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『神戸大倉山公園ふるさとの森』にある「大分県の森」

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『神戸大倉山公園ふるさとの森』にある「大分県の森」
先日、大分県大坂事務所長、次長と訪ねました。
神戸大分県人会が昭和48年~50年に掛けて造園した「大分県の森」です。
大分県の森は児童公園に面した、広くて眺めのいい場所にあります。
大分県の木である「豊後梅」が10本植えられてその木々の中に、大分が生んだ大作曲家「滝廉太郎」の“荒城の月”の石碑があり楽譜と歌詞が刻まれています。
また全国でも珍しい国東半島を中心に分布する宝塔の一種「国東の塔」や蘭学者で慶應義塾の創設者である「福沢諭吉」の記念碑(神戸慶應倶楽部と神戸大分県人会共同建立)もあります。

【大分県の県花と県木】
県花の豊後梅は、NHKが第29回放送記念日に"郷土の花"として選定(昭和29年4月1日)、その後大分国体実行委員会において県の花として国体マークに使用し、以後県花として認められています。
県木については、昭和41年8月16日に“豊後梅“を県木として制定しました。

【ふるさとの森】
大倉山公園内に神戸市内35県人会などによリ造られた「ふるさとの森」があります。
ことの起こりは昭和47年3月に神戸和歌山県人会が神戸市の進めるグリーンコウベ作戦への協力ということで、大倉山公園の一角に、ふるさとをしのぶ森を自分たちの手で植え、和歌山県の森をつくりたい、という発案からです。
その後、市内や関西にある各県人会の人々から同様の趣旨の申し出があり、順次整備が進み、昭和51年に参加県35県による「ふるさとの森」が完成しました。
日本の35県のお国自慢の木々が県ごとに植えられて、全国各地の森がここに集結しています。
各県人会が中心となって植えられたとのこと、またその県に関係のある石碑もたくさん建てられています。
 
 ★是非一度、ピクニックを兼ねて訪ねてみてください。

【大倉山公園】
明治43年に当時の大実業家、大倉喜八郎の別荘であったこの広大な土地を神戸市が寄贈を受けて整備される。
昭和44年に開園、野球場、児童遊園、神戸市立中央図書館、文化ホール、噴水、レストランコーナー、南には、神戸市立中央体育館、シャンソンガーデン等の施設があり、散策、スポーツ、レクリエーション、文化、教育、等の神戸市民が利用できる一大施設です。
さらに園内には彫刻やモニュメントが数多く設置されています。
初代兵庫県知事であった、伊藤博文公の銅像の台座も残っています。

【大倉 喜八郎(おおくら きはちろう)】
1837年10月23日) -~昭和3年(1928年)4月22日)
明治・大正期に貿易、建設、化学、製鉄、繊維、食品などの企業を数多く興した日本の実業家、中堅財閥である大倉財閥の設立者。
渋沢栄一らと共に、鹿鳴館、帝国ホテル、帝国劇場などを設立。
東京経済大学の前身である大倉商業学校の創設者でもある。

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