日本伝統工芸ー若手刀匠編
11月
23日
研ぎ上りで、拵や柄から外されて刀身だけになって置かれている刀を作法も知らない若造の私が、手に持って鑑賞(?)する機会を持てました。その時に身体中に電気のようなものが走る感動を覚えています。これが武器?それ以上に荘厳というか凛としたというか何とも言えない美しさに惹かれました。
その後に庭先で披露された試斬も見学。少林寺拳法を始めたばかりの頃でしたが、いつか居合も習ってみたいなぁと漠然と思ったことを覚えています。居合を始めたのは40歳過ぎてから。その経緯はまた別の機会として、再び日本刀に出会うのがなんとシアトルでした。(中略)として、そこで知ったのが伝統工芸の存続の危機! 若手職人が生活できない状況でこれから多くの工芸品の伝承が消滅していくだろうという危機的な状況を日本刀然り、通じて知ることでその分岐点に生きる世代として何が出来るだろう?と自問自答。
だったら黒船作ろう!若手を支えて海外に訴求しようと思いブログなどで文化風習など紹介したり、シアトルでイベント開催始めたのがもう5年以上前でしょうか。そして、地道にSNSなども通じてネットワーキング。日本に戻る機会に実際に会いに行ったりして牛歩のごとくですが、会ってなんぼの世界で自分のそうした考え、情熱を語ってきました。
今回は、北九州の博物館であった日本刀展に足を運ぶ時間が出来て、二人の若手刀匠に会ってきました。これから彼らと何が出来るかというか、何を共創していけるかが楽しみです。
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木村兼光ブログ
小宮國天ブログ