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前回は、独立するにあたり、中小企業の社長のお話を伺った際、「ニーズはある。私が提供できる価値(=ベネフィット)はありそうだ。」と、覚悟が決まったまでの話でした。その過程についてもう少し詳しくお話します。中小企業といえども、日本には360万社もありますから、お悩み事は千差万別。とはいえ、ほんのわずかな経営者のお話を伺っただけですが、何十年も事業を継続しているにも関わらず、・間接部門が手薄で、パッケージシステムを使用しているものの、システムがばらばらで極めて無駄が多い。手作業もかなりあり、しかもオペレーションが属人的になっている。・計数管理ができていないため、どんぶり勘定。数字が見える化されていな...
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長い会社員生活に終止符を打ち、独立(2021/6/1開業)をしてから間もなく1年になります。1年半前、私は会社員を続けるか、独立をするか相当迷っていました。私には、(65歳まで雇用が保証されている)夫がおり、二人の息子はすでに独立し、経済的な切羽詰まった事情があるわけではありませんでした。この先の人生何年生きられるかどうか、生涯現役でいたいかどうかは別にし、少なくとも、社会にも貢献せず、自己実現もしない人生は送りたくないという強い意思はもっていました。会社員であり続けることは、安定的な収入が確保できることや、仕事や人との関わりの中で新たな学びが得られるということでは大きな利点がありましたが、時...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。なんだか肌寒い日が続く。セッションもミーティングもオンラインが多く、コンサル業務も、ほぼパソコンに向き合いながら行う。運動不足を解消するためにも、毎日8000歩をゆるー-い目標に課している。桜が散って、いっせいに新緑が芽吹くこの時期が、一年の中でも一番好きな季節。若葉が萌えいづる躍動感。街路樹がとても豊かな街並みだから、白やピンクのハナミズキや八重桜がとても美しい。車が往来する道路から住宅街の脇道に入ると、塀越しに藤棚や淡い黄色のモッコウ薔薇が目に入る。地面に目を移すと色鮮やかなチューリップやパンジーが咲き誇っている。戦渦の...
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ある中小企業の管理職とのコーチングセッション。少し気落ちした表情が気になった。「実は、昨日、社長が直接私のところにきまして・・・・」「社長から、『最近、メンバーから、君が怖いので何とかしてほしいと、直談判が複数あってね。 思い当たる節があるなら、行動や言動に気を付けるように。』と直接指摘されたんですよ。ショックでした。」気持ちをしっかり受け止め、話をじっくりお伺いするところからセッションが始まった。企業からコーチングの依頼を受けていることもあり、コーチである私は、事前に、社長から、この管理職の表情や言動を怖がって、数十名いる部下が毎日顔色を伺いながら仕事をしていること、問題はそこだけで、仕事の...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。このところ夏日が続き、桜の季節から一気に新録の季節になっているのを感じる。爽やかで心地いい季節だ。4月の転機を迎え、クライアントさんの中には「何かあったらどうしよう」「こんなことを言ったらどう思われるか心配だ」「私はこんな対応をしてしまうかもしれない」といった具合に、自分が想像した未来に、不安を抱き、それが増幅してしまい、お悩み相談になることがある。それらは、感じる必要のない不安であることが多い。誰もが未来を予測することはできないので、無防備でいれば、大きな痛手を被る可能性はあるだろうけど想定外のことが起こる確率は恐らくわず...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。日本は、バブルが崩壊し30年、この間国際競争力は下降の一途で、31位まで下落してしまった。その背景には、いろいろな要因があるには違いない。その一つに、PDCA一辺倒の経営だから、こうなってしまったのだという人もいる。PDCAとは、計画(Plan)し、実行(Do)して、検証(Check)して改善(Action)を繰り返すサイクルをいう。主に製造業の生産性を高めるために生み出された概念で、事前準備と計画を綿密にしてから、実行することを重視した、改善を目的とするものだ。このPDCAサイクルが健全に機能していたからこそ、日本製品は特...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。管理職の悩みによく登場するのは、反抗的なメンバーへの悩みだ。もちろん、それぞれのケースで背景や経緯は異なる。お話を伺うとほとんどの場合、急にそういった事象が勃発しているわけでもなく、結構、関係性がこじれて月日が経っている。新たにこの組織の管理職になったことによって、直面するはめになったということもあるし、どうしたらよいのかわからなく、ずっと悩みを抱えたままだったということもある。いずれにしろ、人間関係の課題が、組織として解決されてこなかったことは否めない。コーチングセッションを通じて、管理職の方々に、反抗的なメンバーの立場に...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。経営者の一番大きな仕事は、「決めること」だという。大企業であれば、いわゆる中間管理職が対応するようなことも、中小企業の経営者は日々決断し、次々に対処せざるを得ない現状がある。緊急なことに追われている。それにも関わらず、誰かに決断を委ねることができないことを数多く、広範囲に抱えている。エグゼクティブコーチングは、そういう時、ちょうど壁打ち的な役割を果たすことができる。問題を整理し、課題を明確にし、その上で、何のためにその決断を行うのか?行うと何が変わるのか?それは社長が本当に望んでいることなのか?コーチとの対話を通じて、経営者...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。このところ関東地方は暖かい日が続いていたので雨がそぼ降る今日の寒さは、身に堪える。この頃、仕事に追われている感があって、なかなかブログを書く気持ちに正直なれなかった。ブログを始める時、毎日書くことを自分に課しても課すだけ辛くなることがわかっていたので、2~3日に一回くらいというペースにしようと思っていた。最近はもっと間隔が空いている。そうなると、私の頭の中の真面目さんが、「おいおい さぼりすぎだぞ!」と囁いてくるのだ。そんなわけで、久しぶりにブログを書くことにした。昨年の夏か秋ごろから、私は毎日朝仏壇の前に腰を下ろしその時に...
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想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。今朝、コーチングを生業にしていらっしゃる方の講話を伺った。◆自分自身がこうなりたい、こうありたいという(いい意味での)エゴを持ち、それが、誰かのためになる(誰かに喜びをもたらす)こと◆自分がいろいろな人に支えられていることに感謝し、その恩を常に自覚し、忘れないこと◆いろいろなことがまだまだできていないと謙虚に自分に向き合い、できていないことを一つひとつ実践すること◆他人の評価軸ではなく、自分の評価軸をしっかりもつことこうすれば、何歳からでも、いつからでも自分を変えることはできますよ。というお話だった。決して簡単ではないと思う...