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日本刀に魅せられたのが、大学卒業直前に研ぎ上がった国宝級の日本刀を手にとって鑑賞させていただくことが、日本刀との最初の出会いでした。そして、居合を始め日本刀への興味も再び思い出した矢先にシアトル在住中に出会った吉原義人刀匠との一期一会。日本刀という三種の神器でもある日本刀の伝承の将来に危機感を感じ始...
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投稿日 2020-03-16 21:03
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
大丸心斎橋店 8階アールグロリュー ギャラリー オブ オーサカ にて、「入魂の芸術 日本刀展 」が、2020年3月18日(水)~3月23日(月)10時~20時30分(※最終日、3月23日(月)は17時閉場)の期間、入場無料にて開催されます。 刀匠が一打一打に魂を込め、鉄を鍛錬して作り上げる伝統芸術「日本刀」の展示会です。日本刀は、日本独自の鍛治製法により作られた刀類の総称ですが、一般的には平安時代以降に主流となった反りがあり片刃の刀剣を指し、寸法により刀(太刀)、脇差、短刀に分類されています。鎌倉時代から伝わる名刀から現代の名匠による美術刀剣まで、太刀、刀、脇差、短刀などを一堂に集めて展観され...
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日本刀との出会いは、大学卒業時に遡ります。大学近くにあった研師の処で国宝級の刀3振が研ぎ上がり、観に来ませんかという誘いが留学生にあり一緒についていったのが始まりでした。研ぎ上りで、拵や柄から外されて刀身だけになって置かれている刀を作法も知らない若造の私が、手に持って鑑賞(?)する機会を持てました。その時に身体中に電気のようなものが走る感動を覚えています。これが武器?それ以上に荘厳というか凛としたというか何とも言えない美しさに惹かれました。その後に庭先で披露された試斬も見学。少林寺拳法を始めたばかりの頃でしたが、いつか居合も習ってみたいなぁと漠然と思ったことを覚えています。居合を始めたのは40...
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土曜日の午後に日本刀鑑賞会&勉強会に参加して来ました。話をするのは日本刀蒐集30年のSTEVE。今回は、五箇伝の中でも相州伝(鎌倉)。多くの日本伝統工芸品が、時代の流れの中で後継者もいなく失伝する危機に。日本刀も例外ではありません。数百年、いや一千年以上と続いて来ている伝統工芸の文化を自分達の世代で...
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午後からあった日本刀勉強会に参加して来ました。第3回目の今回は、五ケ伝のうち大和と山城伝のそれぞれの特徴について、ステイーブから説明があり、その後に彼の個人コレクションを手にとって鑑賞。全てが鎌倉期の古刀。数名の小さな勉強会グループですが、日本人は私一人・・・鑑賞会の後、昔のアンテイークを愛でるのも...
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週末、日本出張の帰りに日本橋のシネマで観てきました。出張前にはハリウッドのレッドカーペットに出演者と共に招待されていた日本を代表する吉原義人刀匠と朝食をしてからの出発だったこともあり、何かしら縁を身近に感じていた映画でした。とてもメッセージ性の強い映画でした。日本の周辺も騒がしくなっている昨今、国を、故郷を、家族を守るとはどういうことなのか?勝負は鞘の中にあり。刀を抜かずに勝負を付けれるか?逆に言えば、殺す・殺される覚悟がなければ刀は抜くな! 万物に活かされているという人間の叡智を超えた万物自然の理の深さ。欲を言えば、伝えたいメッセージがテンコ盛りで観る人にとっては消化不良を起こした方もいるか...
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国際空港のDUTY FREEショップは、世界有名ブランドのオンパレードですが、そのほとんどはヨーロッパブランドではないでしょうか? 時計、アパレル、宝石、カバン・・・カルチェ、ブルガリ、ルイビトンなどなど私の仕事の3本柱は、(1)日米起業進出支援、(2)人材育成、そして(3)日本伝統工芸発信なのですが、3本目は日本刀に特化しています。それは自分が興味あり好きなものだから勉強もするという大前提。工芸品は、全てにわたって将来の存続の危機にあるのではないでしょうか?生活習慣や風習が代わり、我々が使ったり嗜むことがなくなり、購買する需要が極点に少なくなった。だから職人さんは飯が食えない。後継者が途絶え...