが“伝道集会“に早変わり。
ボク:「人間には罪があり、エゴがあるから他者より自分が正しいと思うので、宗教や政治などすぐセクト化するんだ。
1コリント1章にはそれが詳述されてる。人に焦点を合わせイエスに焦点を合わせないから信者同士争ってる。
全くアホだよね? キリストが中心にいないとそうなる。」
彼 :「なるほど。ボクはカトリックで毎週教会に行くよ。お婆ちゃんが厳しい人で“行け行け”とうるさいんだ。」
ボク:「そうだろう。大抵の人がそうだ。ルーティンや惰性で行く人やクリスチャンファミリーの人、文化的背景やイベント付き
合いで行く人など。だから生活にイエスがなく、平気で悪い事をする者もいる。
君はイエスが君のために十字架にかかった救い主と信じてるだろう。でも本当にそうかな? 確信はある??」
彼 :「ウーン。よく分からない。。。」
ボク:「だよね。君はまだ何も信じてない。でもイエスが2千年前に十字架にかかったことは知ってるので、
一応“信者”だと思ってる。 でもね、『イエスを信じるとはイエスに従うこと』なんだ。分かるよね。でも出来ないよね?
彼 :「分かる。でも出来ない。。。聖書も読んでないし、教会へも毎週行くわけじゃないし。。。」
ボク:「そうだろう。でも本当にイエスを信じ、彼を心にお迎えする時、君はイエスの聖霊を受けるんだ。
ほら、スターウォーズのフォースみたいなもんさ。君は出来ないことが出来るようなる。少しずつ。
逆に言えば、聖霊抜きにしてキリスト者は
何も出来ない。さっきの話のように かえって仲間割れするのがオチだよ。かつては俺もヒドイ人間だった。
でも聖霊を心に迎えることで神と共に歩めるようになった。
信仰者の人生は試練が多く 楽ではないが、いつも平安と喜びがある。」
などと主を称えつつ福音を語りまくり、あっという間に30分近く過ぎ去った。ガブリエルは熱心に聞いていた。
「あなたがたの内にある希望について説明を求める人には、誰にでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。」
第一ペテロの手紙3章15節
9-15-2020
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第31話 コロナ、ロックダウン、妻の事故
④「 その日が来た 」
ついに妻の大事故の日がやって来た。4月24日金曜の午後6時前、私はハーレーに乗ってLAの405Fwy(フリーウェー)を走っていたが急にエンストして路肩で止めた。40年前の古いバイクなので ここまではよくある話。すぐにAAA(トリプルエー)へ電話してレッカーを手配した。AAAは日本のJAFに相当し、年中無休24時間どこででも燃料補給やタイヤ交換をはじめ、レンタカーや保険の手配まで全て行う。特にバイクへのサービスは手厚く、安い年会費で 年4回まで1回当たり160kmまでなら通称”フラットベッド”と呼ばれる昇降式の平らな荷台のトラックでライダーと一緒に家まで輸送してくれるので実に頼もしい存在だ。
だがその日は様子が違った。街中なら15分ほどで来るはずのAAAが40分待っても来ない。しかもAAAに電話したら何と繋がらない。過去30年間AAAのメンバーだったがこんなことは初めてだ。「ひょっとしてコロナのせい?」 嫌な予感がした。 とその時 「バキッl!!」と大きな音がした。ハーレーの上に置いていたハーフヘルメットが強風で煽られ落下したところを猛スピードのフォードのピックアップトラックが踏み潰して走り去ったのだ。
実は普段の加州の金曜の夕方はどこも大渋滞で、片側5車線のFwyは車でびっしり覆われ動かないので「駐車場」と揶揄されるほどだが、この頃はロックダウンでFwyはガラガラ。それで狂ったように走る輩が続出、異様なムードが漂っていた。「やはり今日はおかしい。」こういう時は主の御手にあることを覚え ジタバタせず祈りつつ静かに待つ。相変わらずAAAは繋がらない。そこへ突然ショボい小さなAAAのピックアップトラックが止まり中から小柄な白人青年が降りて来た。「何だぁ?俺が要るのはフラットベッドだ!こんな小さなトラックでどうする気だ?!」 強風の中50分も待たされていた私は思わず彼を怒鳴りつけた。
青年の名はガブリエル。申し訳なさそうに彼の口から驚くべき事実が知らされた。「いや、そうじゃないんだ。俺はアンタが大丈夫か見に来たんだ。コロナのせいでこの街のレッカー屋の運転手の2/3が解雇されて業務が回らなくなり、おかげでアンタみたいに待たされる人が続出して。。。特にアンタはバイクだからFwy路上では危ないので。。。」 やはりそうか! AAAに繋がらないのもコロナ危機のせいだったのだ。今日バイクで走ったことを悔やんだが今さらどうしようもない。さらに傾いた夕日が血の色に見えた。「何と不吉な。」 サタンの手が押し迫っている気配を感じ、聖書の言葉
「人は自分の時を知らない。悪い網にかかった魚のように、
罠にかかった鳥のように、人の子らもまた、
災いの時が突然彼らを襲うと、それにかかってしまう。」
伝道者の書9章12節
を思い出した。今はただ神の前にへりくだり、彼を信頼して祈るのみ。しかし追い打ちをかけるようにガブリエルの口からさらに驚愕すべきことが告げられた! つづく。。。 9-2020
56歳の誕生日を迎えました! 皆さまに感謝します!
事故以来、初めて妻と海に来ました。
ここまで彼女を癒して下さった神さまに感謝!
あなたがたとご家族に神のご加護と祝福が豊かにありますように!
Happy birthday 2 ME! I just turned into 56 yrs young!
Thank you all for your friendship!
This is our first visit to a beach since the accident.
Thank GOD who healed my wife came long way until now!
May the LORD bless you all and keep you all!
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第30話 コロナ、ロックダウン、妻の事故
③「 教会内部再塗装 」
さて、ロックダウンによりレストラン業の私ども夫婦はあっさり解雇となった。実は教会の仕事が中心の私はロックダウンでも殆ど生活スタイルは変わらないが、妻にとっては膨大な時間が出来た。彼女はもともと何かしてないと気が済まない性格なので、ロックダウン直後から「何か仕事をしたい」と言い始めたが、3日目の朝に突然、「ペンキ塗りをしたい!」と言い出した。とりあえず家の中の汚い所を中心に再塗装すると言う。彼女は工作やペンキ塗りが大好きだ。「そうか、そのテがあったか!」と私の目が開かれた。
実はアメリカでは家を売る際、すぐに売れるよう“流行りの色“に塗り替えてから売るという習慣があり、私どもがこの家を買った時の1階の色は緑色だった。おそらくスターバックスコーヒーを真似たのだろう。思わず眉をひそめたが、1階は教会用として礼拝に使う言わばパブリックスペースなので、「カフェみたいだし、ま いいか。」とそのままにして、1階以外のほぼ全部を業者に頼んで白へ再塗装した。お陰で手間が省け、カネも浮いたと喜んだ。が、すぐに後悔した。いざ住み始めると緑色は重苦しく、家が東向きなので午後以降はやや暗くなる。汚れが目立たないため掃除もしにくい。しかし後の祭りだった。働きながらの牧会で再塗装の時間はなく、業者を雇うカネもない。「仕方ない。」と諦めていた。
しかし今 ロックダウンにより豊富に時間が出来た。「じゃ全部やろう!」と私は思わず叫んだ。「え、マジで?!ホンマに?」と一瞬ビビるカミさん。「2人でやれば出来る!こんなチャンス2度とないぞ!しかも業者を雇わないので安くつく!」とメラメラ闘志が湧いて来た。その時、
「強くあれ。―主の御告げ。― 仕事に取りかかれ。
わたしがあなたと共にいるからだ。」 ハガイ書2章4節
の聖書の言葉どおり聖霊の声が私ども2人に激しく下り、「じゃ私さっそく塗り始めるわ!」と妻は残っていた白いペンキを引っ張り出し いきなり作業にかかり、私もホームセンターへ直行し塗料やマスキングテープなどを大量に買って来て作業開始。
そこからが大変だった。ロックダウンがいつ解除されるか分からないのでとにかく急いだ。1階には礼拝に使っているリビングをはじめ、キッチンとダイニング、トイレがあり、加えて2階踊り場までの階段横の壁も全て塗ったので、休憩を挟んで毎日12時間、激闘2週間の”突貫工事“となった。妻は目を見張るほどのペインター・スキルを発揮し、私よりも遥かに速くて上手く丁寧に緑の壁を白く塗り替えて行き、最後に残ったトイレは本人の希望で彼女自身がピンクに仕上げた。コストは塗料代など500ドル程度。ロックダウンになって本当に良かったと神を褒め称えた。 8-31-2020
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第29話 コロナ、ロックダウン、妻の事故
②「 住宅ローン猶予と給付金 」
ロックダウンにより夫婦共々レストラン業の私ども夫婦は無職無収入となった。真っ先に考えたことは住宅ローンの返済だ。当教会は当方の自宅を開放して運営しているのでローン支払いは夫婦でやっている。とにかく何とかせねばならない。住宅ローン返済を猶予してもらうしかない。夫婦で主に祈りつつ恐る恐るローン会社へ電話したら、何とあっさりと3カ月の猶予が決まった!
私が驚いたのは、このような緊急事態の際はたいてい電話が繋がらないかボイスメール、もしくはロボット(AI) による決まりきった返答がほとんど。仮に1時間程度のホールドを突破して係りの者が出て来ても話が通じないことが多いのだが、まるで彼らはこのことを予期していたようにスムーズな対応で驚いた。私が今回のコロナ危機とロックダウンがすでに神の御手の中にあることを悟ったのはこの時だ。
さらに驚くべき神の助けは続いた。米議会は納税者一人当たり1200ドルの小切手を郵送し始め、早くもロックダウン3週目には私ども夫婦宛に2人分2400ドルの小切手が届いた。ローンが猶予された後、これで何とか最初の月を乗り切れたのだ。アメリカでは確定申告を全納税者が1月から4月半ばにかけ行うが、私は毎年オンラインの通称「E-ファイル」で1月頃に行うため、言わば“早いもん順“で早く届いたそうな。したがってロックダウン開始前後に申告した人にはなかなか届かない。郵送ではなくオンラインにしたのが良かった。
さらに驚いたのは失業保険だ。オンライン申し込みの後、一回目の給付の時に何と郵送でクレジットカードが届き、それ以降は政府が毎2週ごとに失業保険をカードに振り込むので煩わしい一切の手続きは不要でとにかく便利。しかも周知の通り政府が週600ドルも自身の失業保険に上乗せしてくれたため本来の収入に近い額が振り込まれることになり、この後5カ月にわたり何とか凌ぐことが出来た。コロナ危機が起こる前、すでに与えられていた私への主の預言の言葉が成就した。
「ああ。その日は大いなる日、比べるものもない日だ。
それはヤコブにも苦難の時だ。しかし彼はそれから救われる。」
エレミヤ書30章7節
パンデミックとロックダウンという未曽有の困難の中でも、神は本当にいつくしみ深い。晴れるや。 8-27-2020
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第28話 コロナ、ロックダウン、妻の事故 ①「戦争前夜」
昨年の今頃、ここLA周辺がグラっと揺れたことがあった。長きにわたって加州(カリフォルニア)では地震がなかったが、震度3~4ほどで揺れ始めたその時、ちょうど私は朝の祈りをしており、「ついに来た!」と身構えた。が、10秒ほどで終わった。「ん? 何や?主よ。今のは何ですか? まだ”その時“ではないのですか?」と思わず神に伺った。なぜなら、過去2年以上に渡り、アメリカ、特にこのカリフォルニアに決定的な裁きが下されることが示されてきたからだ。例えば
「人の子よ。預言して言え。神である主はこう仰せられる。
泣きわめけ。ああ、その日よ。その日は近い。
主の日は近い。その日は曇った日、諸国の民の終わりの時だ。」
エゼキエル書30章2‐3節
のように、聞けば暗くなるような御言葉を、特にエレミヤ書からダニエル書をを通して幾度も示された。思えばアメリカはリーマンショックからもすぐに立ち直り、未曽有の繁栄を謳歌し、史上最低の失業率を継続してきた。そして加州はグーグル、アップルなどプラットフォーマーが割拠する“経済大国”となり、今やアメリカで一番金持ちなのはニューヨークではなくサンフランシスコであることは誰でも知っている。ここLAもメディアの牙城ハリウッドがあり、加えてIT産業、医療機器、不動産などが活況を呈し、世界中から人が押し寄せ、繁栄を謳歌して来た。「その日」までは。
今年の3月に入り、加州ではロックダウンの噂が広まっていたが、あくまで自主隔離の短期間だと誰もが気楽に考えていた。しかし半ばを過ぎる頃には状況は深刻化し、自主的に営業時間を短縮する飲食店や小売店が出始め、「来週からの予定」について告知が張り出されたが、それはもはや”来週”ではなくなり突然やって来た。17日の夜、高級鮨屋で勤める妻が魚介類や野菜をわんさか持って深夜に帰宅。「明日から閉店なので食材をみな貰った」そうな。お陰でウニをたらふく食えたが、翌朝、ついにその時は来た。加州全域のロックダウンである。
車で外出したところ街の様子は一変し、店は閉店、学校も閉まり、子供たちが遊びまわっている。ラジオを付けるとちょうど加州衛生局長Dr.ソニア・エンジェル氏の記者会見の真っ最中だ。「まずは2週間程度ですが、まだ分かりません。2カ月になるかも知れないし、3カ月かも知れない。何もずっと家にいろとは言っていない。犬の散歩も出来るし、ジョギングも出来ます。ただ用事が済んだら家にいて下さい。マーケットは開いてます。車の整備工場、水道工事業者、薬局も開いてます。加州政府としては生活に支障をきたさないようにしますのでので安心して下さい。ただ、今日あなたが陰性でも明日は陽性かも知れない。くれぐれも注意してください。」などと彼女の悲痛な声が響いた。
その翌日、とんでもない映像が知人から送られてきた。町はずれにある線路を何と数百両の戦車を積んだ貨物列車が北進中だ。おそらくSD近辺にある海兵隊基地から移動中なのだろう。さらには3日後、何やら聞きなれない爆音が空から聞こえて来た。ヘリのようだがヘリではない。「オスプレイだ!」 低空で飛ぶ軍事ヘリのやかましさは半端ないがローターは一つだ。しかし同機は2つあるので騒音が倍になり、ズドドドドーッと連続して地震のような地響きが住宅街にこだます。ついに「Martial Law(戒厳令)」なのか?ここ数カ月、銃砲店に人々が殺到し長い列を作っていたが。不吉な光景を目の当たりにし、預言通りついに主の御手が加州に下り、パンデミックとの戦争が始まったことを思い知った。 8-21-2020
新 もの言う牧師のエッセー・・・第380話
コロナは警告する ⑩最終回「 プラットフォーマー 」
米国の億万長者の資産合計が、新型コロナウイルス危機下で約10%増加したことが、米国の「政策研究所(IPS)」の調査で明らかになった。今年1月から4月にかけて米億万長者34人の純資産は数千万ドル増加。アマゾン創業者のベゾス氏や、テスラのイーロン・マスク氏、ズームのエリック・ユアンCEOを含む億万長者8人の純資産合計は10億ドル増加した。米失業保険受給総数 が2000万人に迫り、コロナ危機が世界の貧困問題を深刻化させている中、調査したチャック・コリンズ氏は「非常に不平等な犠牲を伴っている」と述べた。
実のところ米経済はロックダウン導入前の2月にはすでに景気後退(リセッション)入りしていた。小売業から航空業まで幅広い業種では正に泣きっ面に蜂だが、医療従事者に加えてスーパーの店員ら社会生活に不可欠な仕事に就く人々“エッセンシャルワーカー”は業務を継続できた。そのため、自宅待機が進む中、すでにオンライン物流の中心でありエッセンシャルワーカーでもあるアマゾンは一人勝ちし、昨年同期に比べ売上高が26%増加、新たに従業員17万5000人を採用する計画を決定した。
いっぽう欧州では、アップル・グーグル連合がコロナ対策としての感染者追跡アプリを独・仏・伊・スイスなど8か国の研究機関と共同開発することで合意、その後、英国政府も加わり、独自開発を目指していたEUは米国プラットフォーマーに主導権を握られた。さらに日本では6月から同連合アプリの運用が始まり、慶応大の山本龍彦教授は「国家とプラットフォームの連携が統治のモデルになる可能性」を指摘した。と、そこへホットなニュースが本稿執筆の最中にワシントンDCから飛び込んできた。
何と米国議会がプラットフォーマーのボスたちであるベゾス、ピチャイ、ザッカーバーグ、クックら4氏を同時に議会へ出頭させると言うのだ。すでに欧州では始まっていた「政府 対 プラットフォーマー」の闘争がついに始まる。コロナ危機がデジタル化、オンライン化、ITリテラシーを一気に加速させたため、コロナで足元を取られた各国政府は後塵を拝し、プラットフォーマーは国家を超える“超社会体“になりつつある。もしアマゾンが物流を止めたら?もしグーグルが情報を統制したら? もし貧しい人々が彼らに救いの手を求めたら? 聖書には、人類が未曽有の危機にあえぐ終末期に、「反キリスト」がオンライン物流を支配し、”デジタル独裁”で統治する超政府が描かれている。そして「獣」と呼ばれる彼は
「その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、全ての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。また、その刻印、すなわち、あの獣の名、又はその名の数字を持っている者以外は、誰も、買うことも、売ることもできないようにした。」
ヨハネの黙示録13章15-17節
長きにわたり難解だった同書の全貌が姿を現しつつある。どん底に落された貧しい人々や苦しむ人々らが中心となり、かつてのヒトラーの時と同様、救い主キリストではなく反キリストを歓喜を持って迎えるのだ。今回のコロナ危機はその“予告編”であり、キリスト再臨に備える警告だ。我らが目を覚まし、神に立ち返るために。 2020-7-28
「コロナは警告する」シリーズが完結しました。ここまでコロナ危機を軸に駆け足で10話にわたり緊急のメッセージを取り次がせていただきました。お読みくださり感謝します。まだイエスさまを信じていない人が、イエスさまと出会われるように、しばらく教会を離れている等の人は、神に立ち返ることが出来るようお祈りしています。なお、バックナンバーご希望の方は当教会HP: socalbiblechurch.comとパスター・ミッキーのブログで閲覧できます。皆さまに神のご加護と祝福が豊かにありますように。
カミさんがイチゴ大福を作りました。激ウマ感謝!
ボクは側で見てただけです。スンマセン
My wife made some Daifuku, strawberries and red beans inside. Great taste!
Sorry, I was a just bystander while she was cooking...
「赤い夏」事件、1919年4月頃
新 もの言う牧師のエッセー・・・第379話
コロナは警告する 全十話⑨「 1世紀前 」
コロナ後の世界を表す”ニューノーマル(新常態)“なる造語も登場したが、そんなものが果たしてあるのだろうか。だいいち、そもそもこれまでの世界は”ノーマル“と言えるのか。コロナと人種問題、経済の失速に揺れる現在、スペイン風邪と暴力と経済のクラッシュが荒れ狂った1世紀前を想起する人は多い。「世界最終戦争」と呼ばれ、約2000万人の死者を出した第一次世界大戦が、推定約5500万人の死者を出したスペイン風邪の猛威のせいで急に終わりを告げた。「戦争が出来なくなった」のだ。
このどさくさの最中にロシア革命が起こり、世界最初の社会主義政権発足したが、元はと言えば大戦での敗北や社会不安から労働者や兵士が蜂起したことに始まる。いっぽうアメリカでは猛威を振るうパンデミックと雇用不安から「赤い夏」事件が発生し、多くの白人が暴徒化し黒人を襲撃、リンチにかけられ焼き殺される人などが続出。他方黒人も反撃し、これが黒人が白人の攻撃に抵抗した初めてのケースとなった。
また、⼤戦の講和会議に出席中のウィルソン米大統領もスペイン⾵邪にかかり、闘病で気⼒を失った彼は、強硬に反対していたドイツへの厳しい賠償要求をあっさり認め、過酷な賠償を負ったドイツはやがてヒトラーの台頭を招く。後にウィルソンは新世界秩序を掲げ 「戦争のない世界を目指し」国際連盟を提唱するが、アメリカは不参加の頓珍漢ぶり、日本の「人種差別撤廃案」も退け、全く空論のニューノーマルとなり第二次大戦へと突き進んだ。
この後、世界の中心は欧州からアメリカにシフトしたが、もろに大恐慌が直撃、日本では関東大震災が起こり、やがて世界は20世紀最大の危機を迎えることになる。これらは悪い事が悪い時に起こる典型例だ。そしてこれが1世紀前のニューノーマルである。そう言えば最近、日本や米西海岸で地震が頻発している。見ての通り、パンデミックと人種差別、経済不安と自然災害はワンセットであり 聖書預言の好例だ。イエスは警告する。
「いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。そのように、これらのことの全てを見たら、あなたがたは、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。」
マタイによる福音書24章32-33節
さて、パンデミックの有無にかかわらず人の一生は困難と背中合わせだ。神を信じ敬うことが最大の用心となる。コロナ危機はそれを気付かせてくれた。 2020-7-25
愛するFB友の皆さまへ、お願いがございます。
いつもお世話になっております。
私ども夫婦と当方の教会がサポートしております パキスタンの孤児院「キッズ・ホーム/ Kids Home」が移転を迫られ困っています。リース延長の条件として1000ドル程度必要です。また、子供たちは基本的に床に雑魚寝してるので随時ベッドも揃えたいとのことなので、もっと必要になるでしょう。
これまで私どもは足掛け3年にわたり援助を行い、今年だけですでに2000ドル程度送金しましたが、ウチだけでは手に余るので皆さまのお力をぜひ仰ぎたい次第です。
孤児院の責任者は、私のFB友のニダ・ケイヤムさん(Nida Qayyum)です。20代前半の素晴らしい信仰心を持った強い女性です。FBですぐに繋がりますので、FBのアカウントをお持ちの方で英語の話せる方は直接彼女のメッセラインへお問い合わせください。Pastor Mickey(ミッキー牧師)の紹介だと言っていただければ分かりますので。
なお、送金は彼らの口座への銀行振り込みか、お近くの「ウェスタンユニオン(Western Union)」から直接パキスタンへ送っていただくことになります。詳しくはググって見てください。
何かご質問がありましたら私のメッセラインへどうぞ。
宜しくお願い致します。God bless U(^^)
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