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家で勉強ができない子どもが増えています。その原因の一つはご家庭にあるようです。勉強をしているとすぐに口をはさまれる、なかなか勉強に集中できない、誘惑するものがたくさんあるなど。物が豊富な時代です。きっと机の周りには勉強道具以外の物の方がたくさんなのでしょう。 またお母さんも、ついわが子が勉強をして...
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最近、頭の切り替えが遅くなってきたことをひしひしと感じるようになりました。授業に入ってもなかなかその教科のモードに入れず、普段なら簡単に解けるはずの問題の説明にも四苦八苦するありさまです。でも10分もたつと何でもない内容の問題であったことに気が付くといった具合です。 以前、女子校の最難関校である桜...
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よくお母さんと話をしていると、「側にいるので話せません」とか、「子どものいない時間に連絡をください」と言われることがあります。しかし、これにはなんとも悲しい響きがあります。もちろん子ども達が直接そんなことを耳にしたらと考えると不安に襲われます。 そう考えると親子のコミュニケーションはとても大切なこ...
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受験は子どもにとっても親にとっても一大イベントです。だからこそ、私たち大人は何ができるかといえば、それは決してプレッシャーを与えたり、たくさんの勉強を負荷することではないと思います。 いかに普段通り平常心で受験を迎えられるか、そして思う存分 悔いの残らない受験ができるように見守ってあげることだと思います。 黙っていても無言のプレッシャーを感じるものです。大人の表情や仕草、そして発言をとても冷静に見ています。心から「大丈夫」と言ってあげましょう。 ラッコ横山...
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私立の子ども達も新学期が始まりました。学年末の3ヶ月間です。そして、中学受験・高校受験・大学受験と全国が受験一色になる3ヶ月がやってきました。 【合格】にあやかったクッズもたくさん店頭に出始めました。「きっと勝つ」、「かなえるコーン」、「入れる門」、「ごーかっく」など本当によく考えてくれています。...
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2008年の箱根マラソンは正月から波乱の幕開けとなりました。前回の覇者 順天堂大学がまさかの往路途中棄権という事態に襲われました。いったい誰が予想したでしょうか。しかも、同日に二人続けての足の痙攣というまれに見る光景でした。いかに大きなプレッシャーが選手達を襲ったか、その重さにつぶれた瞬間を目の当たりにしました。早速、子ども達に話しをしたところ、誰もがまさかという顔をし、一瞬時間が止まりました。油断はなかったと思いますが、2年続けて王者を守ることの難しさでしょうか。その点で、守るより挑むチャレンジャー優位という考えも理解ができました。中学受験は12歳の受験です。まさに追いかける者の精神的なゆ...
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毎年恒例の6年生を連れての初詣に行きました。今年は卒業生の中1の生徒もかけつけてくれました。普段は元気な子ども達も神社に参拝するときは心なしか神妙な表情です。きっと徐々に合格したい思いが強くなっているのでしょう。心の奥では「合格させてください!」と願っていたのでしょうか。参拝が済んでもなかなか帰ろうとしないところに子ども達の祈る思いが表れています。 今月はいかに「平常心」でいられるか、親が試されるひと月です。子ども達は一心不乱に目の前の勉強に集中すればよいのですが、親の方は何をしてあげたらよいのか迷います。たとえどんなことがあっても狼狽しない心構えが大切です。そのためにもご自身の時間を保ち、...
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あけまして、おめでとうございます。皆様にとりまして幸多き年でありますよう、心からお祈り申し上げます。 毎年元日を迎え、今年はどんな年になるのだろう、どんな年にしようかななどと考えるのですが、結局は目前にせまった中学入試のことが気になり、あと1ヵ月どう指導していこうかということに行き着いてしまいます。 親の期待が子を伸ばすといいます。それは、子供達が親の期待に応えようとがんばるからです。中学入試の場合には特にこの傾向が強く、ほとんどの子供達が自分の希望というよりもむしろ親の希望に沿ってけん命に受験勉強に取り組んでいるのです。でも、もしこの期待が大きすぎて、どんなに努力してもその期待に応えられな...
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亥年が暮れていきます。たくさんの方々との出会いがありました。子どもたちの笑顔と、信頼してくださるご父兄、同僚に囲まれた一年でした。お店では売っていない、お金では買えないかけがえのないものに囲まれた一年を深く感謝しています。本門寺の除夜の鐘がもうすぐ聞こえてきます。皆様の幸せ多き一年を祈りつつ、来る年...
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冬期講習が連日熱い展開が繰り広げられています。特に受験学年の健闘が光ります。朝早くから夜まで、ほぼ一日にわたって勉強に取り組んでいますが、ほんの数ヶ月前までは予想もできないほどの忍耐と集中力です。日に日に学力が身についていることも実感できます。そんな子ども達をしっかりと支えていきたいと思います。 ...