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🌹あなたは医者をやめなさい👨‍⚕️髄液漏

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■髄液漏れとは

硬膜の損傷により、硬膜外に脳脊髄液が漏れ出ている状態。
事故や手術によって脳の軟膜や硬膜が損傷を受け、髄液が脳室の脈略叢から流れ出ること。
鼻腔、外耳道から流出。
液は透明だが、血が混じっていることも。


円蓋部骨折(ずがいていこっせつ.脳の上)、頭蓋部骨折(脳の下)→こちらが関係。

脳は外側から頭蓋・硬膜・クモ膜・軟膜に包まれ、
さらにクモ膜と軟膜の間には透明の脳脊髄液が満たされている。
これにより外部からの衝撃や外部環境の変化から脳実質は保護されている。

脳実質は約1,400g程の重さがあり、そのままであれば自重で潰れてしまうが、
脳脊髄液の浮力により約50gほどの重さとなるので形を保っていられる。

脳脊髄液は主に脳室に存在する脈絡叢で1日約500ml程産生され、
約150ml程が脳室からクモ膜下腔へ一定方向に循環する。

最終的には静脈系から1日の生産量とほぼ同量が吸収されていく。
経鼻下垂体手術や頭蓋底骨折により硬膜が損傷されると、
そこから髄液が外へ漏れ出してしまう。

■原因

・外傷性
 交通事故、スポーツ、暴力→→頭部への強い衝撃→頭部外傷による骨折。
 穿刺、腰椎穿刺検査。

・非外傷性
 高熱、激しい下痢→脱水
 いきみ
 脳腫瘍、水頭症、感染、先天性奇形





■症状

①起立性頭痛、体を起こしたときに増悪するのが特徴的。
頭蓋内圧は60~150mmH2Oに保たれているが、髄液漏を起こすと頭蓋内圧の低下が起こり、
脳脊髄液の浮力の影響が薄れていく。

さらに立位になることで重力の影響を受け、脳脊髄圧が50mmH2O以下になってくると
頭痛が起こる。頭痛のパターンは様々。

頭蓋内圧が下がる→外部の空気が頭蓋内に逆流→気脳症をきたすことも。


頭痛に合併して背中、肩の痛み・耳鳴り・聴力低下・嘔気・眩暈などの多様。

②体外に髄液が漏れ出てしまう場合。多くは鼻腔、耳腔からの髄液漏で確認できる。
見た目は無色透明の液体なので、鼻腔の場合は水溶性鼻汁との鑑別が重要。
脳脊髄液は糖を含んでいるため、鑑別するためにはテステープを用いて糖反応の有無で確認する。

③脳脊髄液が体外へ漏れ出ているということは、耳腔や鼻腔から頭蓋内まで交通しているということになる。
鼻腔や耳腔には表皮常在菌が存在しており細菌性髄膜炎を起こす危険がある。
頭痛や嘔吐、発熱・意識障害・項部硬直の髄膜炎の3徴候の有無、ケルニッヒ徴候の有無にも注意。

④頭痛、吐き気、目眩、倦怠感、耳鳴り、聴力低下、首や背中の痛み、自律神経症状、脳神経症状、睡眠障害、内分泌異常、免疫異常など。

⑤必ずと言っていいほど頭痛。横になれば軽減する特徴。

⑥外傷後時間がたってから発症(30分から数週間)


■懸念

本来であれば外界に流れ出るはずのない髄液が耳や鼻などに漏れ出てしまう。
15~30度程度の頭部挙上をして安静を保っていなければ、外界に一旦漏れ出た髄液が脈略叢に戻り、
髄膜炎が起こってしまう可能性が出てきてしまう。

特に髄液が漏れ出やすい鼻腔や耳腔の表面は多くの表皮常在菌で溢れており、
少量の髄液の漏れでも、脈略叢に戻ってしまうと細菌性髄膜炎になってしまう恐れが高くなる。




■検査

①鼻や耳から確認。
②テステープで糖反応を確認。
③髄液漏症
・MRミエログラフィー→漏出箇所の特定。
④低髄液圧症(髄液漏れ→頭蓋内圧が下がる初見→補助診断に有効。
・造影MRI→硬膜造影
・小脳扁桃の下垂、脳幹の扁平化、下垂体前葉の腫大


■処置

①多くの場合は脳脊髄液の産出が増えるまで安静。状態を約30度立てる。自然治療(保存療法.1か月以内)。
 →期間中は水分補給に注意。点滴も。
 →事前治癒はほとんどない。

②鼻栓、耳栓は不可。漏れ出ている脳脊髄液を吸収させようとしてタンポンや綿球を詰めてはダメ。
これも感染の原因の一つとなる。

③改善されない場合→ブラッドパッチ、アートセレブ注入

・ブラッドパッチ(硬膜外自己血注入法.EBP)
 血液を漏出部近くの硬膜外側の脂肪組織に注射→硬膜の下に血液が広がり→凝固作用→空いた穴がふさがることを期待。
 2,3回実施で効果が期待できるが、改善しない場合も多い。
 ※合併症の報告もあり。

・アートセレブ注入療法
 人口髄液を注入。
 ブラッドパッチで改善しない場合に行われる。

④抗菌薬→感染予防。髄膜炎予防のために抗生物質も。

⑤外傷性で2週間経過後も流出が継続する場合→髄膜炎を併発する危険性→開頭により硬膜欠損部の修復。


■期待できる医院
https://seguchi-nouge.madokakai.jp/




■判断

①髄液漏という状態は世の中に確かにある。
②なぜ起こるか、原因は比較的明確。
③診断できる医療機関は稀有。ほぼ、ない。
 ・脳神経、耳鼻、循環器、整形などに行っても彼らは診断できない。
  「このことと、このことがあるのなら、もしかすると」という
   仮説を立てることができない。そもそも髄液漏を知らない。
   診療科の枠を超えた進行ができない。
   ↓
 ・したがって、医療機関にかかる前に、自分で診療科の枠を超えたことを整理しておかなければならない。

④どうしたら治るかは不詳。

・仮説1)漏れを止めることができればよい=破れをふさげばよい。
 ブラッドパッチは不審。
 (合併症の不安、バイアスピリンの影響もある)

 
 





#医者 #髄液漏

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