『三鬼 三島屋変調百物語四之続』
宮部みゆき著
日本経済新聞出版社 (2016/12/10)
図書館のHPを見ていると
三島屋変調百物語に五之続が出ていることに気付きました。
そういえば、四之続を読んでいません。
新刊本(五之続)は、予約しても1年近く待たされるけれど、
四之続は、数日で借りることができました。
事始と事続は、主人公のおちかが鼻についていましたが、
参之続くらいから、愉しめるようになりました。
四之続は、ますます愉しめました。
◇内容紹介◇
待望の最新作は冬に贈る怪談語り、変わり百物語。
鬼は人から真実を引き出す。
人は罪を犯すものだから。不思議な話に心がふるえ、身が浄められる。
江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、
神田の三島屋は“お嬢さん"のおちかが
一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。
訪れる客は、村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、
夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、
山陰の小藩の元江戸家老、
心の時を十四歳で止めた老婆。
亡者、憑き神、家の守り神、とあの世やあやかしの者を通して、
せつない話、こわい話、悲しい話を語りだす。
「もう、胸を塞ぐものはない」
それぞれの客の身の処し方に感じ入る、
聞き手のおちかの身にもやがて心ゆれる出来事が……
第一話 迷いの旅籠
第二話 食客ひだる神
第三話 三鬼
第四話 おくらさま
人は語る。語り得る。善いことも悪いことも。
楽しいことも辛いことも。正しいことも、過ちも。
語って聞き取られた事柄は、一人一人の儚い命を超えて残ってゆく。
~おくらさまより
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