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青い目の人形

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青い目の人形
                     関口眞緒(正男)昭和11年(1936)


「描かれた雨情の詩心」

青い目の人形(野口雨情)

青い目をした
お人形は
アメリカ生れの
セルロイト

日本の港へ
ついたとき
一杯涙を
うかべてた

「わたしは言葉が
わからない
迷ひ子になつたら
なんとせう」

やさしい日本の
嬢ちやんよ
仲よく遼んで
遣つとくれ


『金の船』第三巻第十二号所収

描かれた雨情の詩心「編集・発行・茨城県天心記念五浦美術館」よりの引用」
この本の内容をINTERNETでご紹介するについては、著作権法において正当な「引用」と認められる最高裁判所昭和55年3月28日判決による「引用」の定義と合致していることを確認して公開しています。
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keimi
keimiさんからコメント
投稿日 2009-05-05 09:14

やっと見ることができました。

昨日、KUMAさんもブログでメッセージを送っていました。

白い花はシロツメクサなのでしょうか?
でも、女の子は綿入れを着ていますので、季節は三月以前ですね。
それにブラウスと着物を重ね着しているところがこの時代なのでしょうか?
安らかな女の子の寝顔がいいですね。

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岩魚太郎
岩魚太郎さんからコメント
投稿日 2009-05-06 05:30

岩魚太郎のフアンの方に??(自虐的苦笑)ご迷惑をかけて猛省しています。

深夜酔っぱらっているときにレイアウトを変更する際に間違って変な場所にチェックを入れてしまいました。

話はころっと変わります。
女の子の衣装に言及する眼力はさすがですね。
Keimi様ご指摘のように、この絵の女の子の寝顔は、なんともいえない優しさが心に伝わってきます。

そして改めて野口雨情の詩を読むと、セルロイトの人形の目に涙と言う発想が素晴らしいとおもいました。

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