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岩魚太郎の何でも歳時記

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何故感謝されなければいけないのか?

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広辞苑によると「父に感謝する日。6月の第3日曜を当てる。アメリカに起った行事」と
ある。「母の日」同様である。父(雄)と母(雌)の存在がなければ子供は生まれない。
子供は父(母)に対して、何に感謝するのだろう?
命を育む地球上のあらゆる生き物は、自分の意志では誕生しない。雄と雌との生殖行為によって誕生する。人間もその例外ではない。
極悪殺人犯人を父(母)に持つ子供
極貧家庭環境の中で誕生した子供
平凡な中流家庭環境の中で生まれきた子供
大金持ちの家庭環境で生まれきた子供
天皇家に生まれてきた子供
現代社会の階層を構築している個別のペア(父と母・雄と雌)と言う中で、父(母)に感謝すると言うことは、どのような意味を持つことなのだろうか?
結婚式の新郎新婦が両親に贈る言葉「生んでくれたことに感謝します」と言う。感激のシーンである。
子供に感謝される父(母)、それは自分たちがペアを組み生殖行為をしたことに対する意味を正当化するエゴではないかと思う。子供に感謝されている。子供を産んだことは正しいんだ。愛し合い?結婚して、Hをして、子供ができ子育てをして、その子供に感謝され贈り物をもらう。子供の感謝こそ、一連の行為を正当化する裏付けではないか?
子供が親を否定することは、一連の行為の否定につながり、生殖行為の意義すら否定することになる。日本の道徳教育の一環は、親は絶対的であり、親に刃向かう行為は「悪」と定義している。
皆さんどう思いますか?
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