私は大抵いつもちょっと不安なのだけど(苦笑)、ここのところ、楽しいのだけど毎日があっという間に過ぎて行く不安、今気付いたら43歳ということは、次に気付いた時はあっという間に80歳ってことにもなりかねないのではないか…という不安に度々襲われています。
私の周りには、74歳の母を始め「死ぬことは怖くない」と言う人が結構いるのですが、はっきり言って私は怖いです(苦笑)。今年の8月に愛犬に突き飛ばされて脳震盪を起こした時、視界がぼやけ、頭がぼ~~っとしてはっきりと物事を考えられなくなった経験をしました。あんな感じで、意識が正常に働くなる、つまり死んでしまったら死んでいるという自分にさえ気づかない(と思う)、それがなんとなく怖い。
で、不安になった時は寂聴さん(笑)。彼女もすでに94歳。元気にやっておられるのだろうか…とYouTubeで最近の映像を検索してみると、ありました。60歳も年下の若くて美人の秘書さんがいるらしく、大病後もリハビリなどで頑張って体力を取り戻して執筆を再開し、今でもお肉を食べたりお酒を飲んでいるみたい。彼女が出家したのは50歳を過ぎてから。そして94歳の今も精力的に活動されている。それを思ったら、私の人生などまだまだひよっこなのだと気づかされました。
死ぬことがなんで怖いかっていうと、一人になる(繰り返すけど、そのことさえ気づかないのだろうけど)ってことなんだと思う。今周りにいる愛すべき存在である子供、夫、親、姉弟、そして友人たち、そのすべてが無くなってしまうという恐怖。それなんです、私は…。昔の中国の皇帝が、自分のお墓に生きていた時に周りにあった人や動物、物をそっくりそのまま作らせて一緒に埋葬した気持ちが何となくわかる。私もできればそうしたいくらい(笑)。
でも、できることなら私も死ぬことが怖くなくなりたい。これまで生きてきた43年間と、同じだけの時間がこれからも過ぎて行くのだ。それを早く感じるか、ゆっくりと感じるかは私次第なのだ。できるならたくさん笑って、たくさんの人と心を通わせて、幸せに暮らしたいと思う。
寂聴さんの言葉を聞くといつも安心する。いつか寂庵に行ってみたいと思うけれど、遠くからでも彼女の言葉や行動から、人生をちょっとラクに生きるコツをこれからも学んでいきたいと思う。
まーピカピカに美しくなりました。夫に感謝☆
今年の年末は忙しかったけれとても楽しく、充実していました。
クリスマス前、MのNutcrackerのボランティアで5時間も家を空けるので、スナックを準備したり夕飯をこしらえたりしなくてはならない時に、夫が突然台所のタイル(メキシコのソルティーロタイル)を電動機械で削りだし、天井から戸棚の中からアイランドに置いてあった食べ物まですべてオレンジ色の細かい埃まみれになってしまった時は、さすがに怒りを超えて泣きたくなったけど(掃除するのに30分以上かかったから)、仕上がりはまあー見事に美しくなり、夫に怒ったことをちょっと反省したのでした(苦笑)。
Mの舞台を観に夫の両親を始め叔母さん夫婦、夫の弟もかけつけてくれ、みんな楽しんでくれたようで、次の日(クリスマスイブ)は我が家にて久しぶりに賑やかなクリスマスディナーをすることができました。それまで忙しかったから当然家の中は恐ろしい状態になっていたので、朝起きた時は掃除が終わるかどうかドキドキしたくらい。最大の難関(?)は、リビングに2セットあったカウチ(置き場所がなくて仕方なく置いていた)のうちの1セットを移動すること。子供たちも一緒にみんなで協力して、なんとか空いている部屋へ移動(=その部屋は物置部屋と化す)。夫がパティをエアーブロアーでぶお~んと掃除している所へ親戚が到着しました(笑)。
クリスマス時期はさすがに仕事のペースも落ちたのですが、年末に以前トライした電話通訳の仕事を2回ほど行い、結局トータルで6回こなしたのでした。いやーでも、もっとスムーズにできるようになりたいと思うようになり、そのためには頭の中をもっと英語脳に傾けなきゃいけないのかなーと思っています。TEDみたいのを聴いたり、普段からラジオもトーク物を流すようにしたり、工夫しなきゃいけないなと思います。
年末と言えばやっぱり日本のテレビ番組が観たくなります(笑)。日本時間からちょっと遅れちゃうけど、紅白歌合戦をネットで観てお正月を迎えたいと思います。
最初の2日はロシアのダンサーの横で踊るクマと兵隊の役。これはリハーサルの時に出番を待っている時。
これは本番2日目。
いよいよMのNutcracker(バレエ『くるみ割り人形』)が始まりました。5時間のリハーサル2回、本番2回のシェパロン(バックステージで子供たちの準備の世話)をしたのですが、その間はずっと夫とNがHを家で見ててくれました。
バックステージの手伝いはやっぱりとっても楽しい!なんだかんだ言ってもまだ小学生の子供たちは無邪気で可愛いし、周りのお母さんたちやバレエ教室の関係者たちも怖い人たちが多いのかと思ってたけど、みんな優しくて、もう20年以上この舞台を手伝っている人たちも多いから、みんな慣れていてチームワークみたいのもある。さすがに本番の時は、大きな声だしてたら「うるさい!静かに!」とか、ステージ横でぼーっとつっ立ってると、「そこどいて!」みたいに怒鳴られてる人もいたけど(苦笑)。
今日はこれからお昼の部を手伝ってから、夜の最後の部を家族みんなで観る予定。夫の両親、おばさん夫婦、そして弟も来る予定なので、Mはとっても楽しみにしています。
*運営サイトの都合により、ブログをこちらに移転いたしました。
今後とも、ご愛読いただければと思います!
さて、私にとってはものすごい出来事が今週ありました。
それは、人生初の電話通訳に挑戦したのです!!
(正確に言うと数年前に一度だけやったことがあるのだけど、それは本当に短いものだったので)
しかも同じ案件で3回(一回につき1時間)。その内の2回は日本時間に合わせるため朝の3時という壮絶な時間帯!医療インタビューだったのですが、過去に同じ会社の翻訳を何度もしたことがあったので大丈夫かな、と思って受けたのですが(もちろん勇気が要ったけど)、インタビューは患者さんじゃなくてお医者さんだったから大焦り!一生懸命、その分野のリサーチをしました…。
初回が朝の3時だったので、1時間半ほど早めに起きて目を覚まして資料に目を通し、携帯の前で電話が鳴るのを待つ…。口から心臓が出そうというのはこういうことを言うのですね。怖い、逃げ出したい…そんな気持ちでドッキドキ。人生でこれほど緊張したことはないかもしれません。
しかし無事、事なきを得ず終えることができたのです…。
その後2回も無事終了。やはり医療関係なので難しい言葉が出てくるのですが、スペルアウトしてもらって目の前のパソコンで調べたりして何とか頑張りました。英語の質問の意味がわからない場合は何度もわかるまで聞いて確認して。
そのかいあってか、クライアントからは大満足のフィードバックを頂き、感激!
私、この電話通訳の仕事をやり遂げたらこの時こそ、自分によくやったって褒めてあげたいと思っていました(笑)。翻訳も好きだし楽しいけど、やっぱりなんせ時間がかかる…。通訳はその時は緊張するし、事前にリサーチも必要だけど、時間給が良いし(笑)、しかも楽しい!って思えました。
こっちの方も時々できるようになれたらいいなーなんて。
夫にクライアントから良いフィードバックもらえたよって喜びのテキストしたら、すごい喜んでくれて、「ご褒美に寿司食べに連れてってあげる!」だって(笑)。ここのところ毎日のように仕事をしている私を見て、ようやく認めてくれたのかなー?なんて思います。
さて我が家もすっかりクリスマスモード。特にNはクリスマスソングが大好きみたいで、しかもワムとかマライア・キャリーの定番クリスマスソングを聴いてるから不思議。もう20年以上も前の歌なんだよ~って教えてあげました。ついでに日本の定番クリスマスソング・山下達郎の『クリスマス・イブ』も紹介しておいた(笑)。
去年は散々なクリスマスだったので、今年はその二の舞を踏まないようにと心に決めています。ジュリアン(1時間半くらい行った所にある山)に家族でクリスマスツリーを求めに行ったり(その日の朝切ったばかりの木を購入!)、家族みんなで夕飯を食べる回数も増え、今のところ良い感じ(笑)。オンラインで購入しているプレゼントも続々と届いています。
クリスマスまで後17日。この時期にしか味わえない幸福を、味わいたいと思います。
ハロウィンもだいぶ前に終わり、気づけば11月も半ばになろうとしています!風も冷たくなり、すっかり季節は秋ですね。
秋と言えば、朝焼けや夕焼けがキレイですよね~
朝焼け
夕暮れ時のピンクの空
雲も毎日違う表情を見せてくれます。
ところで、最近また翻訳の仕事を再開しました!
念願叶って、以前からブログを読んでいたJunkoさんの会社で雇っていただくことができたのです!(彼女のブログはこちら)
すでにいくつかお仕事をいただき、このまま順調にやらせていただけたらな~と思っています。
そして更に、半ば首のような形で辞めることになってしまった最初の会社から連絡をもらい、私が結構得意とするトランスクリプション(テープ起こし&翻訳)の仕事を回してくださり、それがきっかけで再び雇ってもらえることに!
ここで働かせてもらっている時は、なんせ翻訳以外の部分(連絡方法の書式やレイアウト調整など)が細かくて、私のミスが絶えず、あちらが半分お手上げ状態になってしまったのでした。でも、別の会社と仕事を始めて、細かいところまで指導してもったことが役に立っているので感謝しなくちゃいけないな~と感じていた時にちょうど連絡が来たので、すごいタイミングだと思いました。
しばらく前には、日本のドキュメンタリー番組等を扱っている会社の字幕翻訳のトライアル(テスト)を受けたりもしましたが、これは受かりませんでしたね~。たった4分の字幕翻訳にものすごい時間がかかって(まずはテープ起こし、そして決められた時数で翻訳、更にスポッティングという字幕を画面に映す時間を決める)、これはよっぽど映像翻訳が好きじゃないとできないかも~と思いましたね。
仕事を再開したせいで子供のスケジュール等の時間を間違えたり、物忘れがひどくて家の中は再びてんてこまい 以前のように、自分の許容範囲以上の仕事を引き受けてパニックになることのないよう、仕事の受注管理には十分気をつけなくちゃと思います!
ここのところ、「男の子にはスポーツをさせろ」という言葉が頭の中をぐるぐる回っていました。「子供(男女問わず)にスポーツをやらせていれば非行に走ることはない」と、息子が仲良くしている友達Nのお母さんは言います。
私は、自分が特別にスポーツをしてきた人間ではないので、「そんなものかなあ」程度にしか思っていませんでした。小学生の時はバスケットボールが大好きでそれなりに上手かったと思うのだけど、中学校でバスケ部に入るなんて想像すらできなかった。なぜなら、バスケ部にはおっかない不良たちがいっぱいいて、しかも練習が死ぬほどキツイと聞いていたから
今まで息子には特に強要せず、好きなこと(アートやピアノ、サッカー、スクーターなど)をやらせてきた。しかし7年生になって2カ月ばかり経ったのだけど、気づくと彼は学校から帰ってくると友達とオンラインゲームばかりしている。休みの日もそうだ。これは一体どうしたことか!?
「どうしてスケートパークに行かないの?」「スクーターは、周りが誰もやらないから止めた」ええええ?あんなに好きで夏の間、毎日のように通って技も磨いていたのに、そんなに簡単に止めちゃうの?
「どうして友達と遊ばないの?」「みんな忙しいんだ。Nはフットボール、Mはサーフィン。」そうかそうか…。ここで母はハタと気付いた。やはり、息子にもちゃんとしたスポーツが必要だ!と。
近頃、週末になるとしょっちゅう友達とビーチに繰り出し、サーフィンをやりたいと言い出していたので、親友Mが中学校のサーフクラブに所属したと聞いて、「あなたもサーフクラブに入れば良いじゃない!」と我ながら名案だと思って言うと、「絶対に嫌だ」「どうして?サーフィンやりたいんでしょ?」
この、Nがサーフクラブに入ることを頑なに拒否する理由がイマイチ良くわからないのだ。
「僕は人に教えてもらうのが一番嫌なんだ!」(そんな偉そうなことを言うなら、無理やりにでも入れて、その傲慢な精神を鍛え直す必要があるな)
「どうしても入れと言うなら、せめてボードの上で立ち上がれるようになってから入りたい」(そうか、全然経験がないのが恥ずかしいのね。じゃあ夫の知り合いにサーフィンする人がいるからレッスンを頼もう、と言うとこれまた)
「ダディの友達に教えてもらうなんて嫌だ!Mに教えてもらう」(しかし、まだ初心者のMが教えてることなどできるというのか?)
無理強いしてでも(サーフィンが嫌いなわけじゃないし)サーフクラブに入れるつもりで、サーフィンをこよなく愛するライトハウスの編集長にどんなボードを買ったら良いのか、ウエットスーツはどれくらいの厚さが良いだろうか、など教えてもらいさあ購入となったのだけど、どうもしっくり来ない。だって、初心者のMに教えてもらうなんてどう考えても現実的じゃないし、いつ立てるようになるかもわからない。実際のところどうしてクラブに入りたくないのか、本当のところを知りたくてしつこく聞いてみると、
「〇〇がいるから嫌だ」と言う。
「〇〇って言うのは何、日本人だからってネチネチ嫌なこと言う奴!?」(以前、日本人であることをネタにからかうヤツがいると話してくれたことがあった)
「違うよ。そいつはまだいるけど、別に気にしてない。〇〇は単に嫌なヤツ」
そうか、嫌なヤツがいるのか…。うーむ。
この一件で、もう一つ絡んでいる問題があった。夫だ。
Nがサーフィンをやりたいと言い出した時に、「お、それは良い。夫に協力してもらえるチャンス」と思った。夫の友達に教えてもらえるよう頼んでもらったり、夫自身も習いたいと密かに思っていることを知っていたからだ。でも、Nがなんだかんだ理由をつけてクラブに入りたがらないことで難航。夫も(内心、一緒に何かできるチャンスと期待したのかもしれぬ)イライラしてきた。
「人に無理強いされるのが一番嫌なんだ!」と言うNに対し、「でも無理にでもやらせないと自分から何がやりたいって言わないでしょ!!」と私たち。実際、ここ2カ月ゲームばかりやっていたではないか。ついに夫は、「サーフィンかゴルフ、どっちか選べ!!」などど極端なことを言う。以前、何回かレッスンを受けさせたことがあったけど、すごく興味を示したわけじゃない。「だったらサッカーやる!」って言うのだけど、「それって減点方式で選んでるだけでしょ?本当にやりたいのはサーフィンじゃないの?」と納得がいかない私たち。まあ、サッカーは以前何シーズンかやって結構好きだったみたいだけど、続けてやるほど好きだとは思えなかった。
周りを見れば、スポーツをやっている子は大抵お父さんも一緒に関わっていることが多い。サーフィンやってるMのお父さんはサーファーだし、フットボールしてるNのお父さんはフットボールの大ファン、BMXやってる子の両親は通勤も自転車で通うほどのバイカーだ。しかしご存知ゴルフに夢中の夫は、多少Nをゴルフに誘ったことはあるものの、普段スポーツで息子と関わることはない。ただ一度だけ除いて。
Nが小学校2~3年くらいだったか。「Nに何かスポーツをさせる」と言い、なぜか合気道を選択。全く興味を示さなかったNをどうにか言いくるめ、しばらく通わせた。案の定大して面白くなかったらしく、約束の1シーズンは終わらせたが、2シーズン目は嫌がったので、残りのクラスは代わりにMが受けた(笑。彼女も結局好きにならなかった)。
夫の言い分はこうだ。今まで、(私が)一つのスポーツを続けさせなかったから、未だに彼は何がやりたいのかわからないのだ、と。嫌がっても合気道は続けさせるべきだった、と言うのだ。そうなのだろうか。飽きっぽい彼のことだから、夫が言うように何でも良いから一つのスポーツを無理にでも続けさせた方が良かったのだろうか。
結局、彼は古巣(?)のサッカーを選んだ。理由は簡単。今一番仲の良い友達Bが、同じYMCAでバスケットボールをやるから、練習の時にそこで会えるかもしれないから。サッカーをやっていた時はすごく夢中になって、クラブチームのテストを受けたいと言ったこともあったくらいだから、またその熱が戻ってくれるといいのだけど。
朝から胸が痛くなりました。
最近、子供たちが学校に行く前の空いた時間に時々ブルースの散歩をしているのだけど、その時に出くわしたこと。
うちの近くにある一軒家から、物凄い怒鳴り声が聞こえてきた。「What are you talking about!? It's time to go!!」驚いて目をやると、小さな男の子が一人、玄関先から出てきた。聞き捨てならなかった私は何となくその場に居続けると、中からもう一人子供のすすり泣く声が聞こえてきて、更に追い打ちをかけるように「Stupid! Stupid!」と怒鳴り声が。中から出てきたのは小さな女の子。やる背ない気持ちで歩き出すと、3人を乗せた車は出発。男の顔を見ようとしたけど良く見えなかった。子供を叱ることは良くあることだけれど、あの男の声には通報されてもおかしくないレベルの怒りが込められていたと思う。
私は本当に胸の中が苦しくなった。と言うのは昨夜、DVに苦しむ妻が出てくるドラマを観たばかりだったのだ。『奥様は、取り扱い注意』という綾瀬はるか主演のドラマで、昨日スタートしたばかり。何となく面白そうで観てみたのだけど、その内容の奥深さに考えさせられてしまった。
新興住宅地に住む、一見幸せそうに見える主婦3人(綾瀬はるかにはかなり訳アリの過去があるのだけど)。しかし、その内情は複雑なもの。料理教室で知り合った、DVを受けている女性を助けてあげたい思う3人。彼女の胸中を思い、大原さん役の広末涼子が呟く。「家庭ってある種の檻みたいなものなのだから」。
この言葉に「正に!!」と共感したのは私だけでしょうか??
「例えDVを受けていてたとしても、生活が保証され、安定してしまうとそこから抜け出せなくなってしまう」というような言葉がその後続いていたと思います。
変な例えだけど、Nのネズミが正にそう(笑)。ケージにしているプラスチックの衣装ケース上の部分の角をかじってしまい、そこから出られるようになっちゃったのだけど、決して逃げない。ケージの上でしばらくちょろちょろちょろするだけで、また中に戻る(笑)。ケージでの生活にすっかり慣れてしまって、居心地が良いんですよね。人の気配がしただけで、速攻逃げる野生のネズミとは大違い。
話がちょっとずれたけど、家庭あるいは結婚生活というものは、例え病んでいる部分があったとしても(多かれ少なかれ誰でもあると思う) 、その生活に慣れきってしまうと、それこそ生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされない限り、変えることは難しいんだと思う。
じゃあ、家庭が檻にならないようにするにはどうしたら良いか。自分自身に誇りを持って生きることじゃないか、と思った。相手を苛めることでしか自分の強さを確認できない自分、あるいは相手に頼らなければ生きていけない弱い自分を反省して、もっと自分自身を好きになれるよう生きることではないか。
というわけで、私はまた職探しをすることにします(笑)。自分自身に誇りを持って生きることができれば、誰に何と言われようと、「これで良いんだ」と思って生きていけるような気がするのです。
ちなみに、今月のライトハウスの「私の転機」に掲載されている弁護士の今野陽子さんは、元夫のDVが原因で離婚し、ご自身が苦労した経験から弁護士になろうと決意した方です(私がインタビューさせていただきました)。ぜひこちら(44ページ)から読んでみてください。(今月号にはNY在住の歌手、植村花菜さんのインタビューも!)
金曜日。久しぶりに、日本人女性の会Shineのランチ会でSushi Diner2へ。ここのオーナーはShineの会長Mさんの昔からの知り合いとあって、今回初めて行くのを楽しみにしていました。ピラティスの後に向かうと、場所がMission Gorge近辺でBlack Angusという、夫のお祖母ちゃんが亡くなる前にしょっちゅう一緒に(夫と共に)訪れていたレストランと同じモールにあって、しばし懐かしい思いに包まれました 夫は小さい頃、良くお祖母ちゃんとお祖父ちゃんの家(ここの近く)に遊びに行っていて、とっても仲が良かったのです。品があってお茶目で、とても素敵なお祖母ちゃんでした。
Sushi Diner2に入ると、ハワイやジャマイカのアートやサーフボードが店内の至る所に飾ってあって、南国な雰囲気。寿司バーの上には椰子の葉葺き屋根が(笑)。日本食とハワイの組み合わせは馴染みがあるけれど、日本食とジャマイカっていうのは珍しいのでは。ここはいわゆるオーセンティックな「和食」を目指しているという感じではなく、堂々とアメリカナイズ(ハワイアナイズ、あるいはジャマイカナイズ)された和風レストラン。ロール寿司の数が半端ではありません!(メニューの一例はこちら)
今日は8人ほどが集合しました。ライトハウス編集長のYさんも来て下さり、メンバーとの共通の知り合いも多くワイワイとお喋りが弾みます。ハワイアンのポキボールやランチボックスなどを頼む人が多く、私は普段量が多くてなかなか頼めないロールを1本だけ頼むことに。1本10ドル近くするのでかなりのボリュームです。Shine10年来のお友達、Nちゃんも頼むということで、2種類頼んでシェアできたから良かった。中身がスパイシークラブ、外が炙ったマグロで、ケイジャンソースやブラックペッパーソースなどがかかったロール「リタ・マーリー」と、中身がスパイシーツナ(細かく砕いてあってとっても滑らか)と下にウナギが少し、外が炙ったスモークサーモンとアボカド、チーズがのった「スパイシー・ジャワイアン」にしました。この2本目が正解!香ばしいさとチーズのまったり感が絶妙にマッチ。二人で思わず「ん!!」と唸ってしまうほど美味しかった(笑)。
後で同店のウエブサイトを見ると、オーナーのDaisukeさんがこんなメッセージを載せていました。「僕がこの店に“ダイナー”と名付けたのは、お客さんがまるで自分の家で寛いで食べるみたいに、気軽に何度でも来てもらいたいから。お客さんが笑顔で戻ってきてくれる度に、ああ自分が描いている“ダイナー”に一歩近づいているな、と感じて嬉しくなります」(原文英語)。このお店だったらまた来たいな、と思っただけに妙に納得。オーナーの温かみを感じたのでした (そしてきっとサーフィンが好きなんでしょうね)
最後にShine恒例1ドルじゃんけんをしたのですが(一人1ドルずつ出して全員でじゃんけんして、買った人が全額もらえる)、なぜかその日はとても勝ちたかった(笑)。まず半分に分かれてじゃんけん。出すたびに念んじて(?)頭に浮かんだサインを出し続けたら、最後まで勝っちゃった!皆に、出す時に目をギュッとつぶっててめっちゃ気合入ってたよって言われたのはそのためです(笑)。普段勝つことはめったにないので、とても嬉しかった このランチ会でもう一つ嬉しかったのが、年配のメンバーの方が(昔、日本語幼稚園でよくお会いしていた)、私が毎月ニュースレターに寄せているエッセイ「木漏れ日の中で」を楽しみにしているのよ、と言ってくださったこと。同年代の方から「面白い」って言ってもらえるのも嬉しいのだけれど、年上の方から言ってもらえるとまた違った嬉しさがあります。
土曜日。夜はくじら(日本幼稚園)時代のママ友6人でディナー(北京ダック )を食べに行く予定だったのでとても楽しみにしていました。夫はゴルフコンペがあったのだけど、「だいじょ~ぶ、5時までは余裕で帰ってくるから」って言うから安心しきっていたのに、待てど暮らせど帰って来ない。しかも連絡もつかない。「何なのよ~!!」と当然怒り爆発 やっと連絡は取れたものの、いつ終わるかはっきり言ってくれない。ベビーシッターを頼もうかと思ったけれど、夫が帰るまでの短い時間だし…と頼まないで、やり場のない怒りを抱えながら茫然と待つ。結局帰って来たのは、皆が北京ダックも小籠包も茄子の炒め煮も全部食べ終わった後(心優しい友たちは、私の分は頼まなくて良いからねと言ったのに、少しずつ取り分けてTo Goにしてくれていた)。その後に移動したカフェに合流することができたのが8時。そこから3時間半、楽しくお喋りできたのだけど。
日曜日。前の晩はたまたまNもMもお泊まりでいなく、次の日も日中はずっと帰ってこなかったので、Hとのんびり過ごすことができました(Hの相手をしつつ、家の片付け)。前の晩が遅かったので午後睡魔が襲ってきて、二人で昼寝までできちゃって天国。
近所の友達の家に行っていたMは、頼みもしないのに日中5回くらい連絡してきて(友達の家の電話を使って)、逐一何をしているか報告してくれるんだけど、携帯を持っているNは全く連絡して来ない。電話しても出ない。まだその子の家にいるかもわからないので、その子の電話番号(知らなかったので)を共通の友達から教えてもらってやっと連絡が取れたのだけど、その子に電話すると私だってわからないから、イタズラ電話だと思ったらしく「バーカ(英語です)」などと言うから思いっきり腹が立つ。しかも私だとわかった後も謝りやしない。Nに代わった後、「どうして連絡一つ寄越さないの? すぐに帰ってきなさい!!」と怒鳴り飛ばす。
夫に愚痴をこぼすと、「お前がちゃんとルールを決めないから悪いんだ。泊まりに行った次の日は、昼までにはちゃんと連絡することって決めて、守らなかったら罰を与えれば良いだけさ」と言われた。確かにそうなので何も言えぬ。Nが帰ってくるとその旨を伝え、今日はゲームもテレビも無し!と告げる。「何そんなにカリカリしてんの?」と不満気な彼に更に腹が立つ。「何すればいーんだよー」とブーたれるから、「ギターを弾け!!」と言う。
そう、今学期から学校でギターのクラスを選択していて、かなり気に入ったようだったので買ってあげたのです。いつか習って欲しいと思っていたので内心ほくそ笑んでいたのに、どうも練習よりゲームに気が行ってしまうのを不満に思っていたので、「練習しろ!」と。そしたら寝る前に、早速出きるようになったフレーズを披露してくれました。しめしめ。
こんな感じで上がったり下がったり、良いんだか悪いんだかわからない週末でありました。
子供って、ペットを飼いたがりますよね。我が家も、今までいろいろなペットを飼ってきました。良く覚えているのは、ボックス・タートル(陸亀)。Nが好きで飼い始めたのですが、亀っていうのは、じっと見ていると全然動かないのに、ちょっと目を離したスキに超高速で逃げるんですね(笑)。で、何度か脱走しては近所の人が見つけて連れ戻されたりしていたのだけど、ある日、夫が知り合いの子供に庭で遊ばせていたら、(ちゃんと見てなかったので)いつの間にかいなくなってしまいました。私は意外と(?)気に入っていたので、今でも懐かしく思い出したりします。
次にNが選んだのは、ヘビ。どんな種類か忘れちゃったけど、2匹飼っていて、一匹は確かMilk Snakeって種類でした。ヘビで嫌だったのは、生きているネズミを餌として与えなくてはいけないこと。これはちょっと抵抗があった(苦笑)。しばらくしてNの興味も失せたので、ペットショップに寄付しました。早速、一匹80ドルくらいの値段で売られていました
Mが最初に欲しがったのは、ギニーピッグ。私的にはいろんな所でウンチするし、ケージはすぐ汚れるし(Mは頑張って掃除してたけど)、可愛いとは思えなくてそんなに好きなじゃなかったのだけど、3年前の引っ越しのゴタゴタの最中にお亡くなりになりました(チーン)。その時、結構可愛がっていた割にMは大して悲しまず(苦笑)、ケージだのなんだの結構お金かかったのに、もう二度と小動物は飼わない!と思ったのですが…。
今、我が家にはコレがいます。
そう、ネズミ!結構可愛いでしょ(?)ネズミなんて絶対飼えない!って思っていたのだけど、これまた不思議なもので、正直に言いますが、うちには野生の(?)ネズミが時々出没するんです。だから、絶対ペットで飼うなんて有り得ない!って思っていたんです。それがね~
ある朝起きると、夫が寝室の隅を見て「あれ、ネズミの赤ちゃんが迷い込んでる」みたいなことを言うんです。うちでたまに出没する野生のネズミを発見した時の反応と違うな、と思いつつ台所に降りていくと、そこにも白い小さいネズミが(上のが下りてきたらしい)。やっぱり、野生のと動きが妙に違う。野生のは、すっごいすばしっこっくて、人がいると一瞬で逃げます。でも、こいつは動きが遅い。それでもネズミだから捨てようと、Mと一緒にパティオに連れ出すと、上からNが、「あ、それ僕のネズミ」としらっと言うではないですか。
よくよく聞くと、前の日に友達とペットショップで餌用の安いネズミを1ドルくらいで買ったというではありませんか!普通だったら当然、「ペットは飼えません!すぐに戻してきなさい!」ってなるんだけど、捨て犬を見たら可愛くて捨てられないのと同じ(ちょっと違うか)で、可愛いんですよ、この白いネズミが。白いっていうだけで可愛いのは本当に不思議。
で、そのまま飼うことになってしまい、当然Mも「私も欲しい!」となって、上の写真は彼女のネズミで名前はエミー。こちらはちゃんとペットショップで、ペット用のネズミを買いました。この子は茶色で、白い線が入っていてまた可愛い…。
そしてもう一匹、我が家に数年前からいるのが、こちら。
Bearded Dragon(フトアゴヒゲトカゲ)のエースです。彼は、Nが爬虫類の博覧会で買ってもらったのだけど、飽きたのでMに譲り、Mはネズミを飼い始めたので、彼の世話はできないと言うので、一応私のペットになりました(笑)。夫に、ネズミを買うときに、じゃあ代わりにトカゲを処分しろ、と言われたのだけど、前回の亀のことがあったから、エースは失いたくなかった(笑)。爬虫類って良いんですよ。おとなしいし、それほど汚さないし、何よりも、威厳がある。飼うまで、自分がこんなに爬虫類好きだとは知らなかった
私もやっと、一番下のHが毎日幼稚園に行くようになって手が離れてきたので、ペットに愛情が注げるようになったのかな~なんて思う今日この頃です。あ、もちろんこの子の世話もちゃんとしていますよ~。
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