真珠にはさまざまの分け方があり、大きくは天然真珠と養殖真珠に分けられ、
養殖真珠では真円真珠、半円(半形)真珠、無核真珠があります。
【半円真珠とは】
外套膜と貝殻の間に半球形の核を貝殻に付着させて、その上に真珠層を作らせたあと、
貝殻から切り離して加工したものをいう。そのため円が半分に割れた形をしています。
【半円真珠を養殖する貝は】
奄美大島より南に生息するマベ貝(ペンギンが羽を広げたような形に見えることから)
その学名は Pteria Penguin (プテリア ペンギン/ペンギン鳥の翼)と名付けられています。
貝の大きさは25cm位、世界各地の熱帯・亜熱帯海域に生息しています。
養殖はオーストラリア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、日本などで産出されます。
★特に奄美産のマベ貝はその真珠層が特に綺麗でアコヤ貝、白蝶貝などに比べるとその輝きは群抜いています。
★画像のインドネシア産は茶色をかんだ半円が多く、奄美産とは色目では大きく落ちます。
【7月11日は真珠記念日であり、誕生石は半円真珠】
1893年(明治26年)7月11日に御木本幸吉が真珠の養殖に成功しました。(124年目に)
実験中のアコヤ貝に5個の半円真珠が付着しているのを確認しました。
これが、日本で初めて養殖に成功した真珠です。
その後、御木本は真円真珠の養殖に成功し、特許を取得しました。
以降、世界に真珠を輸出し、真珠王と呼ばれました。
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