-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。コーチングのスキルの一つに、“フィードバック”がある。目的は、クライアントの気づきを促すことにあり、クライアントの話を聴いて、感じたこと、見えること、聞こえたことなど五感で捉えたことをそのまま伝えることが、フィードバックだ。「そのまま」という中に、忠告や批判や評価や強制は入らない。だから、相手の許可を得ることと、Iメッセージで伝えることが大事になる。テキストに書いてあるようなことを、そのまま記載しているようになっているが最近、このフィードバックのスキルには、相当高度なものが求められるなあと感じたので、ブログに書いてみることに...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるビジネスコーチの小川理恵です。中小企業に在籍する管理職とのコーチングセッションでの話。管轄する事務所に、ふらっとA役員が立ち寄ると、A役員は、必ず、事務所にいる社員ひとり一人に、挨拶だけでなく、「いつもありがとう。ご苦労様」といった声掛けをするという。自然に、当たり前にそうした対応をされるという。「B役員にも同じようにしてほしいのですよね。」とクライアントである管理職はおっしゃった。何が異なるのか?どう感じるのか?という問いに、「見てくれていると思うだけで単純に嬉しいし、安心するのですよ。」と管理職はおっしゃる。これは、“存在承認”の話だ。私もA役員のお...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。企業から請け負って管理職のコーチングも行っています。その中で、目の前の課題に対して、どう行動していくかという問いを投げかけると途端に、行動しない理由が次から次にでてきて、そればかりか、その話題を突如変えて、別の話題を話し出すという管理職にときどき遭遇します。コーチングを知らなかった時、そしてコーチングを試し始めた頃はそういうクライアント(部下や同僚も含む)さんに対し、私自身、「何 できない言い訳ばかりしているの??」と批判的になる自分がいました。他責にばかりしてしまう人にも、人の悪口ばかり言う人にも正直、心が穏やかになれない自分がい...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。最近、素直に“おかげさま”と思えることが多くなってきた。仕事が続けていられること、クライアントさんが継続してくださること、新たな仕事の依頼があること、新しいご縁ができること、何十年もお会いしてなかった人と再会し、楽しい時間を過ごせること、自分のことだけではなく家族によきご縁があること、家族がそれぞれ仕事で頑張っていられること。おかげさまと思う時は、不思議と自分の我や欲が出てこない時で、どこからかわからないけど、目に見えない何かで支えられているというか、何かをもたらされているそんな気がする。ふと、「おかげさま」の語源を調べたくなった。...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。クライアントの部下となるメンバーとの関係性が、コーチングセッションのテーマとなることは、すこぶる多い。例えば、メンバーのパフォーマンスが、期待に沿わない時にそのフォローアップのために結構な時間を割いているリーダー。部下のパフォーマンスが発揮できない理由は、慎重な性格と、なかなか人に仕事を振れない(囲い込む)性格にある。「部下に、どの仕事をどう人に振るか、具体的に指示をすればいいですね。」こんなやりとりがセッション中に行われる。それも一つの解決方法であるし、決して間違っているわけではない。仕事の経験が浅い場合は、指示が必要な時はある。...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。前職(会社員の時)の後輩から、新たな登用に合格したと今朝連絡があった。その後の成長を知らせてくれることを心から嬉しく思う。間髪入れずに、祝福の返信を送付した。私は、粗削りではあるけど、機会を与えると、凄く伸びる可能性があるなあという人材を見つけるのがわりに得意だ。結構、学生時代にやんちゃをしていたけど、何かのきっかけで自分を見直したにも関わらず、いわゆる学歴フィルターや就職氷河期でチャンスに恵まれなかった人でも素直さ、向上心の強さ、意識の高さ、リーダシップなどにキラリと光るものを見出すと私は、自分のできる範囲で機会を与え、例えば、思...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。「すぐ、無理って言うんです!」管理職やリーダーからの相談事でよくでてくるテーマだ。「なんでも無理」と言う心情を理解できず、すぐにその人に嫌悪感をいだいて、「普通じゃないですよね」と、コーチの私に同意を求める方もいらっしゃる。あるいは、もう少し冷静に、「少し考えればよいアイディアも浮かんでくるのに、 なぜ、『無理っ!』といって、それ以上考えるのをやめようとするんですかね。 どうしてなんだろう。よくわからん。」と、おっしゃる方もいらっしゃる。私は、コーチとして、クライアントさんに、「無理っ!」とつい言う人には、その人にその瞬間、何が起こ...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。息子は、二人とも独立しているので、普段顔を合わせることがない。オミクロンが猛威を振るう状況下ではあるものの、頼みたいことがお互いにあり、次男とお店で待ち合わせ、夕飯を共にした。「最近の仕事はどんな感じ?」から始まり、お互いの近況報告をし合った後、どこから話が脱線したのか・・・、「宗教と哲学はどう違うのか?」 なんてことも話題になり、話は拡がり、盛り上がる。昔から、わりと気軽に話ができる、母と息子の関係だった。これは、長男ともそうだし、次男ともそう。長男と次男も仲が良く、男の子ふたりで大変、という想いをしたことはあまりなかった。それで...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。立春です。暦の上では~ と枕詞を置きたくなるくらい、寒さは身に応えますが、大好きな春がすぐそこまで来ているのね と思うだけでちょっと気分は上がります。今日は、コーチングセッションでの再現ドラマの話をします。クライアントさんのテーマで、人間関係の悩みはよくあります。対話をした際のやりとりで、もやもやしていて、それがテーマになるようなケースです。そういう時は、再現ドラマがとても有効だなと感じます。クライアントさんの記憶にもよるのですが、対象となるお客様だったり、部下だったり、上司だったりいろいろありますが、その会話を再現してもらうと、悩...
-
想いを共にカタチにし、笑顔と未来を届けるコーチの小川理恵です。ご訪問ありがとうございます。コーチとして、クライアントに理想の姿について質問をする際、私は、よく、“最高の” とか “100%ハッピーな” とか “これまでにない”といった修飾語をあえてつけて質問をする。質問をされると、うーーーんと考えて話をし始める。例えば、“最高の”という修飾語がついているだけで、「とりあえず」の答えではなく、一段と高い基準での答えをひねり出してくださる。「最高の理想の姿ですよね。だったら、〇〇〇かな。」みたいな感じで。その時、表情にも言葉にも高揚感がみなぎるのを感じる。想いの基準が上がると、行動の基準も上がる。...