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投稿日 2007-12-25 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
今多コンツェルン会長の娘と結婚した<杉村三郎>は、勤めていた出版社を辞め会社の広報室に勤務、のんびりと職務を追行していました。 会長(義父)の運転手を11年間務めていた65歳の<梶田信夫>が、縁のないマンションの玄関先で自転車事故に遭い亡くなりますが、残された32歳の<聡子>と22歳の<梨子>は、な...
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投稿日 2007-12-25 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
「旗師」とは、店舗を構えずに顧客と顧客の売買で利鞘を稼ぐ古物商のことですが、主人公<宇佐美陶子>もその一人で『冬狐堂』という屋号で商売をしています。 本書は<旗師・冬狐堂>シリーズとして 『狐罠』 ・ 『狐闇』 に次ぐ第3作目で、4篇の中短篇が納められていますが、どの作品も奥深い古美術業界の知識が散...
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投稿日 2007-12-24 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
店舗を構えず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董品を扱う<冬狐堂>という屋号の「旗師」<宇佐美陶子>を主人公に据え、骨董業界や美術の世界を舞台に繰り広げられる人間の「美」へのあくなき探求心を見事に描いた作品でした。 プロを騙す「目利き殺し」に「橘薫堂」の主人<橘秀曳>に見事に引っかかった<宇佐美>は、意趣...
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投稿日 2007-12-23 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2年前に起こった「文政の大火」(1829年)で、主人公<おれん>の養父<利右衛門>の銭湯が焼失、彼も亡くなりましたが、<おれん>は大店から金を借り再建、妙齢なびじんの23歳ということで「天女湯」と称されています。 再建に際し<おれん>は、湯船の裏側に隠し部屋を設け、金に困ったり性生活の不満を持て余し...
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投稿日 2007-12-22 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は<ススキノ探偵>シリーズとして、第四作目に当たりますが、文庫本としては前作の 『バーにかかってきた電話』 に次ぐ第3巻目になり、初の短篇集として5話が納められています。 表題作であり第一話の『向う端にすわった男』は、いつも通り馴染のバー「ケラー」で呑んでいる<俺>ですが、見知らぬ客が訪れ、すっ...
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投稿日 2007-12-21 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
ススキノの便利屋で、30歳の<俺>を主人公とした 『探偵はバーにいる』 に次ぐ2作目が本書です。 馴染のバー<ケラー>で呑んでいた<俺>に、<コンドウキョウコ>と名乗る女から電話があり、「サッポロ音興」の<南>に電話して「8月21日、カリタはどこにいる?」という伝言の依頼が舞い込みます。相手の反応を...
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投稿日 2007-12-20 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は札幌市のススキノで便利屋を営んでいる<俺>で、夜の世界ではサスペンダーを利用しているので、<サスちゃん>と呼ばれています。 飲み屋の付けの取立てなど雑な仕事と、トランプ賭博で日銭を稼ぎ、夜な夜なホームグランドである<バー「ケラー・オオハタ>で酒男飲んでいますが、そこへ大学の後輩だと名乗る大学...
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投稿日 2007-12-19 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
日本文学的に見て私小説の走りと言われている<田山花袋>の『蒲団』をベースに置き、「小説内小説」ともいえる手法で二つの話で構成された長篇で、男と女の三角関係が面白く描かれていました。 西海岸にある大学で日本文学を教える<デイブ>は46歳、妻と離婚して息子<ティモシー>を二人で交互に面倒をみていますが、...
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投稿日 2007-12-18 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は怪奇小説のスタンダードともいえる「ゴースト・ストーリィー」物で、<ジョー・ヒル>のデビュー作ですが、「プラム・ストーカー賞」・「ローカス賞」を受賞したアメリカン・モダンホラーの神髄が楽しめました。 主人公は54歳の元ロック歌手<ジュード・コイン>ですが、スナッフフィルムなど異様な物を収集する趣...
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投稿日 2007-12-18 20:29
さちのお掃除日記
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さち
実家から持ち帰った 赤い背表紙の本を いつもは居眠る車内で読む 文体にしゃきんとし 駅に着くまでの半時間余り 眠らずに過ごす 私にとって 赤い背表紙は 青春と離婚後の 自分の物差し(=バイブル?)なのだ 特に 最近のものは賢く 昔のモノは読み易すぎて Book-offで本当に簡単に手に入る で...