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日常のつぶやき~この庭と草木

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『春立つ風』

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2025/3/30 2025/3/30
◇内容◇
定町廻り同心、木暮信次郎につく岡っ引伊佐治は、長い間本所深川を探り歩いてきた。
木暮信次郎が大店『八代屋』の番頭と話をしているのを見かけた伊佐治は胸に閊えを感じていた。
森下町の小間物問屋『遠野屋』の主・遠野屋清之介と『遠野屋』の未来を語りあっていると、手下の力助が事件の報せを運んでくる。
深川元町の油屋『出羽屋』の離れで放蕩息子一郎太が短刀で喉を突き、自ら命を絶ったという。
主忠左衛門と後添えのお栄に話を訊く信次郎、お栄は数日前に一郎太からお金を無心され、大金を渡してしまったと後悔していた。
信次郎は、店の者たちを問い詰め、なぜか執拗だ。
彼が拘るということは、ただの自死ではないのか。
一郎太の馴染みの女『すずや』の夕波も、若旦那が命を絶つなんてありえないと涙する。
江戸という町に、人は集まり、渦巻き、絡まり合う。
正体不明の底知れない相手に怖け、ときに興を掻き立てられ、ときに挑む心持を抱く。
研ぎ澄まされた刃を封印し、揺るぎない商いの未来に情熱をそそぐ清之介、
岡っ引が天職の伊佐治、そして、清之介を獲物ととらえ、歪な眼差しで人を見る信次郎。
 
弥勒シリーズ13巻目。
2023年10月以来の新刊です。
毎年、楽しみにしている本の一つです。
 
図書館で借りてきて、半日で一気に読みました。
前作は八代屋と信次郎の結託?の闇で終わったので、
どういう展開になるのかと思案していましたが、掴みどころのないいつもの感じになりました。
 
本を渡されるとき、薄いなと感じました。320ページ。
前巻は424ページでした。
 
【本】
#本

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