祥伝社 (2018/4/20)
読んだ本は2019.1.30 6刷
友人のおすすめの本です。
たんたんとした孤独を感じる本でした。
熱熱のコロッケとやさしさが詰まっていました。
アクのない作品です。
◇内容◇
両親を亡くし、大学をやめた二十歳の秋、
見えなくなった未来に光が差したのは、コロッケを一個、譲ったときだった…
【本】
この後、6月に入り、この作者の本を2冊読みました。
『まち』祥伝社 2019.1120
尾瀬おぜ ヶ 原はら が広がる群馬県 利根とね 郡 片かた品しな 村で 歩荷ぼっか をしていた祖父に育てられた 江藤瞬一 。
高校卒業とともに上京し、引越の日雇いバイトをしながら荒川沿いのアパートに住んで四年になる。
かつて故郷で宿屋を営んでいた両親は小学三年生のときに火事で亡くなった。
二人の死は、自分のせいではないかという思いがずっと消えずにいる。
近頃は仕事終わりにバイト仲間と他愛のない話をしたり、お隣の母子に頼まれて害虫退治をしたり、町の人々に馴染みつつあった。そんなある日、突然祖父が東京にやって来ると言い……。
ひとがつながり まちができる。
僕にもうひとつ、帰る場所ができた。
人と交わり、強く優しく成長していく若者の物語。
『縁(ゆかり)』講談社 2019.9.17
「親御さんと、こう、親しすぎるんじゃないかと」
室屋忠仁、38歳。少年サッカークラブでコーチのボランティアをしていたが。
「こんなふうになるからもう無理だってこと」
春日真波、28歳。デート中、鈍い彼氏にきつくあたってしまったら。
「おれなら土下座だってしますけどね」
田村洋造、52歳。25歳の息子が女子高校生と付き合い、その父親に呼び出されて。
「何とかするよ。百万で、いいかな?」
国崎友恵、52歳。息子の就職の口利きのため、お金が必要に。
人は人を傷つける。けれど、予期せぬ「縁」がそれを救うこともある。
どの作品も東京の空の下、人々が繋がっている感じです。
人間臭い作品でした。
読みながら、少々疲れました。
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