目こぼし歌こぼし 上野瞭作
息子たちが小学生の頃、童話館から毎月本を取り寄せていました。
久しぶりに届いた通信に復刊の本として紹介されていました。
早速、図書館にリクエストすると、絶版になった本が手元に届きました。
本には、貸出ポケットと貸出カードが存在しています←懐かしい!!
1984年6月第七刷あかね書房刊・・・第七刷とは素晴らしい←最近では珍しいことですね。
装丁はそのままです。
◆本の内容◆
少年侍・足柄七十郎は殺人事件に巻き込まれ、父親も殺される。
父親の仇討を命じられ藩のはずれの三の庄へ向かう。
余所者から見れば美しい眺めのむらだが、そこは砂金掘りの集落だった。
巧妙につくられた藩の支配の仕組みを知った七十郎、危うし。
一人の少年侍が藩の闇の仕組みを解明して行くおはなし。
正義はどこに?
御伽噺のようでした。
最後はめでたしめでたしで終わらないところは、浦島太郎ぽいでしょうか?
武士の時代のおはなしですが、現代にも通じています。
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